タマホームの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
創業して20年を迎えたタマホーム。アメリカとの住宅価格の差を実感した創業者の玉木康裕が、「良い家をより安く」という理念を立て創業しました。大手メーカーに比べ単価を抑え、その上で高品質の家を適正価格で提供することを強みとしています。
そんなタマホームは、やりがいを感じている社員が多いことが口コミからうかがえます。「顧客の夢を実現するため試行錯誤し、実際に建った家を見て笑顔で感謝の言葉をもらえた時に感動する」「顧客が来場してから、引き渡したのちまで関係を築けることが何よりも面白いところ」などといった声が多くありました。
一方で、「営業絶対主義のため、契約が取れない期間が続くと追い込まれる」「ノルマが厳しい」「残業も多く、休日でも顧客から電話がかかってきた時は対応しなければならない」「プライベートの時間を楽しむことはなかなかできない」といった厳しい環境を感じさせる声もあります。「お客様のために」という熱い情熱で前向きに取り組める人材が求められるでしょう。
タマホームは、多様化、複雑化している生活者のニーズに応え、顧客の暮らしを豊かにするためのサポートを続けることを目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチする人材であるかが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
タマホームの選考プロセスは、書類選考、面接(2回程)です。面接官は、一次面接が配属予定の店長、二次面接は支店長が担当することが多いようです。内定までの所要期間は1ヵ月程度です。穏やかな雰囲気の面接だったという声が多いですが、圧迫に感じたという面接経験者もいます。配属予定の店舗にて面接を行うため、面接官のタイプも様々なようです。どのような雰囲気であっても落ち着いて臨めるよう準備しておきましょう。
応募職種は、営業、工務、設計、ホームファインです。各職種において募集している地域が異なりますので、コーポレートサイトの採用ページにて確認するようにしましょう。またその他にも応募者に向けたトップメッセージや、社員インタビュー、各職種の業務内容等、詳細が記載されてますので、よく確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
タマホームの面接では、穏やかな雰囲気の中、オーソドックスな質問が多いです。しかし営業職においては、少し厳しい態度で面接を行うようです。これまでの営業経験について聞かれることが多いので、前職ではどのくらいの期間でどれだけ結果を出せたかなど、具体的な数字やエピソードをしっかり伝えられるよう準備しておきましょう。また「あなたに営業ができるとは思えない」など圧迫のように投げかけられることもありますので、自信をもってハッキリと実績を伝えるように心がけましょう。
技術的なことや知識を聞かれることもあるようで、角材寸法について、法務局での手続きなどに関して、現地調査でどこを見るか等々の確認があるようです。事前にコーポレートサイトなどで知識を得ることも重要ですが、未経験者は素直に知らない旨伝えつつ、それで終わることなく、積極的に聞く姿勢や、「知りたい」「学びたい」という姿勢を見せることも大切です。意欲的なことをしっかりアピールしましょう。
タマホームの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
タマホームの面接攻略法(面接対策)
■中期経営計画「タマステップ2021」を理解した上で自己分析をする
タマホームの面接を受ける上では、中期経営計画「タマステップ2021」を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。
中期経営計画
「タマステップ2021」
■基本方針
注文住宅着工棟数No.1を目指し、事業改革にて新たな事業の柱を構築する。
〜事業拡大により、2030年までに売上高1兆円を目指す〜
■基本戦略
1.注文住宅事業で各都道府県にてシェアNo.1を目指す
2.戸建て分譲事業の販売棟数拡大による収益力向上
3.リフォーム事業を新たな事業の柱として確立
4.変化に柔軟に対応できる人財の早期育成・人財確保の強化
タマステップ2021は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
「家」は、一生に何度もない大きな買い物となりますので、当然ですが、顧客の信用を得られることが非常に重要です。そのために、例えば家電の価格やサイズなど、顧客の役に立つことを地道に学び続けることが大切です。また日々変化するニーズにおいても、柔軟な対応力が必要となります。これまでの経験の中で、地道に努力を重ね、顧客から信頼を得ることができた等のエピソードを紹介すると良いでしょう。
コーポレートサイトの中途採用ページには、各職種の仕事内容等が記載されています。その中の求める人物像において、全ての職種に「キャリアアップに貪欲」「顧客の想いを理解し、実現に向け対応できるか」というような内容が盛り込まれています。常に向上心をもち、意欲的に業務を進められる、そして顧客に寄り添い「夢を実現する」ために挑戦を続けられる人材であるとアピールするようにしましょう。
顧客から絶対の信頼を得られるよう常に多くのことを吸収し、向上心をもち目標にむけて貪欲に挑戦を続けられる人材であるとアピールしましょう。
■「なぜタマホームに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
タマホームの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜタマホームか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、タマホームという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 三井ホーム株式会社
- 住友林業株式会社
- 株式会社一条工務店
タマホームの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、タマホームの採用面接を受ける前には、タマステップ2021に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「多様化、複雑化している生活者のニーズに応え、顧客の暮らしを豊かにするためのサポートを続ける」という社風を意識して、「顧客から絶対の信頼を得られるよう常に多くのことを吸収し、向上心をもち目標に向けて貪欲に挑戦を続けられる人材」であると印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
30代前半男性/営業【結果:入社】
40代前半男性/不動産専門職【結果:入社】
40代前半男性/施工管理【結果:最終面接で不採用】
40代前半男性/営業【結果:入社】
タマホームの採用面接に向けて
タマホームの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「多様化、複雑化している生活者のニーズに応え、顧客の暮らしを豊かにするためのサポートを続ける」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 「タマステップ2021」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜタマホームか」に対する回答を明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。