【面接対策】クックパッドの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】クックパッドの中途採用面接では何を聞かれるのか

WEB料理レシピの配信を中心としたサービスを運営する、クックパッドへの転職。中途採用の面接では、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策して転職を成功させましょう。


クックパッドの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

料理レシピのWEB投稿サービスにおいて、国内月間利用者数No,1を誇るクックパッド。料理レシピのWEB投稿・検索だけではなく、動画配信やレシピ書籍の出版なども手掛けています。他にも料理道具・料理系クラフト作品の購入ができる「Komerco」、生鮮食品ネットスーパーを展開する「クックパッドマート」、料理に特化した学習アプリを発信する「たべドリ」など、料理を通じて幅広いサイト・アプリの運営を行っています。

そんなクックパッドは、年功序列が一切なく社員の「やってみたい!」という思いに対して寛容な企業です。社内は上司・部下関係なく意見を出し合える風土がみられるとか。しかしその分自分の提案には、しっかりとしたロジックの組み立てや最後までやりきる責任感と実行力が求められます。

また、社内の育休取得率は高く、女性が働きやすい環境が整っているという口コミが多数みられます。産休・育休から復職する社員も多く、中には1ヶ月ほどの育休を取得した男性社員もいるそうです。残業や休日出勤についても制限が設けられており、プライベートとの両立をはかりやすい企業と言えそうです。

一方で、主軸事業のレシピ配信サービス以外は大きな成功がみられないという不安の声も。主軸事業においても新規参入の企業が増える中で、今後どのように消費者のニーズを掴み同社にとって有益な事業戦略を描くのか期待がかかるところです。

クックパッドのキャリア採用では、「料理」を軸としたあらゆるプロジェクトにロジックを立てて挑戦する社風とフィットする人材かどうかを見極められます。

選考は何次まで?

クックパッドのキャリア採用については、コーポレートサイト上に詳細に記載されており、積極的に採用をしていることがうかがえます。選考プロセスは「エントリー」⇒「適性検査」⇒「面接(2~3回程度)」⇒「内定」です。

同社はコーポレートサイトの採用ページからもエントリーが可能です。応募の際に希望の職種を選択し、応募職種に沿って選考が進んでいきます。どの職種が自分の職歴や経験にマッチするのか、強く興味を抱く職種はどれなのか、応募前にしっかりと吟味しましょう。

面接内容の傾向は?

クックパッドの選考では、「入社後、何をしたいのか」「具体的なアクションイメージを描けているのか」など入社後のキャリアプランについて細かく質問されます。面接に備え入社後のイメージやアクションを、経験やキャリアに基づきシナリオ設計しておく必要があります。

選考全体を通じて非常にロジカルな回答が求められることもあり、コーポレートサイトに記載されているIR情報や社員インタビュー、企業理念などは必ず目を通し自分なりに咀嚼しておきましょう。また、上記から想定される質問への回答は、深堀されても問題ないように準備しておくことをオススメします。

クックパッドの面接攻略法(面接対策)

クックパッドの経営戦略を理解した上で自己分析をする

クックパッドの面接を受ける上では、最新の決算説明会資料を読み込んでおくことが不可欠です。執筆時の最新版である決算説明会資料(2019年12月期)では下図のような「成長基盤創り」のイメージを描いています。

出典:クックパッドのサイトより

決算説明会資料(2019年12月期)では2017年からの10年、サービス開発・ユーザーベース獲得・ブランド構築に積極的に投資リソースを割き、 さらなる企業成長に向けて事業基盤創りに再度注力することを最大ミッションに掲げています。

そのため下記の国内新規事業への注力・海外事業の推進・採用の強化は、同社のミッション達成に欠かせない戦略といえるでしょう。

出典:クックパッドのサイトより

この3つの戦略は同社にとって新しいチャレンジでもあります。そのためキャリア採用では、新規事業のノウハウをもった人材が強く求められていることがうかがえます。 面接ではIR情報を読み込み、クックパッドが注力している新規事業やサービスを分析し、自分の経験がどう活かされるのかを自己PRに落とし込みましょう。

「なぜクックパッドに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

クックパッドの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜクックパッドか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「料理や食が好きか」「やりたいことに対して明確なビジョンを描けるのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といったもので、「本当に当社のことを理解しているのか」ということも併せて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、クックパッドという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい他社の研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • dely株式会社
  • 株式会社エブリー
  • 楽天株式会社

クックパッドの採用面接で実際に聞かれた質問内容

クックパッドの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。「料理」を軸としたあらゆるプロジェクトにロジックを立てて挑戦する社風を意識して、時代やユーザーの変化に対応し、料理に関する情報を通じて顧客ニーズに応えられる人材だと印象付けられるよう、具体的な行動やエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかり考えながら面接対策をしておきましょう。

30代前半男性/人事【結果:2次面接を辞退】

質問

最近の世の中の名トレンドについて

回答

フラッシュマーケのはやりについて述べた。…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半男性/プロジェクトリーダー【結果:3次面接を辞退】

質問

得意な料理は何か?

回答

食をテーマにしている会社だったので、…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半男性/経営企画【結果:1次面接で不採用】

質問

入社後、事業開発に携わった場合のビジネスアイデア

回答

ある程度は想定しており、それをベースに答えた…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半女性/マーケティング【結果:1次面接で不採用】

質問

入社した際に価値として何を返してもらえるか。

回答

現職で同じ業界での経験があったので、…(口コミの続きとアドバイスを見る

クックパッドの採用面接に向けて

クックパッドの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「料理」を軸としたあらゆるプロジェクトにロジックを立てて挑戦する社風を意識して、時代やユーザーの変化に対応し、料理に関する情報を通じて、顧客ニーズに応えられる人材であることを自分の言葉でアピールする。

  • 経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜクックパッドで働きたいのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかり準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

経営コンサルティング会社で採用コンサルやデータ分析を行いながらライターとして活動中。得意分野はスタッフ採用と教育。


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