CYFIRMA(サイファーマ)への転職チャンスをモノにする【サイバーセキュリティ】

CYFIRMA(サイファーマ)への転職チャンスをモノにする【サイバーセキュリティ】

年間4000万人のビジネスパーソンが利用する企業口コミサイト「キャリコネ」の転職エージェントがお勧めするイチオシ企業をご紹介します。今回は、東京とシンガポールに本社を置くサイバーセキュリティのサイファーマ株式会社です。採用面接対策にご活用ください。


CYFIRMAの創業者は元英国諜報部員

CYFIRMA(サイファーマ)は2017年、シンガポールでビッグデータアナリティクスサービスを提供するAntuit(アントゥイット)社における、サイバーセキュリティの研究開発機関として設立されました。

創業者のKumar Ritesh(クマール・リテッシュ)氏は、英国のGCHQ(政府通信本部)やMI5(国内諜報部門)、MI6(海外諜報部門) に勤務し、調査活動やサイバー案件に従事した経験を有します。

この経験を生かし、リテッシュ氏はIBMやPwCでセキュリティコンサルタントとして勤務後、世界最大級のグローバル資源会社BHPビリトンのCISO(最高情報セキュリティ責任者)を務めます。

その後、Antuit社に転じ、セキュリティ事業を立ち上げて最高責任者に就任。2019年10月には事業拡大に向けて追加の資金調達を実施し、Antuit Group からの独立を果たしています。

リテッシュ氏は現在、CYFIRMA Holdings(シンガポール)の会長兼CEOのほか、日本法人のサイファーマ株式会社の代表取締役(のひとり)も務めています。

CYFIRMA(サイファーマ)が Antuit Group からの独立を発表、インテリジェンス駆動型の製品提供を強化Icon outbound

https://www.cyfirma.com/jp/news/cyfirma%EF%BC%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9E%EF%BC%89%E3%81%8C-antuit-group-%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%80%81%E3%82%A4/

サイバー脅威ビジビリティ & インテリジェンスプラットフォームプロバイダーのCYFIRMA(日本法人: サイファーマ株式会社、代表取締役: 五十嵐修平)は、Antuit Group からの独立を発表し、事業拡大に向けて追加の資金調達を実施しました。

CYFIRMAの日本法人

日本での活動拠点としては、2015年にAntuit(アントゥイット)株式会社を設立し、2018年までに事業基盤を構築して大手顧客を獲得しています。その後、Antuitグループからの独立に先立って、2019年7月にサイファーマ株式会社へ社名変更しています。

ゴールドマン・サックスの投資目的は「日本のサイバー対策」

CYFIRMAは前身のAntuit時代から、ゴールドマン・サックスとゾディアス・キャピタルから出資を受けています。2018年5月には1,500万ドル(約16億円)の追加出資を受け、この時点での合計出資額は5,700万ドル(計61億円)にのぼっています。

2018年の追加出資の目的は、CYFIRMA事業の「日本における本格展開」に活用されるとしており、リテッシュ氏は当時次のようにコメントしています。

日本でもインターネットへの依存が拡大するに従い、サイバー犯罪が大きな問題になっています。
日本企業は、政治目的や利益目的のサイバー攻撃の標的になりやすい一方、他の先進国の企業と比較してサイバー対策が遅れています。
サイバーリスクから組織を効果的に防御するには、目の前のサイバー攻撃をできる限り理解する以外に方法はありません。CYFIRMAは、悪意のあるハッカーの動向を監視、事前に攻撃を予測し、企業のサイバーセキュリティ対策を支援します。

【Antuit株式会社】AIを活用したサイバーセキュリティ対策ビジネス「CYFIRMA」にゴールドマン・サックスが1,500万ドルを追加出資Icon outbound

https://www.atpress.ne.jp/news/157127

ビッグデータ分析のグローバルコンサルティング企業、Antuit(アントゥイット)ホールディングス(本社:シンガポール)は5月10日付けで、ゴールドマン・サックス(以下、GS)とゾディアス・キャピタルか…

顧客の9割超は日本。創業者も日本に移住

ネット上には代表取締役として、リテッシュ氏のほか、中江剛介氏、五十嵐修平氏の名前が見られます。2021年4月1日現在の情報では、この3人が代表権を持っているものの、日本の事業責任者はカントリーヘッドの五十嵐氏が務めているとのことです。

2019年11月に代表取締役のひとりに就任した中江剛介氏は、1983年に慶大を卒業後、三菱商事に入社。ICT業界におけるグローバルビジネスに携わり、Mitsubishi France SAの社長兼CEO等を経てサイファーマに入社。通信・防衛・宇宙・安全保障などの分野における経験があります。

中江氏は2021年3月に公開されたインタビュー記事の中で、リテッシュ氏と日本市場についてこう言及しています。

創業者はシンガポールに住んでいましたが、日本で事業をスタートさせるために、日本に引っ越して来ています。現在9割を超えるお客さまは日本企業です。

激化するサイバー戦「ハッカー視点」で攻撃を予知Icon outbound

https://www.gbh-tokyo.or.jp/interview/3000

ハッカー集団が暗躍するディープウェブ・ダークウェブ上に点在する28万件以上の膨大なデータソースから、リアルタイムに情報を収集・解析し、顧客企業に提供する会社が実在する。その会社とは、サイバー脅威インテリジェンスのリーディングカンパニーである、サイファーマ株式会社だ。

CYFIRMAが展開する市場

日本の調査会社ITRによると、CYFIRMAが提供する脅威ディスカバリー&サイバーインテリジェンスプラットフォーム「DeCYFIRTM(デサイファー)」が、日本国内のスレットインテリジェンス(脅威情報提供)サービス市場において、ベンダー別売上金額シェアで2位(シェア17.4%)となったということです。

