Jストリームの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
インターネット動画配信のパイオニアとして知られるJストリーム。1997年に創業し、動画配信のプラットフォームなどを提供する配信事業、コンテンツ制作やシステム開発をおこなう制作・システム開発事業、その他事業(動画eラーニング、コンテンツ保護、動画広告など)を展開しています。主力サービスである動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」をはじめ、動画配信システムをワンストップで提供できることが強みです。
経営メンバーにはリクルート出身者が多く、「当事者意識を持って成長を追求する」というリクルートのDNAが受け継がれているとのこと。四半期ごとのMVP表彰や通称「クリコン」と呼ばれる制作職が手がけた案件の社内コンペがあり、社歴に関わらず挑戦を歓迎する社風です。口コミには、「新卒入社した社員と転職してきた社員では出世、待遇などの差はなく、あくまでも個人の資質や能力を評価される」という声がありました。また、性別に関係なく活躍できるフィールドがあり、経営メンバーにも女性が参画しています。
創業から20年以上が経ち、かつての残業体質からの脱却が図られ、働き方も多様で柔軟になってきているようです。たとえば、フレックスタイムやテレワークのほか、副業を認める制度もあります。また、「さん付け」で呼び合う文化からは、風通しの良いの職場環境がうかがえるでしょう。
こうした社風にフィットするかどうかは雇用する側・される側双方にとって非常に重要なポイントです。入社後にギャップが生じてしまうことのないよう、しっかりと自己分析をおこなった上で面接に臨みましょう。
■選考は何次まで?
応募の際は、応募職種を明記の上、履歴書・職務経歴書を同社の採用担当宛にメールで送付します。その後、書類審査を経て、2回程度の面接がおこなわれるのが一般的な流れです。口コミには、適性検査を受検したという情報もありました。一次面接では現場のマネージャー・部長クラスが、二次面接では役員クラスが面接官を務めることが多いようです。また、多くの内定者が応募から1ヶ月以内に内定の連絡を受けています。
2020年5月現在、営業系・エンジニア系・ディレクター系の複数の職種で中途社員を募集中です。同社の案件を扱うエージェントもあるので、相談をしてみるのもよいでしょう。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。
■面接内容の傾向は?
口コミ情報によると、奇をてらった質問は少ないようです。「志望動機」や「これまでのキャリア」「それを生かしてどんな仕事をしたいのか」といったオーソドックスな質問が中心となります。同社の内定を勝ち取った先輩社員からは「志望動機をしっかりまとめておくことが重要」というアドバイスがありますので、自己分析と企業研究をしっかりとおこない、筋のとおった志望動機につなげましょう。
また、応募職種に求められる資質を持ちあわせているかという点も問われます。たとえば、エンジニアであれば、これまで経験した言語や特定の技術などについての質問が想定されるでしょう。営業であれば、コミュニケーション力やプレゼン力などを確認されることが考えられます。営業職で応募したという面接経験者は、「コミュニケーション力をあげるために、どのような努力をしていますか?」という質問を受けたとのこと。このような質問に対する回答では具体性が求められますので、どんな努力をしてきたのかを伝えられるエピソードを用意しておくとよいでしょう。
Jストリームの面接攻略法(面接対策)
■Jストリームの2020年度経営方針を理解した上で自己分析をする
Jストリームの面接を受ける前に、2020年度の経営方針から今後の方向性を理解しておきましょう。
同社は、2020年5月1日におこなわれた2019年度の決算説明会において、2020年度の経営方針を発表しました。そこで表明されたのは、「最先端の動画ソリューションを提供し、企業活動の支援を通じて社会の発展に貢献する」という経営ビジョンのもと、顧客のニーズを想像し、サービスの提供価値向上に注力するということです。
具体的には、放送局の環境や戦略変化に対して、放送同時配信や見逃し配信を中心にビジネスモデル変革を支援していく方針です。一方、一般企業によるインターネット動画の活用に関連する市場では、あらゆるシーンで企業のデジタル化を支援していきます。特に重視する市場として、環境変化の激しい医薬業界をあげ、医薬デジタルマーケティングへの転換を支援していく考えです。
また、今期のトピックとしては、新型コロナウイルス感染症の影響があります。新型コロナウイルス感染症対策として、企業ではネットを活用した情報提供・イベント・収録の機会が増えています。リモートワークやリモートスタディに対する需要増が見込まれる中、映像制作やライブ配信を企業が簡単におこなえるソリューションを提供していく構えです。
2020年度の経営方針をもとに今後の方向性を把握し、会社の成長に寄与できる人材であることをアピールしましょう。
■「なぜJストリームか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
中途採用面接にあたっては、「なぜJストリームか」という質問に対する回答を明確にしておくことが重要です。面接官は回答を通じて、「応募者はどのような仕事をしたいのか」「それはJストリームで実現可能なのか」ということに加え、「Jストリームのことをどれくらい理解しているのか」をあわせて確認しようとしています。同社の事業内容や特徴について知っておくことはもちろん、業界での位置づけも把握しておきたいものです。
そのためには、他社研究が不可欠となります。競合となりうる企業と比較しながら各社の事業規模や特徴をつかめば、同社の独自性やポジショニングがより鮮明に見えてくることでしょう。ここでは、同社に事業内容が近い4社をあげました。これを参考に他社研究を進めてみてください。
- フォー・フュージョン株式会社
- エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
- 株式会社Viibar
- 株式会社PLAY
Jストリームの採用面接で実際に聞かれた質問内容
社風や経営方針への理解を通じて、Jストリームが目指している方向性と求める人材像が見えてきたのではないでしょうか。
インターネット動画配信のパイオニアであるJストリーム。創業から20年以上が経ち、人々にとって動画配信はより一層身近な存在となりました。そうした環境の中、「最先端の動画ソリューションを提供し、企業活動の支援を通じて社会の発展に貢献する」という経営ビジョンのもと、顧客のニーズを想像し、サービスの提供価値を高めることにますます注力していく方針です。その実現に向けて、当事者意識を持って仕事に臨める人材であることを伝えるために、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、自分なりにシミュレーションしながら面接対策をおこなってください。
[20代後半・男性/企画営業] 【結果:入社】
[20代後半・男性/用地仕入] 【結果:入社】
[女性/経理] 【結果:入社】
Jストリームの採用面接に向けて
Jストリームの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 社歴に関わらず挑戦を歓迎する社風の中で、当事者意識を持って仕事に臨める人材であることをアピールする。
- 2020年度経営方針を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜJストリームか」に対する答えを明確にしておく。
自分の言葉で入社に対する熱意を伝えるために、上記を参考に面接準備をすすめていきましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。