MTGの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1996年の設立以来、独自のビジネスモデルをもとに美容ローラー「ReFa」やトレーニングギア「SIXPAD」など、革新的なブランドを創出してきたMTG。
創業社長の松下氏は、京セラ創業者・稲盛氏が経営哲学を教える「盛和塾」の塾生ということもあり、稲盛氏が重んじるフィロソフィーをもとに経営をおこなっています。そのため、企業理念「一人ひかる 皆ひかる 何もかもひかる」が経営の中心に据えられ、社員にも浸透しているといいます。口コミを見ると、「理念を実践することへの意識がとても高い」「“大きな善を成す”という考えが根付いており、軸を持って仕事に取り組めることがやりがいに繋がっている」といったコメントが目立ちます。
社風については「明るい」「体育会系」「挑戦を重んじる風土」などのキーワードで表現できます。社員が新たなチャレンジに向かって一致団結するほか、イベントや飲み会も盛んなようです。そうした社風を「ギラギラというより、さわやかでまっすぐ」と表現する社員もいます。また、社員は「さん付け」で呼び合う文化があり、「いい意味で日本の企業らしくない」という声もありました。
さらに、「若手にチャンスを与えている」「女性が非常に働きやすい職場」「中途社員もウェルカムな雰囲気」といった声も非常に多く、誰もがフラットに挑戦できる環境が整っていることがうかがえます。そうした環境が「自己成長を感じるとともに仕事の面白みも感じられる」という声につながっていると言えそうです。
誰もが挑戦できる明るい社風が特徴のMTG。面接では、同社の理念をしっかりと理解したうえ、こうした社風の中で、どんな挑戦をしていきたいのかを伝えられるとよいでしょう。
■選考は何次まで?
同社の選考フローは以下のとおりです。
応募→書類選考→面接・Webテスト→内定
面接は通常1〜2回ですが、さらに多いこともあります。応募から内定までの期間は通常2~3週間程度です。
2020年4月現在、「企画・マーケティング」「販売職・カスタマーサービス」で中途採用をおこなっていますので、コーポレートサイトより情報を確認してください。複数職種に同時に応募することもできます。面接はおもに名古屋、東京、大阪の各拠点でおこなわれますが、海外など遠隔地に居住している場合はオンラインによる面接が可能です。なお、希望する職種が募集されていない場合は、キャリア登録をしておけば定期的に採用情報を得ることができます。
■面接内容の傾向は?
前述のとおり、MTGでは企業理念をとても大切にしていますので、面接でも理念について聞かれることが多いようです。したがって、この理念が意味するところを事前に理解しておく必要があるでしょう。
また、口コミ情報に非常に多く寄せられている質問内容に「10段階で表すとどれくらい当社に入る気持ちがありますか?」というものがあります。面接経験者たちの回答はさまざまですが、入社への熱意をはかるバロメーターになることは間違いありませんので、よく考えたうえで回答する必要があります。併せて、その理由についてもしっかり伝えられるようにしておきましょう。「MTGで働く意欲と熱意を伝えることが重要」というアドバイスの声がありますので、参考にしてみてください。
MTGの面接攻略法(面接対策)
■MTGの経営方針を理解したうえで自己分析をする
同社の面接を受けるうえで、その事業の方向性を理解しておくことは不可欠です。ここでは、2020年9月期第1四半期決算資料から今後の経営方針を見ていきましょう。
MTGでは、成長の柱として美容器具「ReFa」・トレーニングギア「SIXPAD」・AIモーションマットレス「NEWPEACE」の3つのブランドを据え、全社成長をけん引していく方針です。
「ReFa」については、これまでの美容ローラーに加えて「BEAUTYTECH〜ドライヤー・アイロン〜」と「BEAUTY SHOWER」を新たな柱に据える考えです。現在、「BEAUTYTECH〜ドライヤー・アイロン〜」のシリーズ化に向けての開発も進んでいます。また、このブランドで第3の柱となる「ReFaシャワー」は、オンライン通販チャネルで好調に推移し、2019年12月に過去最高販売数を記録しました。2020年第3四半期には新モデルを発売する計画です。
「SIXPAD」については、Footシリーズのマーケティング投資をおこなうほか、家庭用EMS(筋電気刺激)ウェアの開発やEMSウェアを活用したサブスクリプション型のサービスを検討中です。
新ブランドとなる「NEWPEACE」では、2020年2月に百貨店を中心として販売を開始しました。2019年11月にオープンした「Beauty Connection Ginza」の地下1階を体感施設として活用し、主力ブランドに育てたい考えです。
面接にあたっては、こうした経営方針を理解し、自分の経歴やキャリアビジョンと照らし合わせる必要があります。そのうえで、どの領域で自分の経験やスキルを発揮することができるのかをアピールできるとよいでしょう。
■「なぜMTGに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
選考を通じて聞かれる質問のひとつに「なぜMTGなのか」というものがあります。面接官はこの質問により、「入社への熱意」「社風にフィットした人材か」「経営方針に合致した人材か」といった点を判断しています。
この質問に応えるためには、同社の事業内容や経営方針などを理解するとともに、競合他社についても情報収集をおこなわなければなりません。事業についてはもちろん、組織文化や風土、目指す姿にそれぞれ違いがあることがわかるでしょう。数多くの企業が存在するなかで、「なぜMTGを選ぶのか」について自信を持って語れるよう準備を進めてください。
- ヤーマン株式会社
- パナソニック株式会社
- 株式会社オークローンマーケティング
MTGの採用面接で実際に聞かれた質問内容
MTGが目指している方向性や、どういった人材が求められているのかが見えてきたのではないでしょうか。
設立以来、企業理念を大切にしながら、「ReFa」や「SIXPAD」など革新的なブランドを生み出してきたMTG。成長過程にある企業ということもあり、その社風は明るく活気があります。挑戦を重んじるフラットな風土ゆえに、自分のやる気次第で自己成長を実感できる機会が多いようです。その環境を最大限に生かし、会社とともに成長していく意欲があるかどうか、面接では見極められるでしょう。そうした点を意識したうえで、熱意をもって面接に臨んでください。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・男性/人事] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/商品管理] 【結果:二次面接で不採用】
[20代前半・女性/研究開発] 【結果:結果待ち】
[20代後半・男性/マーケティング] 【結果:一次面接で不採用】
MTGの採用面接に向けて
MTGの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「一人ひかる 皆ひかる 何もかもひかる」という企業理念を理解し、挑戦を重んじる社風の中でどんな挑戦をしていきたいのか、熱意をもって伝える。
- 今後の経営方針を理解し、これに沿った自己分析をおこない自己PRにつなげる。
- 競合他社についても情報収集し、「なぜMTGなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかり準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。