日本精工の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
1916年に創立した日本精工は、国内No.1シェアを誇り、身近な家電製品から自動車、新幹線、飛行機、宇宙ステーションまで、製品の円滑な働きを支えるベアリングの総合メーカーです。早くから海外進出も行っており、現在では世界でもトップクラスのシェアを誇ります。
そんな日本精工は、福利厚生、就労環境も整っており、安定した社風という声が多いです。社員間も一体感があり和気あいあいとした雰囲気のようで、年に一度の社内で開催されるお祭りに家族も参加でき、家族同士の交流も多い様子。
製品の使用場面が多岐にわたることから、「ありとあらゆる客先と繋がることができ、仕事に対して誇りを持てる」といった声も多く、高いモチベーションをもち取り組んでいる社員が多いようです。一方で「決まりきった仕事の進め方のため、退屈さを感じる」といった声もあります。安定した環境の中、コツコツとこなしていくタイプの人が好まれるといえるでしょう。
日本精工は、100年を超える歴史で培った技術力、生産力を通じて、全ての面で業界No.1のグローバル・エクセレントカンパニーを目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチした人材であるかが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
日本精工の選考プロセスは、基本的に書類選考・WEB適性検査→筆記テスト・部署面接→人事面接という流れのようです。終始和やかな面接だったという声が多いですが、なかには一次面接(部署面接)で圧迫に感じたという方もいますので、どのような面接官であっても落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。内定までの所要期間は概ね2週間から1ヵ月程度です。
日本精工の中途採用では、「研究開発・設計」「実験評価・解析」「IT・システム」「営業部門」「管理部門」にて募集を行っており、コーポレートサイトのキャリア採用ページに各部門ごとで詳細な職種の募集要項が記載されています。よく確認し、なぜその職種を希望するのか説明できるようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では、一般的な質問が多いですが、中には「○○についてプレゼンをしてください」といった指示があるようです。お題への理解力、論理的な説明で聞き手が理解しやすい内容であるかといったことが見られるポイントとなるでしょう。結論、理由、具体例を順序立てて話し、その中でオリジナリティや自己PRを交えて伝えることができると良いでしょう。
また海外勤務もあるため、「英語の習得をする意欲はありますか?」「英語はどのくらいできますか?」「海外旅行で行ってみたいところはありますか?」などの質問も多いようです。海外勤務や海外の方との仕事経験がある方はエピソードを交えながら積極的にアピールしましょう。また海外旅行の経験が多い方も、その時の出来事やその国で感じたことなどをどう仕事で活かすことができるか伝えることで、アピールに繋がるでしょう。
日本精工の面接攻略法(面接対策)
■第6次中期経営計画を理解した上で自己分析をする
日本精工の面接を受ける上では、第6次中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略は以下のようなものがあります。
中期経営計画は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
日本精工は、次の100年に向けて新しいことに挑戦することを目標としています。例えば鉄道車両において、乗り心地向上と高速化に対応する製品開発を行い、自動車においては、自動運転時代を見据え、車の新しい動きを作り出すことを目指しています。現状に満足することなく、常に新しいものを創ろうという意欲的な人材が求められるでしょう。これまでの経験から、社会ニーズそして未来を見据えて挑戦してきたことなどがあればエピソードとして紹介すると良いでしょう。
また海外においても高いシェア率を誇る日本精工なので、これまでの経験から、グローバルな感覚でそれぞれの地域の特性を理解し、研究・生産・販売を行える力、海外でのコミュニケーション力も兼ね備えていることをアピールできると良いでしょう。
幅広い分野で「新しい動き」を創り出すことに意欲的であり、グローバルな見解を持ち合わせた人材であるとアピールしましょう。
■「なぜ日本精工に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
日本精工の面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜ日本精工か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、日本精工という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 日本エスケイエフ株式会社(本部はスウェーデン)
- NTN株式会社
- 株式会社ジェイテクト
日本精工の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように日本精工の採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「100年を超える歴史で培った技術力、生産力を通じて、全ての面で業界No.1のグローバル・エクセレントカンパニーを目指す」という社風を意識して、「幅広い分野で『新しい動き』を創り出すことに意欲的であり、グローバルな見解を持ち合わせた人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
20代前半男性/研究開発【結果:二次面接を辞退】
20代後半男性/技術関連職【結果:入社】
20代後半男性/研究開発【結果:入社】
20代後半女性/カウンターセールス【結果:最終面接で不採用】
日本精工の採用面接に向けて
日本精工の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「100年を超える歴史で培った技術力、生産力を通じて、全ての面で業界No.1のグローバル・エクセレントカンパニーを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 日本精工の中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ日本精工か」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。