あさひの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
1949年創業のあさひは、大型自転車専門店「サイクルベースあさひ」を全国に展開し、自転車の販売台数は全国No.1を誇ります。また販売だけではなく、自転車の企画・開発・物流・サイクリングガイド・サイクルツーリズム事業など自転車に関するさまざまな事業を行っています。
社員同士の仲が良くアットホームな雰囲気という声が多い同社。毎月リクリエーション費用が支給され、アルバイトも含め社員の親睦を深める機会が多々あるようです。また商品を社割で購入することもできるため、「自転車好きには絶好の環境」「自転車が趣味の社員が多い」と言った口コミも見受けらます。一方では、転勤がとても多いという口コミもあり、「家族との時間を大切にしたいと考える人には向かない」といった声もあります。
業務においては、「自身の修理・接客で顧客に喜んでもらえることでやりがいを感じる」といった声が多いようです。また「資格取得に向けた教育も手厚い」「年収は売上の成績だけではなく、業務に対する姿勢やコミュニケーション力といったものを総合的にみてくれるため、モチベーションを高く保てた」「改善提案などをした際、前向きに捉えてくれる社風。実力があれば確実に評価してくれる」など、向上心をもち前向きに取り組める人材が活躍できる職場といえます。
同社は、「人間力」「商品力」「店舗力」の向上に取り組み、人材育成の充実、魅力ある商品開発などを進めることによって、自転車を利用する人々の「社会基盤=インフラ」となることを目指しています。面接でも、こういった姿勢にマッチする人材であるかどうかを見極められるので、意識するようにしましょう。
■選考は何次まで?
同社の選考は、書類選考、一次面接、二次面接という流れで、面接官は人事部、店長クラスや部長・役員クラスが担当することが多いようです。集団面接だったという口コミもあるので、どのような形式の面接でも落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。内定までの所要期間は、1週間から長くても4週間程です。
2020年3月現在、中途採用では店舗マネジメント職を募集しており、転勤ありの総合職と転勤なしの地域限定職があります。コーポレートサイトに、募集要項や応募者に対するメッセージなどが記載がされているので、事前によく確認するようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では一般的な質問が多いようです。ただし自転車に関する質問は多々あるようで、口コミには「自転車は好きか」といった質問をされたという声もあります。実際に入社すると、修理など覚えることもたくさんありますので、自転車への関心がどれだけ強いかというアピールをするようにしましょう。
また「店舗へは行ったことがあるか」との質問にも対応できるよう、なるべく面接前に最寄りの店舗へ足を運んでおきましょう。社員や店舗の様子、印象などを交えながら、入社後どのように貢献していきたいかを伝えることができれば、面接官への印象もよくなるはずです。
基本的に接客の仕事であるため、身だしなみやあいさつなどにもしっかりと気を配り、初対面の人にも好印象を与えられる人材であるとアピールすることも大切です。
あさひの面接攻略法(面接対策)
■あさひの中期経営計画「VISION2020〜NEXT STAGE〜」を理解した上で自己分析をする
面接を受けるにあたっては、中期経営計画「VISION2020〜NEXT STAGE〜」を理解し自己分析に落とし込むことが大切です。内容は以下となります。
あさひの中期経営計画「VISION2020〜NEXT STAGE〜」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響しています。しっかりと確認し、面接ではこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
同社では、ネットで注文、店舗で受取りができるといったオムニチャネルが実現し、時間や場所に制約を受けずに購入できるサービスを展開しています。近年、さまざまなデザインのキッズサイクル、ママ・パパが活用しやすい電動アシスト、趣味としても楽しめるスポーツサイクルなど、多彩な商品が開発されています。自転車は子どもから大人まで幅広い世代で利用されるため、世代ごとに求められる商品の特徴などを、時代の流れにそって理解しているかどうかがポイントとなるでしょう。常に時勢に合った新しい商品や販売方法を意識していることも大切です。
また、移動手段として日常的に利用する商品であるため、高い安全品質が求められます。店舗スタッフには商品を熟知している対応力と技術力の高さが要求されるでしょう。入社後は日々研鑽し、自主的に技術を習得する積極的な人材であることを、これまでの経験からエピソードを交えてアピールできると良いでしょう。
顧客一人ひとりに合わせた商品の提供や、安心と信頼を与えることのできる人材であることを積極的に伝えることが重要です。
■「なぜあさひに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
あさひの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜあさひか」というものがります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「入社後どのようなことをしたいのか」「それが当社にマッチするのか」「この人の経歴は当社でどう活かすことができるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も併せて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、あさひという企業についてしっかりと理解することが大切です。そのためには、競合となりやすい他社研究も忘れずに行いましょう。具体的には以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 株式会社大和
- エビス自転車株式会社
- イオンバイク株式会社
あさひの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このようにあさひの採用面接を受ける前には、中期経営計画「VISION2020〜NEXT STAGE〜」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。面接の場では「人材育成の充実、魅力ある商品開発などを進めることによって、自転車を利用する人々の『社会基盤=インフラ』となることを目指す」という社風を意識しましょう。そして「顧客一人ひとりに合わせた商品の提供や、安心と信頼を与えることのできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことをおすすめします。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、イメージをしっかりもち面接対策しておきましょう。
20代前半男性/販売スタッフ【結果:内定を辞退】
20代前半男性/技術関連職【結果:入社】
20代前半男性/ショップスタッフ【結果:入社】
あさひの採用面接に向けて
あさひの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「人材育成の充実、魅力ある商品開発などを進めることによって、自転車を利用する人々の『社会基盤=インフラ』となることを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールする。
- 中期経営計画「VISION2020〜NEXT STAGE〜」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜあさひか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。