リソー教育の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
進学個別指導塾「TOMAS」や幼児教育「伸芽会」をはじめ、情操教育専門塾「プラスワン教育」、プロ家庭教師センター「名門会」などを運営するリソー教育。「すべては子どもたちの未来のために」を倫理憲章に掲げ、創業から一貫して完全1対1の進学個別指導を行なう塾業界のパイオニア的存在です。
生徒の成長を導くと同時に、「働く人の成長なくして企業の成長はあり得ない」とし、社員一人ひとりが誇りを持って仕事に取り組める会社を目指しています。特に公平人事においては口コミでも支持が多く、「がんばった人を見逃さない」という共通言語があり、学閥や派閥ではなく、仕事のプロセスと結果で公平に評価されます。成長意欲のある人が誇りをもって仕事に取り組めるオープンな社風と言えるでしょう。
また、同社の口コミには「子どもの未来を左右する受験に個別に関わっていくという大きな責任感がある仕事」「教師ではない形で広く教育に関わることができる」というように、企業理念に共感し生徒と自分の成長にやりがいを感じる人が多い印象です。採用面接では、子どもの指導に誇りをもち、仕事のプロセスと結果で評価されるという社風に馴染むかどうかがポイントになるでしょう。
■選考は何次まで?
キャリア採用は主に転職エージェント経由での募集がおこなわれています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、チェックしてみてください。
採用フローは書類選考→一次面接→説明会→二次面接(役員)→内定となるようです。説明会では仕事内容や給与システム、人事制度などの説明があります。応募から内定までは1ヶ月程度であるようです。採用フローについては各エージェントごとに異なる場合もあるので直接確認してください。
コーボレートサイトでは「TOMAS」、医学部受験の「メディックTOMAS」、英語の「インターTOMAS」、提携している小・中高校での学習指導「スクールTOMAS」において講師募集がありますが、雇用形態はアルバイトとなります。
■面接内容の傾向は?
コーポレート職の面接では「当社をどう思うか」「あなたにとってお金は仕事をする上で何番目に重要ですか?」「サービスで一番大切なことはなんですか?」など、論理性やコミュニケーション能力が問われるような質問もあるようです。
基本的には同社の理念に則りそれに通じる話を、過去の経験や思いとともにアピールできれば良いでしょう。教育という仕事へのやりがいや意欲はもちろん、これまでどのようなプロセスを踏みどんな成果を上げてきたのかを重点的にアピールしてください。
教育業界が未経験でも、前職での成果がどう活かされるか、具体的にリソー教育の経営にどのように貢献できるかを伝えると良いでしょう。自身が経験した受験勉強のエピソードなども効果的です。
リソー教育の面接攻略法(面接対策)
■リソー教育の中期経営計画を理解した上で自己分析をする
面接を受けるにあたっては、リソー教育グループの中期経営計画(2020 年2月期~2022 年2月期)を理解しておくことが必要です。
同グループは、企業競争力、企業体質の強化による持続的成長と企業価値向上に努めており、その結果、主力の「TOMAS」は、首都圏サテライト校戦略により校舎数が 83 校に達し、在籍生徒数が増加。また、「伸芽会」および新規事業である「伸芽'Sクラブ」の在籍生徒数にも大幅な成長がありました。既存事業、新規事業ともに伸びる立体的な収益構造となっています。同グループはこれを第2次ゴールデン成長期と位置づけ、さらなる持続的成長と企業価値向上に努めるとあります。売上高は24億円(2019年2月実績)から33億円(2022年2月)を目指しています。
この成長を続けるために掲げられている企業理念を十分に理解し、完全個別指導の推進や生徒一人ひとりの個性に合わせた学習カリキュラムの開発、質の高い教育サービスの基盤づくり、「三位一体教育」が推進できる教室づくりにどのように貢献していきたいかを積極的に伝えましょう。なお、企業理念は公式ホームページに詳しく書かれていますのでよく目を通してください。
「働く人の成長なくして企業の成長はあり得ない」という社風の通り、自分がどのように成長していきたいのかも大切なアピールポイントになります。
■「なぜリソー教育に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜリソー教育なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して「入社後どんな仕事をしたいのか」「それが当社にマッチするのか」「この人の経歴を当社でどう活かせるか」といった視点はもちろん、「本当に当社のことを理解しているか」といった部分を見極めます。
より優位に進めるためには、リソー教育という企業についてしっかり理解する必要があります。そのためには、顧客層などをふまえて競合となりやすい他社と比較、研究することも重要なポイントです。具体的には、個別指導塾分野において競合する以下のような企業について事前リサーチし、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。
- 株式会社東京個別指導学院
- 株式会社スプリックス
- 株式会社明光ネットワークジャパン
- 株式会社成学社
リソー教育の採用面接で実際に聞かれた質問内容
リソー教育独自の社風や目指している方向性を知ることで、同社がどのような人材を欲しがっているのかが分かってきたと思います。リソー教育の場合、「仕事のプロセスと結果にコミットし、生徒ともに自己成長できる成長意欲の高い人材」だと印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
企業研究だけでなく、実際に面接を経験した人たちの声を聞くことも大切です。いくつかの事例をご紹介しますので、これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/教務企画] 【結果:入社】
[30代前半・男性/教室長] 【結果:内定を辞退】
[40代前半・男性/教師・インストラクター] 【結果:入社】
リソー教育の採用面接に向けて
リソー教育の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「子どもの指導に誇りをもち、仕事のプロセスと結果で評価される社風」であることを理解し、成長意欲のある行動がとれる人材であることをアピールする。
- リソー教育グループの経営戦略(企業理念、中期経営計画など)を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜリソー教育なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉で堂々とアピールするよう心がけましょう。
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