【面接対策】持田製薬の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】持田製薬の中途採用面接では何を聞かれるのか

循環器、産婦人科、皮膚科等を中心に研究・開発を行っている持田製薬への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


持田製薬の採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

1913年に創業した持田製薬。高脂血症治療薬「エパデール」の臨床試験は、8年という歳月をかけ大規模に実施し業界でも異例の取り組みとなりました。現在では「循環器科」「産婦人科」「皮膚科」「消化器科」「精神科」に注力し研究開発をしています。

そんな持田製薬は、良くも悪くも内資系特有の風土が強い企業のようです。「優しく良い人が多く、のんびりとした雰囲気」「飛躍を望まなければとても良い企業」「年功序列が根強く、若手が活躍するまで時間がかかる」「バリバリ働いて早く評価されたい人には物足りない」などといった声が多いです。

また薬品に関しては、「導入品の開発が多いので、インパクトのある薬剤の開発は期待できない」「副作用が少なく良い薬も多いが、効き目もマイルドなものが多く、外資系の薬のように切れ味するどいものは少ないように思う」などといった声もあり、企業の課題といえるでしょう。MRにおいては、「大手と違い会社の力で薬を売るということは難しいため、自分の営業力を磨くことが重要」といった声もあり、日々自己研鑽を行い、自らを高めていきたいという向上心のある人材が求められるでしょう。

持田製薬は、地道・真面目・誠実さで、医療の客観性や倫理性向上のために取り組むことを目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチする人材であるかが見極められるでしょう。

選考は何次まで?

持田製薬の選考プロセスは、書類選考、面接(2回程)という流れが多いでようです。一次面接は、人事部と応募部署の所長支店長クラス、二次面接は役員クラスが面接官を担当するようです。面接経験者の口コミのなかには、圧迫面接だったという声もありますので、どのような面接官であっても落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。内定までの所要期間は数週間から1ヵ月ほどです。

職種は、「MR職」「研究職」「医薬開発職」「生産技術職」「ヘルスケア開発職」があります。持田製薬グループの採用サイトに各職種についての記載や社員インタビューなどが掲載されてますので、事前に確認しておきましょう。

面接内容の傾向は?

面接では、特にMR職においてはストレス耐性があるかが確認されるようです。そのため圧迫に感じたという面接経験者の声もあります。これまで接客や営業などの経験がある方は、その時理不尽に感じたことや意見が通らなかったことなどをどのように解決していったかエピソードを交えて紹介できると良いでしょう。

また業界全体でみても新薬がなかなか出てこないという状況もあるため、「売れない商品をどうやって売るか」といった質問もあるようです。自身の営業力や熱意をみていると思われるので、営業をする上での創意工夫やなんとしてでも売るという意気込みなどをしっかり語れるように準備しておきましょう。

その他ジェネリック医薬品についてなど、業界全体のことを問う質問もあるようなので、近年の動向をしっかり把握しておくようにしましょう。

持田製薬の面接攻略法(面接対策)

持田製薬グループの「中期経営計画」を理解した上で自己分析をする

持田製薬の面接を受ける上では、持田製薬グループの中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。

出典:持田製薬グループ「コーポレートレポート2018」より

持田製薬グループの中期経営計画は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

MR職においては、医学のプロを相手に医薬のプロとして情報提供をする仕事のため、日々勉強する姿勢が大切です。そして多忙な医師の立場になって対応していくことも信頼を得る上で重要。これまでの経験から常に真摯に学び短時間であっても適確な情報提供を行える人材であると伝わるといいでしょう。

また薬の創製は、様々な制約のなか多くのステップを踏みたくさんの人と連携しながら取り組むことになります。前職の経験や研究の過程などから、周囲と協力し合いその中で自身の意見もしっかり伝えられるということをエピソード等を通じ紹介できると良いでしょう。

医薬のプロとして日々自己研鑽を行い、それぞれの意見を生かしつつ自らアクションを起こせる人材であるとアピールすることが大切です。

「なぜ持田製薬に転職したいのか」を語るための他社研究も忘れずに

持田製薬の面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜ持田製薬か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、持田製薬という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • 田辺三菱製薬株式会社
  • 大塚製薬株式会社
  • あすか製薬株式会社
  • 科研製薬株式会社

持田製薬の採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように持田製薬の採用面接を受ける前には、持田製薬グループの中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「地道・真面目・誠実さで、医療の客観性や倫理性向上のために取り組む」という社風を意識して、「医薬のプロとして日々自己研鑽を行い、それぞれの意見を生かしつつ自らアクションを起こせる人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

20代後半男性/MR【結果:入社】

質問

売れない商品をどう売るか

回答

新薬がなかなか出てこない中売れない商品をどう売るか売っていくか…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半女性/法務【結果:一次面接で不採用】

質問

1社目の退職理由を何度も聞かれました。

回答

正直に答えたのですが、退職理由には必ずネガティブな理由があるはず…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半男性/MR【結果:入社】

質問

ジェネリック医薬品に対しての印象をどう思いますか?

回答

患者負担を減らすことができ、国の膨張し続ける医療費を抑えるという…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半男性/MR【結果:一次面接で不採用】

質問

志望動機は?

回答

MRなら何でも良かったのだが、社風に惹かれましたと答えた。面接相手は…(口コミの続きとアドバイスを見る

持田製薬の採用面接に向けて

持田製薬の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「地道・真面目・誠実さで、医療の客観性や倫理性向上のために取り組む」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 持田製薬グループの中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ持田製薬か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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この記事の執筆者

大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。


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