【面接対策】マッキンゼーの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】マッキンゼーの中途採用面接では何を聞かれるのか

世界最大級のコンサルティング会社であり、同社出身の経営者を多く輩出することでも知られるマッキンゼー・アンド・カンパニーへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


マッキンゼーの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(以下マッキンゼー)は、1926年に設立された世界最大級のコンサルティング会社であり、現在は世界約130都市に拠点を展開しています。

社風として多くの口コミが寄せられているのが、「会社の価値観がグローバルに貫徹している」こと。価値観とは、「クライアントバリューを最大化すること」と、それと同時に「社員の成長」を重要視することであり、これらを達成させることが全ての行動の原則となっています。それは時としてハードワークにつながり、ライフワークバランスに影響を与えることもありますが、求められる仕事の質の高さは、プロフェッショナルとして成長するには最適な環境であると言えます。「トップクラスの人材が集まっている」同社では、「お互いをプロフェッショナルとして尊重する」ことも特徴の一つ。それが、フラットな組織や、「上の人への提言は自由」「誰が言ったかではなく、何を言ったかが大事」という風土につながります。

与えられる仕事の質の高さと規模の大きさは、社員の大きなやりがいにもつながります。1つのプロジェクトは大体2~3ヶ月程度のサイクルで行われるため、「全く違う業種の全く違うクライアントと働ける」ことは「ある意味転職に近い」とも言われます。この短いサイクルが、「常に成長を求められる」ことにもつながっているのです。

同じ価値観を持ち、お互いにプロフェッショナルとして尊重しあう風土の中で、絶え間ない成長を実現できる。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

マッキンゼーの選考方法は、グローバルで統一されており、採用サイトで職種を選択したのち、WEBエントリー後、スキルテスト、面接が行われます。スキルテストの内容は職種によって異なりますが、技術者はその専門性を問われるもの、コンサルタントは問題解決力を試されるものです。問題のサンプルが採用サイト上に掲載されていますので、応募する前に確認しておきましょう。

面接の回数は、職種やポジションなどによって個別に設定されますが、面接は英語と日本語両方で行われます。一次面接は特に「英語力を確認されている」という口コミも見られるため、しっかりと準備をしておきましょう。

面接内容の傾向は?

マッキンゼーの面接には、「同じ価値観を持ち、お互いにプロフェッショナルとして尊重しあう風土の中で、絶え間ない成長を実現できる」という社風が大いに反映されています。「これまでで一番成果を挙げた案件は?」「人生で最も衝撃的だったことは何?」という質問が多く見られ、さらにその回答内容についても、「なぜなぜ」と深く追求されます。仕事のプロセスやその時々に下した判断内容を確認することで、「クライアントバリューを最大化する」という価値観に共感できるかどうかを確認しているのでしょう。

また、ケース面接が行われることも同社の特徴の一つ。例えば、「外資系文房具メーカーの日本市場での戦略についてのケーススタディ」が出題されています。「市販の教材や、ケース模擬面接をした」と、応募者はしっかりと準備をして臨んでいます。同時に「日ごろから考えること、感じるだけでなく考えたことを言葉で表現することを癖にしておくべき」という口コミも見られるため、自分の考えをロジカルに組み立て、表現することについても練習しておきましょう。

マッキンゼーの面接攻略法(面接対策)

マッキンゼーの『Our purpose』『Our mission』『Our values』を理解した上で自己分析をする

マッキンゼーの面接を受けるにあたり、同社の価値観である『Our purpose』『Our mission』『Our values』を理解しておくことが重要です。

●Our purpose
To help create positive, enduring change in the world.

●Our mission
To help our clients make distinctive, lasting, and substantial improvements in their performance and to build a great firm that attracts, develops, excites, and retains exceptional people.

