ジャパネットたかたの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1986年、たかたカメラグループから独立した同社は、今までの店頭販売から経営スタイルを大きく変え、ラジオショッピングをメインとした通販事業に注力してきました。1994年には同社専門のテレビショッピング番組の放送を開始。分割金利手数料当社負担などの独自のサービスを展開することで高い支持を獲得し、「ジャパネットたかた」の名前を不動のものにしました。
口コミによると、「女性管理職が多い」「託児所が利用できる」「福利厚生が充実していて安心」「育児休暇・介護休暇が取得できる」など、働きやすい環境が整えられていることが分かります。「今のまま変わらないでほしい」「気になることがない」など、悪い点や改善点をあげる人が少ない印象を受けます。
気になる点をあげるとするなら、「イベントの際は強制的に出勤要請がある」「昼休憩が取れない」「業務量が多すぎる」など、忙しいがゆえの人手不足に対する不満の声が聞かれます。しかし、その忙しさに強いやりがいを感じている社員も多く、モチベーションややる気次第で捉え方が異なるようです。
面接では、「向上心とチャレンジ精神を持って仕事に臨み、社員同士高め合いながら最高のサービスを提供する」社風に馴染み、長く働き続けられるかを見極められます。
■選考は何次まで?
2020年6月現在、同社のコーポレートサイトでは、以下の職種にて中途採用の募集をおこなっています。
●営業・マーケティング・企画系
●コーポレート系
●クリエイティブ系
●顧客サービス系
●技術系
●IT・システム系
●スポーツ・地域創生系
●MC
多くの職種で募集をおこなっていますので、詳細についてはコーポレートサイトを確認してみてください。これらの職種の中で、自分がどんなことをやりたいのか、自身のスキルや経験を活かせるのは何かを考え、適した職種に応募しましょう。エントリー方法は、動画エントリーとWEB面談エントリーの2種類から選ぶことが可能です。
選考フローは、選考通過後→筆記試験・会社説明(2020年6月現在はWEBにて実施)→面接(2〜3回)となっており、採用後は中途入社の方専用の研修が用意されています。最終面接には人事部長・副社長・社長らが参加し、緊張感漂う厳かな雰囲気の中おこなわれるようです。筆記試験の点数も採用に大きく影響しますので、しっかりと準備しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、意表をつく質問が出されたり、一つの質問に30分以上をかけて掘り下げられるなどといったことがあるようです。主に「前職での朝から退社するまでの一日の流れ」「インターネット通販の市場規模」「あなた自身をプレゼンテーションしてください」などの内容です。中には「雨」をテーマにした絵や、ジャパネットへの提案書を事前に準備するよう指示された人もいます。
一方で、「企業理念のどこに共感したか」「入社後に貢献できることは?」など、しっかり準備しておけば答えられる質問も多く出されています。どんな質問にも明確に答えられるよう、さまざまなエピソードを用意しておくことをおすすめします。
これらのことから、同社では「自分の想いを体現し、前向きな行動力とリーダーシップを発揮できる」人材を求めているといえます。自分がどんな人であるかをしっかりと理解したうえで、会社にどう貢献できるかを伝えられるとよいでしょう。
ジャパネットたかたの面接攻略法(面接対策)
■ジャパネットたかたの企業理念と事業方針を理解した上で自己分析をする
同社の面接を受けるにあたり、企業理念と事業方針を理解しておくことが必要です。
「生活を楽しく」をモットーに、商品を手に取った人、テレビやチラシを見た人がワクワクするような時間を提供したいと考えています。「今」という瞬間を楽しんでもらう、そのために価値のある商品とサービスを提供し続けていることが、他社にはない強みだといえるでしょう。
同社では事業方針として、「自前主義」「チャネルミックス」「厳選集中」「徹底したお客様想像力」の4つを掲げています。販売からアフターフォローまで一貫しておこなうことで、お客様のニーズを的確に捉えることができ、高い満足度と信頼を獲得してきました。
また、お客様の立場になって想像することで、他社にはない分割金利手数料負担や下取りサービスなど、数々の「かゆいところに手が届く」サービスを実現。社長が代わった今でも、しっかりと創業当時の意思が受け継がれているのです。
同社の選考においては、いかに企業理念と事業方針を理解し、実行できる人材かが問われます。しっかりと自分に落とし込み、アピールにつなげましょう。
■「なぜジャパネットたかたに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
採用面接では、必ずと言っていいほど「なぜジャパネットたかたなのか」という質問が出されています。面接官はこの質問で志望動機以外にも、「この人が当社で活かせる経験やスキルはあるか」「企業理念や社風にマッチしているか」などを見極めています。
同社への理解をさらに深めるためには、他社研究が不可欠です。なぜなら、企業理念や経営方針、社風などを比較することで、同社の強みを知ることができるからです。以下に、競合となりうる企業を3社あげましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 株式会社オークローンマーケティング
- トランスコスモス株式会社
- 株式会社テレビショッピング研究所
ジャパネットたかたの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究を通じて、同社が目指すビジョンや求める人材像などが具体的に見えてきたのではないでしょうか。お客様の「楽しい」を実現することを第一に考え、約30年以上通販業界の先頭を走り続けてきた同社では、「自分の想いを体現し、前向きな行動力とリーダーシップを発揮できる」人材が求められています。
企業理念をしっかりと理解し、これに合致した人材であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。ここからは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどう答えるか、シミュレーションをしながら面接対策をしていきましょう。
[40代後半・女性/商品企画] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・男性/物流サービス] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/マーケティング] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・女性/物流サービス] 【結果:入社】
ジャパネットたかたの採用面接に向けて
同社の面接を受けるにあたり、押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいことは、以下の3点です。
- 「向上心とチャレンジ精神を持って仕事に臨み、社員同士高め合いながら最高のサービスを提供する」社風の中で、「自分の想いを体現し、前向きな行動力とリーダーシップを発揮できる」人材であることをアピールする。
- ジャパネットたかたの企業理念を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜジャパネットたかたなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを意識した自己分析や面接のシミュレーションをおこないましょう。そして面接当日は、自分の言葉で入社への熱意を伝えられるよう、明るく笑顔でいることを心がけましょう。
ジャパネットたかたの経営企画、事業部長など非公開のハイレイヤー求人や法務・人事など管理部門求人、社内SEなどエンジニア求人の転職をより確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。