協和エクシオの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
通信事業者向けの電気・通信基盤構築を主な事業としている協和エクシオ。電気通信工事分野で国内トップクラスの建設会社です。エクシオグループは「技術力を培う」「豊かさを求める」「社会に貢献する」の3つの理念を掲げ、技術力を存在基盤とすることを明示しています。「常により優れた技術、一歩進んだ技術を追い求め、それを自分たちのものにしていく企業集団を目ざし、培った技術力は人々のより豊かな生活環境をつくりだすために発揮されることが必要」という言葉からはエクシオグループが求めている人物像がうかがえます。
その事業規模ゆえに大きなプロジェクトに携わる機会も多く、実際に働いている方からは「自分が関わったネットワークが無事に動いているとものすごく達成感を感じる」という口コミが寄せられていました。特に技術職では、やりがいのあるプロジェクトに携われるチャンスがある企業です。
また、「福利厚生がしっかりしている」「取引先も大手であり、長く勤めていく上で安心感がある」という意見や、「産休・育休を取って戻ってくる女性もいる」という口コミもみられ、社内制度の充実と安定経営も同社の魅力の1つとなっています。
採用面接では、「自己研鑽を怠らず、人々の社会生活に貢献していく」という社風にフィットする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社の中途採用では、約2回の面接で内定が出るケースが一般的です。
一次試験では筆記試験が予定されており、SPIなどで足切りがおこなわれる可能性があります。筆記試験を受けた人の口コミでは、「難しかった」と感じた人も一定数いることから、事前にしっかり対策しておくことをおすすめします。面接は、4人の面接官に対して最大4人の集団面接となります。集団面接の場面では、面接官が興味を持つような話し方やコミュニケーション能力が必要とされます。
二次面接は個別面接です。「一次面接は圧迫される感じがあったが、二次面接は穏やかな雰囲気だった」といった体験談が多く、和やかな面接が予想されます。しっかりと自己PRできるよう、慌てず回答することを心がけましょう。
■面接内容の傾向は?
実際に採用面接を受けた人の口コミを見ると、「業務内容について具体的に聞かれた」「エントリーシートを見て、やりたいこととのミスマッチを問われた」などが目立ちました。同社の中途採用面接では、今までの職歴や志望動機と事業内容がマッチしているかどうかを問われる傾向にあることがわかります。
まずは、しっかりと企業研究をおこない、同社の事業内容や志望する部署の業務内容などを押さえましょう。その上で、携わりたい業務に今までの経験が活かせるかどうかを判断します。経験が活かせない場合でも、なぜ志望したのかを明確に話せるようにしておくことが大切です。また、保有資格など強みがある場合、これと絡めて自己PRにつなげましょう。
保有資格では、情報処理技術者試験、CISCO、マイクロソフト、LPICのベンダ試験などが重視される傾向にあります。「面接前に資格を取得しておいたことが、採用に繋がったと思う」という口コミもあり、可能であれば資格取得などの準備もしておくと、転職活動を有利に進められるでしょう。
協和エクシオの面接攻略法(面接対策)
■協和エクシオの「中期ビジョン」を理解した上で自己分析をする
同社は電気通信工事業界で国内シェアトップ5に入る規模を誇り、安定経営を続けています。さらに近年では他社との経営統合を図るなど、さらなる経営基盤の強化を図っています。
こうした流れのなかで、2018年にはシーキューブ株式会社、西部電気工業株式会社などと経営統合をおこないました。グループの変更等を踏まえて新たに見直された中期経営計画が、現在の「中期ビジョン」です。
見直し後の基本方針では、新たに経営統合した「3社と一体となったグループシナジーの創出」を第一に掲げるほか、「ソリューションビジネスの加速とストックビジネスの拡大」「5Gなどの本格展開に向けた施工フォーメーションの構築」「エクシオグローバルを起点とした海外事業の展開」などを掲げています。
このような中期ビジョンを進めていく上で、確かな技術を持った人材のみならず、柔軟に組織間の連携を図れる、コミュニケーション能力に長けた人材が求められています。採用面接の場では、こうした人物像にマッチした人材であることをアピールできるよう、自身の経歴や保有資格を整理しておきましょう。
■「なぜ協和エクシオに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の採用面接では「なぜ協和エクシオか」を必ず聞かれるほか、「なぜこの業界か」も問われやすい項目となっています。
実際に働いている人の口コミを見ると、「通信よりも土木施工や建設に関する知識が求められる場面が多い」「通信技術や情報処理系の技術者は契約社員として取引先へ出向するケースが多い」など、自分のやりたいことと事業内容が合わないケースもあります。
多くのグループ企業を抱える同社では、事業内容やプロジェクトも多岐にわたるほか、取引先に出向する人材も必要とされています。同社について企業研究をおこなうとともに競合他社についても研究をすることで、自分がどのような仕事に携わりたいと考えているのか整理しておくと安心です。
そして採用面接の場面では、自分がやりたいことと事業内容が合致しており、その事業に適した人材であることをアピールしましょう。
- コムシスホールディングス株式会社
- 株式会社ミライト・ホールディングス
- 日本ユニシス株式会社
- 株式会社関電工
協和エクシオの採用面接で実際に聞かれた質問内容
協和エクシオの採用面接を受ける前には「技術力と社会貢献を重視する社風」を理解し、これに沿って自己分析をおこないましょう。そして、中期ビジョンの実現に向けて戦力となる「確かな技術とコミュニケーションスキルを持った人材」であることをアピールできるよう、今までの経歴や保有資格をまとめ、自分なりのエピソードを準備しておきましょう。
ここからは、実際に協和エクシオの中途採用面接で聞かれた質問を取り上げていきます。実際にこうした質問をされたらどう答えるかをイメージしながら読み進めてみましょう。
[20代前半・男性/人事] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/システム運用] 【結果:入社】
[20代前半・男性/ルートセールス] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/電気設備施工管理] 【結果:二次面接で不採用】
協和エクシオの採用面接に向けて
ここまで、協和エクシオの中途採用面接でポイントとなる事柄をまとめてきました。特に重要なのは下記の3つです。
- 「技術力と社会貢献を重視する社風」を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 中期ビジョン及び基本方針を理解して自己分析に落とし込み、自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ協和エクシオか」に明確に答えられるようにしておく。
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