栗田工業の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1949年の創業以来、一貫して産業における水処理をおこなってきた栗田工業。国内顧客数2万を超える安定基盤をもち、水と環境の問題にソリューションできる、水処理薬品、水処理装置、メンテナンス・サービスを通して、世界へと事業を展開しています。
そんな栗田工業の口コミから見えてくるのは、「責任感を持ち、粘り強く仕事熱心な人が協力し合って、仕事を成し遂げる」企業風土です。「仕事の仕方は自身に任される」「顧客が大手企業でレベルが高い装置を扱う」などの口コミが見受けられ、仕事の裁量と責任が大きいことがわかります。研究職や技術職においては残業が当たり前という風潮もあり、仕事にやりがいを感じて成果をあげたいという強い想いが必要といえそうです。
一方で、仲間意識が高く風通しが良い面もあり、コミュニケーションを通して仕事を進める雰囲気があり、ひとりで抱え込まず、協力を仰いで仕事を行うことができる環境です。また、研修制度の充実が図られ、人材育成にも力を入れています。年功序列ともいわれる中で、誰もがキャリアアップしていける可能性があるのは、安定企業の強みではないでしょうか。
さらに、口コミで目立っているのは、「給料が良い」「手当がしっかりしている」「有給休暇がきちんととれる」という声です。仕事の責任が大きい分、給与や休暇についてはカバーされており、ワークライフバランスを取ることができそうです。
採用面接では、「責任感を持ち、粘り強く仕事熱心な人が協力し合って、仕事を成し遂げる」社風を理解し、向上心をもって実績をあげられる人材であるかどうかが判断されます。企業研究と自己分析をおこない、準備を進めていきましょう。
■選考は何次まで?
中途採用の面接は2回程度、筆記試験もあるようです。面接官を担当するのは現場の社員や部長との口コミもあり、より具体的な話ができるよう準備が必要となるでしょう。
中途採用へは、エージェントや中途採用サイトから応募可能です。多くの基本情報のほかに、社員インタビューも掲載されていますので入社後のイメージづくりに役立ちます。応募前に、企業の採用ページで情報をしっかりと確認しておきましょう。
装置設計や社内SEといった業務担当者は、基礎知識のほかに、開発時から顧客との折衝能力も求められていますので、応募要項を確認しアピールポイントを整理しておくことをおすすめします。
採用情報を総合すると、個人の積極性やポテンシャルなどを重視する人事の可能性が高いといえるでしょう。個人の発想を大切にしている企業のため、柔軟な思考と、仕事への前向きな姿勢が必要です。エントリー時のレジュメのほかに、自己アピールをしっかりできるように準備しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
「なぜ、現職を辞めてうちを選んだのか」という質問を受けたという面接経験者からの口コミがありました。同社は、企業サイトの社長メッセージにも「水と環境の独創的価値の創造者を目指して」とあるように、独自の技術開発に重きを置いています。水資源問題や環境問題に携わる競合企業の中で、なぜ、栗田工業でなくてはならないのか。栗田工業でやりたいことは何なのか。他社ではなく、栗田工業を選んだ理由を具体的に言えるようにしておきましょう。
また、「将来どのような人になりたいか」といった質問もあったようです。人材育成にも力を入れている企業のため、ワークライフバランスを踏まえた人生設計とともに、キャリアアップやスキルアップといった計画も描いておくとよいでしょう。
栗田工業の面接攻略法(面接対策)
■栗田工業の企業理念と新中期経営計画MVP-22を理解した上で自己分析をする
栗田工業の面接を受ける上では、企業理念を理解することが必要です。企業理念は以下の3つで構成されています。
企業理念
“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する
1.水を通じて、社会との共通価値を創造することで、自然環境と人間社会の共存、共栄に貢献していく。
2.水の本質を深く、広く探究することによって、水の新しい機能、価値を生み出していく。
3.社員一人一人がお客様の視点に立ち、クリタ独自の技術、商品、サービスを駆使し、お客様の水と環境の課題解決に邁進していく。
同社は企業理念の実現のために、2018年4月に「MVP-22(Maximize Value Proposition 2022)」をスタートさせました。新企業ビジョンで掲げる「水と環境の独創的価値の創造者」として、イノベーションを維持し、さらなる水資源問題や産業においての問題への取り組みを行いたいとしています。さらには、「既存の事業領域を拡大・拡充するとともに、新たな収益の柱となる事業領域を創出する」とし、発展していくことを目標にしています。
社員にも、新しいことへの挑戦や、柔軟な思考による立案などが求められるようです。企業の成長に活かせる、自己を活かせる分野や専門・技術などを明確にし、アピールできるようにしておきましょう。
■「なぜ栗田工業に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
栗田工業の面接では、「なぜ栗田工業でなければならないのか」という質問が出されます。「栗田工業の特色を理解しているか」「企業理念に合う人材か」「熱意はどのくらいあるのか」などが判断されます。同じような仕事ができる他社ではなく、「栗田工業だからできる仕事」を明確にし、自分のポテンシャルと熱意が同社に沿うということを伝えられるようにしましょう。
他社研究をおこなうことで、同社の事業領域や他社との違いを知れば、自分の応募したい職種で「栗田工業だから実現できること」など具体的な回答が見つかるでしょう。
例として以下のような企業との違いを調べてみてください。
- オルガノ株式会社
- メタウォーター株式会社
- 株式会社片山化学工業研究所
栗田工業の採用面接で実際に聞かれた質問内容
同社が目指している方向性や求めている人物像などが、企業研究を通じて具体的に理解できたのではないでしょうか。
栗田工業は、熱意があり、自主的に仕事に取り組める人材が活躍する社風であり、周囲とのコミュニケーションをとって、協力していくことも重要だといえるでしょう。面接時にアピールするのが、「転職後は能力を活かしたい」という答えだけでは不足しているので、自分の人物像についても説明できるようにしておきましょう。
同社では人材育成にも注力しており、幅広いキャリアパスも用意されているようです。採用後、どのように成長し、キャリアを積みたいかなど具体的に話せるように準備が必要です。
[20代前半・男性/セールスエンジニア] 【結果:内定を辞退】
[30代前半・男性/建築設計] 【結果:一次面接で不採用】
[年代非公開/特許技術者] 【結果:二次を辞退】
栗田工業の採用面接に向けて
栗田工業の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「責任感を持ち、粘り強く仕事熱心な人が協力し合って、仕事を成し遂げる」社風であることを理解する。
- 企業理念と新企業ビジョンを理解し、それに沿った自己分析をおこない自己PRを考える。
- 競合他社についても研究し、「栗田工業でなければならない」答えを出しておく。
これらを参考に、面接当日は、落ち着いて面接官の質問に答えられるよう、企業研究をまとめて、自分の言葉で仕事への思いを伝えましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。