【面接対策】GENOVAの中途採用面接では何を聞かれるのか

医療業界を対象に、マーケティングやメディア運営などのサービス提供をおこなうGENOVA。インターネット広告の運営やウェブ制作などを手がけるマーケティング事業、医師の監修のもと発信している医療メディア『Medical DOC』の運営事業、医療現場の効率化を図るアプリやシステムを開発するスマートヘルスケア事業の3事業を主軸に展開しています。

社員は20代が中心で、活気のある同社。「若いうちから院長や企業の決裁者と話す機会が持てる」「若い人が管理職を務めている」「やりたいと手をあげた者勝ち」などの口コミが多く見られます。また、「チームワークを重んじる文化がある」「イベントやサークル活動で上下関係なく交流している」と、コミュニーションの機会を積極的に持つことで信頼を築き、仕事にもよい影響を与えているようです。

営業に関しては数字を重視するがゆえ、ときには週末にもアポイントを入れるなどの努力が必要となるようです。しかし、ひとつの仕事をチームで見守り、成功したときは喜び合える雰囲気があることで、全体の士気が保たれています。

女性にとっては「産休がとりやすく、何人も産後復帰している」との意見があるとおり、ライフステージの変化を経ても活躍し続けられる環境のようです。また、家賃やランチ代の補助、検診や予防接種などの費用負担制度など、充実した福利厚生に高い満足感を示す社員が多いことも特徴です。人を大切に育てる同社の姿勢がわかるでしょう。

「新しい価値の創造を促進する」カルチャーが根付く同社は、際限なく成長を望み、チームで仕事をすることが好きな人にとって最適な環境と言えます。代表の平瀬氏は、採用サイトに掲載したメッセージにおいて「年齢や経験に関係なく、チャレンジする人を歓迎する」と述べています。

2020年6月現在、GENOVAはウェブコンサルティング営業、ウェブメディア編集、人事、エンジニアの4職種において中途採用をおこなっています。履歴書・職務経歴書を添付し、またウェブコンサルティングに関しては希望勤務地を選択した上で、コーポレートサイトからエントリーします。

選考は、書類選考を兼ねた会社説明会への参加、一次面接、最終面接という流れでおこなわれます。一次面接は人事により実施されますが、ウェブメディア編集職に関しては現場担当者が面接官を務めるようです。内定までの期間は約2週間と考えておくとよいでしょう。

またすべての職種において、同分野での経験に加え、マネジメントやリーダーとしての経験が求められています。まずは募集要項をよく確認し、アピールできる資格や経験を整理しましょう。

同社の面接は終始和やかな雰囲気でおこなわれますが、前職での経験や達成したミッションについてはより詳しい説明を求められる傾向にあるようです。「熱意が重視される面接」「やる気を買われれば、未経験でも採用される場合がある」という口コミもあることから、ここを自己PRの機会ととらえ、真摯な受け答えを心がけましょう。

また、応募職種に関連する専門知識を確認されたケースもあったようです。たとえばウェブ関連職の応募者はHTMLについて、営業職では日経平均株価や相場について聞かれたという口コミが散見されました。選考に向けた勉強の成果よりも、日頃から専門分野やニュースにいかに興味を持ち、学んでいるかが問われそうです。

中でも印象的なのは「漫画『ワンピース』を読んだことがあるか」という質問でしょう。同社代表は、『ワンピース』のストーリーに会社経営と通じるものを見出しているとのことです。『ワンピース』についての口コミが複数寄せられていることから、作品への共感を期待されていることを頭の片隅に置き、できる準備をすすめましょう。

GENOVAの中途採用面接を受けるにあたり、同社の企業理念であるビジョン・ミッションを理解しておきましょう。

創立15年の同社ですが、医療業界に特化した体制を整備し、組織編成をおこなったのは2015年のことでした。

近年は、主要事業のひとつである「スマートヘルスケア事業」の拡大に注力し、医療現場の効率化を目的とした「NOMOCa（No More Card）」システムなどの開発を手がけています。この5年間で、病院の再来受付機やセルフレジ、診察券アプリや電子カルテ・問診票など、NOMOCaのシリーズを続々と発表。数多くの導入実績をあげています。これらは、同社が設立以来携わってきた医療業界のニーズを敏感に察知し、課題解決のために何ができるかを熟考してきた結果です。

実際に同社の製品を導入した数々の病院で、人材不足や長い待ち時間、会計ミスといった問題が解決した事例が報告されています。医師が診察に専念できる上、患者の実情をより詳細に把握しやすいなどのメリットも生まれます。

同社はオンライン診療の運用をサービス設計の軸にプランを推進してきた経緯があり、ノウハウを蓄積してきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、その需要は高まっています。また、各医療機関向けにコロナウイルス感染症対策のウェブページを無償で制作・公開するなど、プロ集団としての気概を持ち、社会的責任を果たしています。

このように医療現場の生の声を分析し、寄り添いながら「サービスの創造」と「新価値の提供」というミッションに取り組む同社。常にアンテナを張って技術と情報をアップデートし、現場が何を求めているかを的確に捉え、具現化していく。面接では、この姿勢に共感し、情熱を持てる人材であることをアピールしましょう。

面接を受ける前には、「なぜGENOVAなのか」を自分の中で明確にし、説明できるようにしておきましょう。この質問には「どれくらい同社について理解しているか」を確認する意味もあり、熱意を大切にする同社にとって、その回答は合否を判断する要素となり得ます。

GENOVAについてより理解するためには、競合となる企業の研究が有効です。面接経験者のアドバイスの中にも、他社研究が重要だというものが見受けられました。医療系メディア運営・アプリ開発などは近年特に注目を集める分野のため、新しい会社の設立も目立ちます。

他社を研究することにより、GENOVAの強みや特性がより明確になってくるでしょう。具体的には、以下のような企業について調べることをおすすめします。

• 株式会社メドレー
• 株式会社メンバーズ
• メディカ株式会社
• 株式会社QLife

企業研究や他社研究を通じ、同社の方向性や求める人物像が少しずつ分かってきたのではないでしょうか。「サービスを創造する」というビジョンを掲げる同社では、チームで働く社風にフィットし、常にアンテナを張ってニーズを的確に捉え、熱意をもってそれを具現化できる人材が求められます。自身の実績や熱意をアピールできる、具体的なエピソードを用意しておくとよいでしょう。

以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問を紹介します。これらを参考にシミュレーションをおこなうなど、面接対策をすすめてください。

GENOVAの採用面接に向けて、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• チームで働く社風にフィットし、常にアンテナを張ってニーズを的確に捉え、熱意をもってそれを具現化できる人材であることをアピールする。


• GENOVAの経営理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。


• 競合他社について研究し、「なぜGENOVAか」に対する答えを明確にしておく。