ボルテージの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
携帯公式サイトやスマホ向けにコンテンツ配信をおこなうボルテージ。恋愛シミュレーションゲームの先駆者であり、女性向け恋愛ドラマアプリなど、ストーリー性のあるコンテンツを強みとしています。これまで、100本以上のオリジナル物語をつくり、ゲームアプリや映像として提供してきました。
ターゲット層が女性であることから、社員の女性率は6割を越えています。口コミには、「女性が働きやすい」「女性が役職に就くことも可能」「さまざまなキャリアのモデルになるような女性社員がいる」というコメントが並び、女性の活躍の場はとても多いようです。実際に、女性の管理職比率は44%(2018年度末)と、政府目標の30%を大きく上回っています。
また、「若手でも裁量が多く、多岐に渡る業務に携われるのはとてもチャレンジング」「優れたアイデア、提案に関しては積極的に取りいれられる環境」という口コミからは、個々人の成長が期待できる職場環境であることがうかがえます。さらに、ユーザーの声をダイレクトに受けとれることが、やりがいにつながっているようです。
「和気あいあいと賑やかな雰囲気」である反面、「粛々とルーティンをこなしたい人にとっては、かなりつらい会社」「黙々と仕事をしたい人には向かない」という声もあります。
同社では、こうした活気ある社風の中で、成長を求めて積極的に行動できる人材が求められていると言えます。これまでにプロジェクトを動かした経験や独自のアイデアを提案した経験などを、しっかりアピールしたいところです。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトに選考フローについての記載はありませんが、口コミ情報によると、書類審査後に2〜3回程度の面接がおこなわれるようです。内定までの期間は1ヶ月程度の人が多くなっています。
2020年4月現在、「企画・制作」「システム」「管理」の領域で複数の職種の中途採用をおこなっています。また、経営幹部候補として、事業リーダー職も募集中です。詳細は同社の採用ページで確認してください。
なお、希望する職種で募集がおこなわれていない場合や、すぐに転職できない場合には、キャリア登録をすることで同社から中途採用に関する情報を受け取ることができます。こうした制度も利用してみるとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
基本的には、「これまでのキャリア」「前職での成果」「入社後にやりたいこと」「自己PR」といったオーソドックスな質問が中心となります。そのうえで、「ボルテージでどう貢献できるのか」が問われますので、この視点を持ちながら自己分析をおこなうことが重要です。
同社ならではの質問としては、「好きなエンタテイメント作品について」「好きな芸能人とデートするならどんなデートにするか」など、コンテンツ制作につながる発想力を問う内容も多くなっています。こうした質問に対しては、その理由を自分の言葉で明確に語れるように準備しておきましょう。面接経験者からは、「恋愛系のドラマや映画、漫画が好きだということも強みになるので、アピールしたほうが良い」というアドバイスもあります。
面接の雰囲気は和やかで、面接官は話しやすい雰囲気を作ってくれるようです。人柄やコミュニケーション力を見られる傾向にありますので、落ち着いて論理的な会話を心がけるとよいでしょう。
ボルテージの面接攻略法(面接対策)
■ボルテージの3年戦略を理解したうえで自己分析をする
面接を受ける前に、同社の3年戦略を理解しておきましょう。
ボルテージでは、当面の成長戦略として3年戦略を掲げています。その中で、「アプリ進化戦略」「ファンダム戦略※」「多角化戦略」の3つを基本戦略に据えています(※ファンダムとは、作品へのポジティブな深い感情的なつながりから生まれたファン文化)。
「アプリ進化戦略」では、物語アプリのさらなる進化を目指します。「ファンダム戦略」では、物語アプリとリアルイベントの融合により、同社グループのタイトルを消費するだけでなく、共感・応援するファン集団を形成します。また、「多角化戦略」は、物語ノウハウを電子書籍や映像などに展開し、多角化につなげるというものです。これらの戦略の遂行により、足元の黒字化と次の成長の実現を目指すとしています。
また、第三者割当増資による総額約6億円の資金調達により、現行タイトルのプロモーション増強や新規タイトルの育成・開発、電子書籍などの新分野に投資をおこなっていく方針です。
面接にあたっては、3年戦略の内容を理解し、自分のビジョンやスキルとマッチするかどうかに焦点をおいて自己分析をおこなう必要があります。
■「なぜボルテージに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
選考を通じて聞かれる質問のひとつに「なぜボルテージなのか」というものがあります。面接官はこの質問により、「入社への熱意」「社風にフィットした人材か」「成長戦略に合致した人材か」といった点を判断しています。
同社の事業内容や成長戦略などを理解するとともに、競合他社についても情報収集をおこなわなければなりません。それにより、事業についてはもちろん、組織文化や風土、目指す姿にそれぞれの違いがあることがわかるでしょう。競合他社が多数存在するなかで、「なぜボルテージを選ぶのか」についてを明快に語れるように準備を進めてください。
- 株式会社コロプラ
- 株式会社ドリコム
- KLab株式会社
- 株式会社アカツキ
ボルテージの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ボルテージが目指している方向性や、どういった人材が求められているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
女性や若い社員が多いボルテージは、明るく活気があり、チャレンジを歓迎する社風が特徴です。社歴の浅い社員であっても、良いアイデアや提案は受け入れられ、裁量を持った仕事をすることができます。こうした社風の中で、積極的にクリエイティブな仕事にチャレンジできる人材であることを伝えることが大切です。また、論理的な回答が求められますので、裏づけを明確にして話を展開するためのトレーニングをしておくとよいかもしれません。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/ゲームプランナー] 【結果:入社】
[20代前半・女性/システムエンジニア] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・女性/制作ディレクター] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/Web関連職] 【結果:一次面接で不採用】
ボルテージの採用面接に向けて
ボルテージの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 活気ある社風の中で、成長を求めて積極的に行動できる人材であることを、具体的な経験談を交えて伝える。
- 3年戦略を理解し、これに沿った自己分析をおこなって自己PRにつなげる。
- 競合他社についても情報収集をし、「なぜボルテージなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。