あずさ監査法人の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
世界153か国において、20万人規模でサービスを展開しているグローバルグループKPMG。その中で、KPMGジャパンに含まれる事務所は8つで、「監査」「税務」「アドバイザリー」という3つの分野をそれぞれ担っています。あずさ監査法人は主に、「監査」と「アドバイザリー」業務を通じて、クライアントの支援を行ってきました。KPMGジャパンにおいて最大規模の約6000人が在籍。そのうち、3000人以上が公認会計士、約1000人が会計士試験に合格した知識を活かし活躍しています。
今年2019年に設立50周年を迎えましたが、今日に至るまで合併を重ねてきたという背景があります。そのたびに経験や知識、組織風土が混ざり合い「個人を尊重し、多様な人材を受け入れる風通しの良い環境」になったといえるでしょう。そのため、ときには外資系企業のよう、またときには日系企業のような雰囲気と社内での感じ方もさまざま。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
あずさ監査法人の中途採用は、書類選考・適性検査・面接2~3回で構成されています。選考期間は約1か月ですが、早い人では1週間で内定に至ったケースも。また、小論文による選考が実施された例もあります。
口コミによると、面接官は各回2名程度、事業部のマネージャーやパートナーと呼ばれる現場の役職者が担うことが多いようです。しかし配属先の社員とは限らないため、実際に一緒に働くメンバーが気になる場合は確認してみるとよいでしょう。面接の雰囲気は和やかで、話しやすいと評判なので安心です。
募集職種は、主に公認会計士資格を保有する人を対象とした「会計監査業務」をはじめ、「コンサルタント」「エンジニア」「アドバイザリー」の4つ。東京・大阪など、それぞれ事務所ごとに募集しています。
■面接内容の傾向は?
面接では、「社風にマッチするか」と「論理的思考ができるか」を確認しているようです。
一般的な質問がメインで、特別変わった質問は少ないといえます。事前にホームページに掲載されている「オフィスツアー」や「メンバー紹介」、キャリコネの口コミなどから、会社理解を深めるとよいでしょう。
また、個人のスキルも重要視される業界なだけに、中途入社であっても新入社員と同様に10年育成プランを採用。個人の成長を支援し、プロフェッショナルな人材を育成する体制・環境を整えています。つまり、面接においても「学び続ける人材かどうか」見極められることになるでしょう。そのため実際に取り組んでいる内容、学ぶに至った背景などをエピソードを交え分かりやすく説明することが大切です。さらに、海外研修や海外赴任を希望する方は、英語など語学力をしっかりとアピールしましょう。
あずさ監査法人の面接攻略法(面接対策)
■あずさ監査法人の中期経営計画を理解した上で自己分析をする
あずさ監査法人の面接を受ける上で、中期経営計画を理解しておくことが必要不可欠です。
あずさ監査法人を含むKPMGジャパンは、2016年に4カ年の中期経営計画を策定。2020年の実現を目指し、各国のKPMGファームと連携しながら取り組んでいます。
上記の画像に記載されているように、掲げている戦略は「品質・人材・組織」3つ。これらを通じて、「常に選ばれる存在」となることを意味する「The Clear Choice」を目指します。
まず「品質戦略」としては、IT技術と高い専門性を活用。業務を通じてクライアント企業はもちろん、社会全体に対しても価値を高める努力を欠かさないと宣言しています。つづいて、クライアントの幅広い課題に対し、世界レベルの総合力でサポートする「組織戦略」。そして「人材戦略」は、採用から入社後の人材育成、さらには働きやすい職場環境となるよう制度改革などを行っているのが特徴です。優秀な人材を採用するためのインターンシップの導入、プロフェッショナル人材を育成するための研修プログラムの充実、働き方改革を通じてさまざまなライフステージにおいても活躍できる環境を整備しています。
つまり面接では、「一緒に働く人々やクライアントから、選ばれる存在になるためになにができるのか」をエピソードを交え伝えることが大切です。また、高い専門性が求められる業界のため、「専門性をどのように活かせるのか・活かしたいのか」という点についても、しっかり触れるようにしましょう。
■「なぜあずさ監査法人に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
あずさ監査法人の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、あずさ監査法人という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- EY新日本有限責任監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
- PwCあらた有限責任監査法人
あずさ監査法人の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、あずさ監査法人の採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「個人を尊重し、多様な人材を受け入れる風通しの良い環境」であることを意識して、「一緒に働く人々やクライアントから選ばれるために学び続ける意欲のある人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下では面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代後半・男性/会計コンサルタント] 【結果:入社】
[20代前半・男性/システムアナリスト] 【結果:三次面接を辞退】
[30代前半・男性/管理関連職] 【結果:一次面接で不採用】
[女性/その他] 【結果:内定を辞退】
あずさ監査法人の採用面接に向けて
あずさ監査法人の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「個人を尊重し、多様な人材を受け入れる風通しの良い組織」という社風を理解し、それに合致した行動がとれる人材であることをアピールする。
- あずさ監査法人の中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析を行い、 自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜあずさ監査法人なのか」に対する答えを明確にしておく。
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