EY税理士法人の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
税務のプロフェッショナル集団として、企業の持続的な成長を税務面からサポートするEY税理士法人。税理士法人Big4の一角に数えられ、大手企業、外資系企業、金融機関などをクライアントに抱えます。こうしたクライアントを対象に、通常の会計事務所ではあまり扱わない、M&Aや組織再編、国際税務、移転価格といったサービスを中心に提供しているのが特徴です。
そのため、高度な税務を経験できる一方、働く側にも相応の能力・スキルとプロフェッショナルとして高みを目指す意欲が求められます。口コミには、「小規模の税理士事務所などでは経験できない仕事内容に携われる」「優秀な人間が多い」「これだけの人数の税理士と縁を持てる機会は、それだけで大きな財産」といったものが見られました。
プロフェッショナルとしての仕事はシビアであるものの、その社風は意外にもアットホームだといいます。「風通しの良い社風」「職場の雰囲気は和やか」といった口コミがそれを表しているでしょう。また、ダイバーシティに対する理解もすすんでおり、女性の活躍も目立ちます。チームメンバーに対しての敬意や配慮を欠かさない人が多く、自主性を尊重しながらもチームとしての成果を出すことにつながっているようです。
面接にあたっては、こうした社風を理解し、プロフェッショナルとして高みを目指せる人材であることを伝える必要があります。
■選考は何次まで?
選考プロセスに関する公式情報はありませんが、口コミ情報等によると、書類選考後に複数回の面接がおこなわれます。
2020年7月現在、数多くの職種・ポジションで中途採用を募集中です。いずれも高い専門性が要求されますので、事前にコーポレートサイトで応募条件等を確認しておきましょう。また、同社の案件を扱う転職エージェントもありますので、そうしたサービスを利用するのも一案です。キャリコネにも情報が掲載されていますので参考にしてみてください。
同法人では、中途採用希望者を対象とした説明会を定期開催しています。今年の予定はコーポレートサイトに掲載されていますので、希望する場合は事前申し込みをおこなってください。なお、現在は新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となっています。
■面接内容の傾向は?
志望動機や将来のビジョンといった質問を通じ、「税理士」としてのビジョンや価値基準が問われます。したがって、「どういう税理士になりたいのか」「税理士として社会にどう貢献したいのか」「税はどうあるべきか」といった点について、自分なりの考えを深堀りしておくことが大切です。美辞麗句を並べただけの回答は見抜かれますので、自分の言葉で語ると同時に、論理の一貫性にも注意を払いましょう。
また、英語で質問を受けたという口コミも見受けられました。職種やポジションによってはビジネスレベルの英語力が必要になりますので、自分のスキルレベルを確認しておきましょう。
最終的には、「一緒に働きたい」と思ってもらえることが大切です。自信を持って、これまでやってきたことを伝えるとともに、長時間の面接において集中力を切らさないような対策も必要でしょう。
EY税理士法人の面接攻略法(面接対策)
■EY税理士法人の理念を理解した上で自己分析をする
EY税理士法人の面接を受ける前に、グループとしての理念を理解しておきましょう。
同法人では、EYの理念である「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」に従いながら、クライアントが直面する課題の解決に取り組んでいます。それによって日本の税務をリードし、日本経済の発展に寄与したい考えです。
テクノロジーの進化やグローバル化の波といった外部環境の変化により、これまでに企業が構築した常識や優位性が通用しにくくなってきています。そうしたなか、環境変化に対する柔軟かつ迅速な対応こそが、企業の長期的な成長につながる施策だと言えるでしょう。このような変化への対応におけるスキームでは税務も複雑化するため、プロフェッショナルな存在がますます重要視されます。同法人では、最高レベルの税務アドバイスを提供するグローバルチームとともに、クライアントの経営課題を税務面からサポートし、税務コンサルティングを通じてクライアントのビジネスを成功に導く方針です。
面接にあたっては、EYの理念ならびに外部環境をしっかりと理解すると同時に、自分の専門分野を明らかにする必要があります。その上で、その専門性とスキルをどのような形で活かしていきたいのかを具体的に語れるよう準備をすすめてください。
■「なぜEY税理士法人に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
選考を通じて聞かれる質問のひとつに「なぜEY税理士法人なのか」というものがあります。面接官はこの質問により、「社風への理解」「理念への共感」「仕事に対する熱意」などを見極めます。
この質問に答えるためには、同法人について深く理解するだけでなく、競合についても情報収集をおこなわなければなりません。そうすることで、組織文化や風土、目指す姿にそれぞれ違いがあることがわかるでしょう。
特に、同法人とともにBig4と称される以下の法人との違いは、面接でもよく聞かれる点です。したがって、Big4については理解を深め、比較考量しておく必要があるでしょう。
- PwC税理士法人
- デロイト トーマツ税理士法人
- KPMG税理士法人
EY税理士法人の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通じて、EY税理士法人が目指している方向性や求めている人物像が見えてきたのではないでしょうか。
採用面接を受ける上での対策ポイントは、理念に基づいた自己分析と他社研究を踏まえた志望動機の整理です。実際の面接では、「税務のプロフェッショナルとして、クライアント企業をサポートし、日本経済の発展に貢献できる人材」だと印象付けられるよう、複数のエピソードを準備しておきましょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。面接対策の総仕上げとして、実際の面接に対するイメージをふくらませておきましょう。
[20代後半・男性/税理士] 【結果:入社】
[20代後半・男性/税理士] 【結果:入社】
[20代後半・男性/会計コンサルタント] 【結果:面接中止】
[20代後半・男性/会計関連職] 【結果:入社】
EY税理士法人の採用面接に向けて
EY税理士法人の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- チームメンバーに対するリスペクトを忘れず、プロフェッショナルとして高みを目指せる人材であることをアピールする。
- EYの理念を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜEY税理士法人なのか」に対する答えを明確にしておく。
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