アビームコンサルティングの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「等松・トウシュロス コンサルティング」として1981年に誕生したアビームコンサルティング。本社の東京をはじめ、世界に拠点をもつアジア発のグローバルコンサルティングファームです。事業内容も幅広く、戦略の立案から実際の設計、システムの導入まで一貫して手掛けているのが特徴といえます。また、クライアントの業界や領域も問わずほぼすべてに対応可能。このような点から「総合系コンサルティングファーム」と位置付けられています。
中でも「ERPパッケージ」のひとつである「SAP」の導入実績が豊富。SAP社とは20年にわたるパートナー関係にあり、導入を含めたコンサルティングサービスを展開しています。SAP認定コンサルタントとして活躍する有資格者も国内最多。口コミによると、そのほかのプロジェクトにおいても、ITやシステムに関する知識が非常に役立つといわれています。
つまり、多くのプロジェクトにおいて「ITやシステムに関する知識」が必要不可欠。そういった環境にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められることになるでしょう。
■選考は何次まで?
アビームコンサルティングの選考期間は約1か月。書類選考・適性検査・面接で構成されています。
面接回数は1回~3回が基本で、応募者によっては5回経験したのちに内定した人も。面接官は原則応募先の事業部社員(マネージャーや部長など主に役職者)が務めているようです。
募集職種は、コンサルタント職・スペシャリスト職・プランニング&オペレーション職(管理部門)の3つ。職種によって入社後の評価基準やキャリアパスも異なるため、ホームページで事前に確認しておくとよいでしょう。
基本的には担当領域と職種を選んで応募しますが、どの職種にエントリーすべきか不明な場合には「ポジションマッチング採用」があります。人事担当者が応募書類をもとに適切なポジションを選択したのち、通常の書類選考が行われる仕組みです。
■面接内容の傾向は?
面接は、「論理的思考ができるかどうか」「なぜコンサルティングファームで働きたいのか」を確認しているといえます。
質問内容は一般的なものがほとんどで、特段回答に困る質問はないようです。これまでのキャリアや業務内容についての質問は必ずあるので、分かりやすく説明できるよう整理しておくとよいでしょう。また「なぜコンサルティングファームで働きたいのか」や「コンサルタント職について」の理解を深めておくことが大切です。企業ホームページやキャリコネサイトなどで情報収集を行い、自身のキャリアや志向とリンクさせて伝えられるように準備しましょう。
そして社風で説明したように、ITコンサルティングに強みをもっている同社。IT関連のバックグラウンドがない場合を中心に、ケース面接を実施することもあるようです。日経新聞に掲載されている記事を例に、どういった狙いが想定できるか?あなたならどのような戦略をたてるか?など、与えられた情報から推測し論理的に回答することが求められます。
アビームコンサルティングの面接攻略法(面接対策)
■アビームコンサルティングの中期経営計画を理解した上で自己分析をする
アビームコンサルティングの面接を受ける上で、中期経営計画を理解しておくことが必要不可欠といえます。
なかでも注目すべき点は、2020年の実現に向けた中期経営計画における中途採用(経験者採用)の人数についてです。社員数を2016年時点の約4200名から、2020年にはグループ全体で7000名規模に増やす予定のため、年間最低300名の中途採用を計画。海外勤務者も現在の500名の2倍、1000名規模に増える見込みで、活躍の場はさらにグローバルになると予想されます。
このような規模拡大の時期は転職希望者にとって絶好のチャンス。面接では、「新たなチャレンジで会社を成長させていきたい・成長過程を体感したい」という想いや、「チャレンジできる環境に身を投じたい」という意気込みを伝えられるとよいでしょう。
■「なぜアビームコンサルティングに転職したいのか」の明確化には他社研究を
アビームコンサルティングの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、アビームコンサルティングという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- アクセンチュア株式会社
- デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
- PwCコンサルティング合同会社
アビームコンサルティングの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、アビームコンサルティングの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「ITやシステムに関する知識が活かせる環境」であると意識して、「新たなチャレンジを通じて、会社の成長に貢献したい意欲のある人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・男性/会計コンサルタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/コンサルタント] 【結果:二次面接を辞退】
[20代後半・女性/経営コンサルタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/経営コンサルタント] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/経営コンサルタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/経営コンサルタント] 【結果:入社】
アビームコンサルティングの採用面接に向けて
アビームコンサルティングの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「ITやシステムに関する知識が活かせる社風」を理解し、そのような環境にフィットする人材であることをアピールする。
- アビームコンサルティングの中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜアビームコンサルティングなのか」に対する答えを明確にしておく。
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