卑弥呼の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1973年、浅草に靴の卸売販売として開業し、翌年には卑弥呼ブランドの販売を開始しました。2020年、同業の株式会社ダブルエーの子会社となった現在も、WEBを含む全52店舗を展開するほか、マルイ・ZOZO・楽天などでも販売されています。
40年間女性の足のことを考え続けてきた同社。女性社員が全体の約9割を占めているため、育休・産休・時短勤務などが取得しやすく、仕事と育児の両立が可能です。「時短勤務でも副店長・店長になれる」「残業はほとんどない」「希望すれば土日を固定給にできる」といった口コミが見られ、結婚後も女性が働きやすい環境が整えられています。
しかし、一方で「誰かが時短勤務や急な休みを取得すると、他の社員へのシワ寄せがくる」との声が上がっています。また、「売上ノルマを達成してもインセンティブはない」「ボーナスは期待できない」「給与がなかなか上がらない」など、給与や賞与に関する不満の声も聞かれます。
同社の理念では、お客様を大切に思うことと社員を思いやることは等しいと考えられており、「人を思いやる気持ちを忘れず、努力を積み重ね、困った時は互いに助け合い支え合う」といった社風であることが分かります。面接では、この社風に合致した人材かどうかが見極められます。
■選考は何次まで?
2020年6月現在、中途採用では販売職の募集をおこなっています。地域限定職では転宅を伴う転勤はありませんが、総合職は全国転勤があるため、自分の生活を考えたうえで希望を出しましょう。
コーポレートサイトに掲載されている選考フローは以下のとおりです。
エントリー→書類提出→面接→適性検査→面接→内定
面接は2回(各30分程度)であることが多く、最終面接には社長も参加されるようなので、しっかりアピールできるように準備しましょう。応募は中途採用ページの「エントリー」からおこないます。現役社員へのインタビュー、制度や働き方についても掲載されていますので、目を通しておくことをおすすめします。
■面接内容の傾向は?
同社の面接は一般企業とは異なり、スーツではなく私服で受けることになっています。そのため、「今日の服装のコンセプトは?」「なぜその服装で来たのか」などの質問が必ず出されるようです。ハイブランドであることを意識した、清潔感と品のある服装を心がけてください。もちろん、同社の靴を履いてのぞむことも、好印象を与えるひとつの要因となるでしょう。
他には「実際に店舗を利用したことがあるか」「店舗はどんな印象だったか」といった質問もあるため、面接の前には必ず店舗を見学しておきましょう。実際に製品を手に取ってみたり接客を受けることで、同社への理解も深まるはずです。
面接では、元気でハキハキとした対応を意識し、立ち振る舞いや言葉遣いに気をつけましょう。また、やる気や根性を求める体育会系の一面もあるため、自分の意思やタフさをしっかりと示すことが大切です。
卑弥呼の面接攻略法(面接対策)
■卑弥呼のミッションとビジョンを理解した上で自己分析をする
面接を受けるにあたり、同社のミッションとビジョンについて理解しておきましょう。
現代の女性は家事や育児をこなしながらも働き、常に時間に追われています。そんな忙しい毎日に、動きやすく疲れにくい高品質な靴を提供することで、女性の生活を足元から支えていくことが使命だと考えています。
デザイン性が高く、履き心地の良い靴を開発・提供することは当然のこと。しかし、どんなに自信のある商品でも「お客様の足にフィットしない靴は売らない」、これが同社が守り続けてきたビジョンです。目先の利益に走るのではなく、「売らない勇気」を持ってお客様と真摯に向き合うことで、信頼と実績を積み重ねてきたことがわかります。
これらのことから、同社が求めるのは「お客様を第一に考え、一人ひとりに合った靴やサービスを提供できる人材」であると考えられます。面接では、人に喜んでもらった経験や、プレゼン力などをアピールできると良いでしょう。
■「なぜ卑弥呼に転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
面接では、「なぜ卑弥呼なのか」という質問が必ず出されます。この質問には、志望動機だけでなく、応募者が「当社で活かせるスキルや経験があるか」「当社の理念や社風にマッチした人材か」ということを見極める意図があります。
卑弥呼についてより理解を深めるためには、競合となる企業の研究が不可欠です。社風や企業理念、こだわりを比較することで、同社の強みを知ることができます。以下に、競合となりうる企業をあげましたので、ぜひ他社研究の参考にしてみてください。
- ダイアナ株式会社
- 株式会社かねまつ
- 株式会社アマガサ
- 株式会社銀座ヨシノヤ
卑弥呼の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究をおこない、同社が求める人材像のイメージが湧いてきたのではないでしょうか。面接では「人を思いやる気持ちを忘れず、努力を積み重ね、困った時は互いに助け合い支え合う」社風であることを理解し、「お客様を第一に考え、一人ひとりに合った靴やサービスを提供できる」人材であることを印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
ここからは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。この質問には自分ならどう答えるか、シミュレーションをしながら面接対策をしておきましょう。
[20代前半・女性/ファッション関連職] 【結果:最終面接で不採用】
[20代前半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
[20代前半・女性/ショップスタッフ] 【結果:二次を辞退】
卑弥呼の採用面接に向けて
卑弥呼の面接を受けるにあたり、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいことは、以下の3つです。
- 「人を思いやる気持ちを忘れず、努力を積み重ね、困った時は互いに助け合い支え合う」社風を理解し、自分がこれに合致した人材であることをアピールする。
- 卑弥呼の企業理念を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ卑弥呼なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて自己分析と面接のシミュレーションをおこない、面接当日は販売業への熱意を自分の言葉で伝えられるよう心がけましょう。
グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。