●Our values
Adhere to the highest professional standards
・put client interests ahead of the firm’s
・maintain high standards and conditions for client service
・observe high ethical standards
・preserve client confidences
・maintain an independent perspective
・manage client and firm resources cost-effectively

Improve our clients’ performance significantly
・follow the top-management approach
・pursue holistic impact
・use our global network to deliver the best of the firm to all clients
・bring innovations in management practice to clients
・build client capabilities to sustain improvement
・build enduring relationships based on trust

Create an unrivaled environment for exceptional people
・be nonhierarchical and inclusive
・sustain a caring meritocracy
・develop one another through apprenticeship and mentoring
・uphold the obligations to engage and dissent
・embrace diverse perspectives with curiosity and respect
・govern ourselves as a “one firm” partnership

上述した通り、同社で最も重要視されているのは「クライアントバリューの最大化」であり、さらに『Our mission』によると、それは短期的なものではなく、中長期的であることも重要な要素として挙げられています。そしてそれを実現するための具体的な行動基準である『Our values』を見ても、クライアントを第一とすることが繰り返し述べられています。

面接において、こうした価値観を持つことを、具体的な職務経験に基づいてアピールすることが非常に重要だと言えます。「自社の利益よりもクライアントの利益を優先する」ことは現実的には困難に思えるかもしれませんが、長期的な視点に立ち、クライアントにとって最適な判断を下してきたこと、それが結果的には自社への利益に結び付いたというエピソードなどを準備するとよいでしょう。またマッキンゼーは自由闊達で風通しの良い風土でもあります。自分の信念を通すために、周囲のメンバーや上位者に対して、臆することなく自分の考えを伝えられること、そして周囲を巻き込む力を持つこともアピールするとよいでしょう。

「なぜマッキンゼーに転職したいのか」の明確化には他社研究を

マッキンゼーの面接では、「なぜマッキンゼーに転職したいのか」という質問を必ずと言っていいほど投げかけられます。面接官はこの質問を通し、「この人は同社で何を実現したいのか」「どんなスキルを持っているのか」を確認するとともに、数ある同業他社の中で、「なぜ同社を選んだのか」「本当に同社を理解しているのか」についても確認しようとしてきます。

この質問に対して明確に回答するためには、同社のみならず、以下に挙げるような同業他社の研究も不可欠です。社風や価値観、事業内容などについて違いを確認する中で、同社ならではの強みや独自性を把握しておきましょう。

  • ボストン・コンサルティング・グループ
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • A.T.カーニー
  • 野村総合研究所
  • 三菱総合研究所

マッキンゼーの採用面接で実際に聞かれた質問内容

ここまで、マッキンゼーの社風や面接内容、価値観などについてご紹介してきました。同社が求める人物像についてイメージが掴めてきたのではないでしょうか。

面接を受ける際には、「同じ価値観を持ち、お互いにプロフェッショナルとして尊重しあう風土の中で、絶え間ない成長を実現できる」社風を意識して、「中長期的な視点でクライアントバリューを最大化することを最重要視し、確実にそれを実現できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

マッキンゼー・アンド・カンパニーの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[20代後半・男性/経営コンサルタント] 【結果:入社】

質問

これまでで一番成果をあげた案件とそれによる企業の評価

回答

ここの面接はスタンダードですが、プレッシャーがあります…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/経営コンサルタント] 【結果:入社】

質問

人生で最も衝撃的だったことについて

回答

何を応えても「そうしたのはなぜ」「そう思ったのはなぜ」と問われ続けた…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・女性/経営コンサルタント] 【結果:二次面接で不採用】

質問

上司に対し、反論してそれを正したことはありますか

回答

いかに論理的に相手を説得できるかを見たいということだと思う…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/経営コンサルタント] 【結果:一次面接で不採用】

質問

外資系文房具メーカーの日本市場での戦略について

回答

ケーススタディが面接のメインになるため、何度も本で勉強するのがいい…(口コミの続きとアドバイスを見る

マッキンゼーの採用面接に向けて

マッキンゼーの面接を受けるにあたって、押さえていただきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。

  • 「同じ価値観を持ち、お互いにプロフェッショナルとして尊重しあう風土の中で、絶え間ない成長を実現できる」社風を意識して、「中長期的な視点でクライアントバリューを最大化することを最重要視し、確実にそれを実現できる人材」であることを、具体的なエピソードをもってアピールする。

  • マッキンゼーの『Our purpose』『Our mission』『Our values』を踏まえた自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 競合他社の研究を通し、マッキンゼーならではの独自性と強みを把握することで、「なぜマッキンゼーなのか」という質問に対する答えを準備しておく。

以上を参考に準備を進め、面接当日は、自分の持つスキルと熱意をしっかりと伝えるとともに、同社の価値観に共感することをアピールしましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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