デサントの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1935年の創業以来、さまざまなスポーツシーンに適した商品開発を進め、複数のブランドを展開しているデサント。アスリートが最大限のパフォーマンスを発揮できる商品を開発することを念頭に、常に新しいモノづくりにこだわり挑戦し続けています。
同社はスポーツが好きな人や、スポーツ商品に興味がある社員が多く、アクティブで革新的な社風であるようです。口コミには「いち早く最新のスポーツ商材に触れることができてうれしい」「アウトドア好きには最高の職場」「社員同士仲が良いので楽しく仕事できる」といった声が見られます。さらに、「忙しいけれどできることが多くやりがいがある」「ある程度現場でいろいろな経験ができる」「仕事を任せてもらえることがキャリアアップにつながる」などの声も多く、幅広い仕事を覚えたり、スキルを磨いたりするにはこれ以上ない環境といえるでしょう。
また所属部署にもよりますが、「比較的帰宅時間は早い」「繁忙期を除けば長期の有給が取れる」「休日出勤した場合は必ず振替休日が取得できる」など、ワークライフバランスに配慮した職場環境であるとうかがえます。
アクティブで革新的な社風が特徴のデサント。面接にあたっては、その社風にフィットするかどうかという点が、採用側の見極めたい重要なポイントです。同社の社風を十分理解したうえで、自分がデサントでやりたいことは何か。しっかり伝えられるよう準備しておきましょう。
■選考は何次まで?
同社コーポレートサイトに選考フローに関する記載はありませんが、口コミ情報等によると、面接は複数回おこなわれます。
2020年5月現在、コーポレートサイト上で販売職の中途採用がおこなわれています。全国の募集店舗一覧も掲載されていますので、自分が希望する店舗があるかどうか確認しておいてください。また、一日の仕事の流れや職場環境などに関するFAQなども記されていますので、入社を考えている人は必ず目を通しておき、入社後のイメージを掴んでおいた方がよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接で変わった質問を聞かれることは少なく、志望動機や転職理由、自己PRなど一般的な質問が中心となります。迷うことなく答えられるよう整理し、準備しておきましょう。
スポーツウエアを開発する会社のため、「どんなスポーツが好きか」「スポーツをやっているか」「入社したらどのようなスポーツ用品を開発したいか」など、スポーツに関する質問もされます。ただ「スポーツが好き」ではなく、「なぜこのスポーツか好きか」「スポーツで得る経験はどんなものか」「自分だったらこんな機能を持つ商品をつくりたい」など、積極的にアピールできるように準備しておくことが重要です。
また、多くのブランドを展開する会社のため、ブランドごとの種類や特徴を事前に調査しておきましょう。数が多いので、その中で自分が好きなブランドについては深く掘り下げて考え、まとめておくことをおすすめします。
デサントの面接攻略法(面接対策)
■デサントの中期経営計画「D-summit 2021」を理解した上で自己分析をする
デサントでは、2019 年度(2020 年3 月期)から2021 年度(2022 年3 月期)までの3ヶ年を対象とする中期経営計画「D-Summit 2021」を策定しています。
この中期経営計画では、「すべての人々にスポーツを遊ぶ楽しさ」を提供し、アクティブなライフスタイルの創造に貢献し続け、さらなる企業価値の向上を図るため、下図にある3つの重点施策を掲げています。
「モノづくりの強化」については、R&Dセンターの稼働を開始させました。DISC OSAKA(アパレルの研究開発センター)、DISC BUSAN(シューズの研究開発センター)という2つの施設で商品開発にまい進していく方針です。
「アジアへの集中」に関しては、日本・韓国・中国へ資源を集中させ売り上げアップを目指す考えです。日本においては利益率向上とコスト削減、韓国ではシューズ事業の売上拡⼤、中国では、中国最大のスポーツウエアメーカーであるアンタスポーツと「デサント」ブランドとの取り組み強化を図っていく方針です。
そして「日本事業の収益改善」を達成するために、⾃主管理店舗における売上を拡⼤し利益を上げること、Eコマース(電子商取引)の売上構成比を拡大すること、タスクフォース(コスト改善に取り組む特別チーム)を設置することを目標としています。
面接の前には、この中期経営計画にも目を通し理解しておきましょう。そして「自分が活躍できる分野」「力を出せる分野」を見極め、自己分析をしておくことが重要です。
■「なぜデサントに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接にあたっては、「なぜデサントに入社したいのか」という質問に対して明確に答えられるよう準備しておきましょう。国内に競合他社は多く存在し、各社それぞれに特徴があります。面接官はこの質問で「どれくらい同社のことを理解しているか」「デサントの将来に必要な人物か」といったことを判断します。
この質問に返答するためには、デサントの社風や理念、事業内容、中期経営計画などはもちろん、競合他社に関しても情報収集し、デサントとの違いを理解しておくとよいでしょう。ここでデサントの競合4社を挙げますので、参考にしてください。
- アディダス ジャパン株式会社
- 株式会社アシックス
- 美津濃株式会社
- 株式会社ゴールドウイン
デサントの採用面接で実際に聞かれた質問内容
以上のように企業研究をすることで、デサントが目指す方向性や必要な人物像が徐々に見えてきたのではないでしょうか。
複数のスポーツブランドを開発・提供しているデサント。面接では「アクティブで革新的」といった社風を意識して、「デサントの事業計画に共鳴し力を発揮できる人材である」と印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考え面接対策をすすめましょう。
[20代前半・男性/商品企画] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/財務] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・男性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
[30代後半・男性/ショップスタッフ] 【結果:結果待ち】
デサントの採用面接に向けて
デサントの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 有名なスポーツ用品の製造・販売会社であり、アクティブで革新的な社風の中、どのようなシーンで自分の力が発揮できるかをアピールする。
- 中期経営計画「D-Summit 2021」を理解し、それに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社に関しても研究し、「なぜデサントなのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。