アライドテレシスの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
アライドテレシスグループは、1987年にネットワーク機器メーカーとして日本で創業しました。社名の由来はラテン語で「Allied(連合・統合)・Telesis(前進)」。この言葉のどおり、全社員が一体となり、ともに考え行動し、自社とクライアントの事業を成長させていくことを目指しています。
同社は「ネットワークプロダクト」「ソリューション」「サポートサービス」の3つの事業を展開、変化の速いマーケットにおいて多様化するニーズに対応しています。インターネット黎明期からネットワーク事業で実績を上げ、常に「これまでの実績にとらわれず、新しいことにチャレンジする」ことが同社の社風です。
口コミに「細かい判断は個々に任されている」「自分で企画立案から予算管理まで行う。常に自己研鑽をしないと技術に乗り遅れる」とあるように、個人の裁量権が大きく、やる気があれば活躍の場が広がる環境のようです。一方で、特に営業職はインセンティブ制度のため、成果によって収入が大きく変わることも。成果主義に抵抗がある人は苦手意識をもってしまうかもしれませんが、成果を出せば性別や社歴を問わず管理職を目指せます。
■選考は何次まで?
2020年5月現在、コーポレートサイトには以下の職種で中途採用があります。
・コンサルティング営業
・プリセールスエンジニア/システムエンジニア
・アプリケーションエンジニア
・サービス基盤構築エンジニア
・サイバーセキュリティエンジニア など
転職エージェント経由でも募集があります。詳細はキャリコネの求人情報から確認してください。
コーポレートサイトに選考フローについての記載がありませんが、書類選考後、筆記試験と2回の面接があるようです。体験者の口コミによると、面接は人事部と配属予定部署の担当者であるとのこと。応募から1週間というスピード内定の人もいれば、およそ1ヶ月かかったという人もいます。応募する場合は選考フローについて事前に確認するとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
経験者の口コミによると、退職理由、応募動機、自分の強みや活かせるスキル、入社後どのようなキャリアを築きたいかなど、一般的な質問が多いようです。体験談には「面接はあなたが会社を選ぶ場所です」といった記載も見られ、対等に話せる雰囲気だったという感想もありました。
「これまでの実績にとらわれず、新しいことにチャレンジする」という社風にマッチした人材であることは、企業にも自分自身にとっても大切なことです。今までの実績やスキルだけではなく、同社でチャレンジしたいことを意欲的にアピールするとよいでしょう。
また、IT業界は技術やサービスの進化がめまぐるしいため、自主的に学び、常にキャッチアップする姿勢が不可欠です。「質問はないですか?」と企業側から問われることが多いようなので、仕事への取り組みかたや社内の雰囲気など、一歩踏み込んだことを聞いてみるのも良いかもしれません。コーポレートサイトには採用に関するQ&Aも掲載されています。事前にしっかりと目を通しておいてください。
アライドテレシスの面接攻略法(面接対策)
■アライドテレシスの経営方針を理解した上で自己分析をする
アライドテレシスグループは、「社会品質を創る。アライドテレシス」をコーポレートミッションとして掲げています。同グループが提供するネットワーク関連事業によって、世界中の人が安心して、いつでもどこでも快適に情報を利用できる豊かな社会の創出に貢献することを基本方針としています。
同グループは業績改善と持続的な事業拡大のため、次の4本の柱を基本戦略として経営を実践しています。
・ソリューションビジネスの推進
・社会ニーズに対応する研究開発の強化
・製品・サービスの高付加価値化
・グローバルオペレーションによる経営の効率化
同社は、エンドユーザーにはあまり認知されていないかもしれませんが、業界では製品の信頼性、パフォーマンス力、技術力、実績などから信用できる国内ネットワーク機器メーカーとして広く認知されている企業です。グローバル化も進み、世界24カ国、37拠点にまで成長。今後も業務拡大を目指す計画です。
また、2019年12月期 決算説明会資料によると、「医療」「公共」「⽂教分野」で好調な売上を達成していることがわかります。2020年12月期も、これらの分野において戦略的に提案を進めていく予定です。教育分野では文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」の実現においてワンストップサポートで最適な環境を、医療分野では安定した無線LAN環境を提案しています。
同社の動きをふまえ、自身がバリューを発揮できる分野や今後活躍していきたい分野を整理しておくとよいでしょう。
■「なぜアライドテレシスに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では、「同社をどのくらい理解しているか」「入社後に自分がやりたいことは何か」を論理的に伝えることが必要です。その中で、同社で活躍できる人材かどうかが見極められます。「なぜアライドなのか」を明確に言葉にできるようにしておきましょう。
たとえば、同じネットワーク機器分野で競合となる企業と比較して、製品・サービスの強み、弱みなどを洗い出してみるのも一案です。日本で創業されたネットワーク機器メーカーは数少ない中、なぜ同社がグローバル展開するまでに成長したかなどを研究してみると、新たな魅力に気づくかもしれません。以下に比較対象となる企業をあげますので、参考にしてみてください。
- シスコシステムズ合同会社
- 株式会社バッファロー
- ヤマハ株式会社
- 富士通株式会社
アライドテレシスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
アライドテレシスが目指している方向性や求める人材などが、企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。面接では「これまでの実績にとらわれず、新しいことにチャレンジする」人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/サポートエンジニア] 【結果:一次面接で不採用】
[30代後半・男性/営業企画] 【結果:入社】
[20代前半・男性/空調設備設計] 【結果:面接中止】
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:内定を辞退】
アライドテレシスの採用面接に向けて
アライドテレシスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「これまでの実績にとらわれず、新しいことにチャレンジする」社風であることを理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 経営方針ならびに2020年12月期の取り組みを理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜアライドテレシス か」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。