調査結果では、スレットインテリジェンス市場は、2019年度の売上金額が17.2億円、対前年比209.8%と非常に高い伸びとなりました。2020年度は対前年比190.7%、2019年~2024年度の年平均成長率(CAGR)は30.1%と予測されています。

ITRは、巧妙化・複雑化・大規模化しているサイバー攻撃が増え続けることを背景に、ダークウェブ上の情報を収集・分析して脅威を可視化、攻撃を予測し、攻撃を受ける前に有効な対策を講じることを可能にする「スレットインテリジェンス(脅威情報)サービス」の導入が進み、本格的な市場形成が期待されるとしています。

なお、サイファーマは未上場企業なので、業績については公開していません。

CYFIRMAのセキュリティの特徴

前出の中江剛介氏へのインタビュー記事 “激化するサイバー戦「ハッカー視点」で攻撃を予知” の中で、サイファーマは次のように説明されています。

ハッカー集団が暗躍するディープウェブ・ダークウェブ上に点在する28万件以上の膨大なデータソースから、リアルタイムに情報を収集・解析し、顧客企業に提供する会社が実在する。その会社とは、サイバー脅威インテリジェンスのリーディングカンパニーである、サイファーマ株式会社だ。

CYFIRMAの最大の特徴は、誰でもアクセス可能な「サーフェス/パブリックウェブ」だけでなく、アクセスに認証が必要な「ディープウェブ」や、通常のブラウザでは閲覧できない「ダークウェブ」の監視も行っていることです。

CYFIRMAによると、サーフェスウェブ上の情報は「わずか6%」しかなく、「世界中の情報の94%以上が、ディープウェブおよびダークウェブに存在」し、クローズドなフォーラムやサイトで犯罪情報が常にやりとりされているとのこと。

CYFIRMAは、この会話内容から特殊な技術を開発して情報を集め、AIや機械学習でフィルタリングをかけて、コンテキストを洗い出したり、顧客となる企業の名前や商品などをキーワードに解析・分析を推し進めるサービスを提供しています。

CYFIRMAのサービス

CYFIRMAは「DeCYFIR(デサイファー)」という脅威ディスカバリー&サイバーセキュリティのクラウドプラットフォームを提供しています。

最大の特徴は、ハッカーが潜伏するフィールドに侵入し、多くのノイズを含むデータを発見・分析・相関付けを行ってより深いインサイトを得ること。これを通じて、組織に対する脅威の事前特定を支援することです。

「DeCYFIR(デサイファー)」は、以下の7つのモジュールを提供しています。

Threat Visibility and Intelligence:脅威の可視化とインテリジェンス(諜報)

ハッカーが潜伏するフィールドに侵入し、多くのノイズを含むデータを発見・分析・相関付けを行ってより深いインサイトを得ることを通じ、組織に対する脅威を事前に特定することを支援するサービスです。「脅威ビュー」「リスクビュー」「リスクプロファイル」「レポートビュー」の4つの機能で構成しています。

Cyber Situational Awareness:サイバー情勢の認識

組織のブランドとビジネスに影響を与えるあらゆるドメインに対する360°ビューを提供するサービスです。

  • 組織が属する業界、地域、利用するテクノロジーに影響を与えうる差し迫った重要な問題、または変更に対するリソースの優先順位付け
  • インシデント調査により脅威アクターを特定し戦略的な視点を提供、その活動の傾向や悪意のある目的を認識
  • オペレーションチームが迅速に行動を起こすことができるように、サイバー空間におけるイベントまたは情勢に対する戦術的な理解を提供

Cyber Incident Analytics:サイバーインシデント分析

組織に対する脅威とリスクの全体像を把握します。独自のサンドボックスを使用して悪意のあるメールやファイルを分析し、サイバーインテリジェンスを活用して関連する脅威情勢と自動的に関連付けます。

Cyber Vulnerability Analytics:サイバー脆弱性分析

外部の脆弱性アセスメント結果をサイバー脅威インテリジェンスと統合します。特定脆弱性について利用可能なエクスプロイト(セキュリティの脆弱性を悪用して攻撃を行うプログラム)、関連する IoC(セキュリティ侵害インジケーター)、及び脅威アクター、彼らの動機、ハッキングメカニズムなどの情報を関連付けることにより、脆弱性に対するインサイトの獲得を支援します。

Cyber Education:サイバー教育

業界固有のシナリオをカバーし、完全にカスタマイズされた、サイバーインテリジェンス主導型のセキュリティ意識向上トレーニングプログラムを提供します。実在するサイバー脅威を利用して社員をトレーニングすることが可能です。

Cyber Risk Scoring:サイバーリスク評価

インテリジェンス主導型のアプローチを利用して、業界および組織固有のサイバーリスクアセスメントを提供します。サイバーリスクスコアリングレポートには、推奨されるセキュリティ管理策と、評価の詳細、推奨事項が含まれています。評価結果を元にリスクレジスター(リスク登録簿)を更新し、対策を実行することを通じ、堅牢なサイバーセキュリティ態勢の実現を支援します。

Brand/Individual Cyber Risk Monitoring:サイバーリスクモニタリング

インテリジェンス主導型のアプローチを利用して、デジタルリスクに関する統合的な視点を提供します。特定組織に対するデジタルサイバーリスクモニタリングを通じ、主要エグゼクティブに関連する疑わしい活動や、潜在的なブランド侵害を明らかにします。

CYFIRMAの取引先

CYFIRMAの顧客

CYFIRMAの顧客の9割超が日本企業ということは前述しましたが、サイファーマの企業サイトには、三菱商事や東芝、NEC、サントリーシステムテクノロジー、SBI BITS、デジタルハーツ、NTTデータ先端技術、凸版印刷、西武ホールディングスといった大手企業のロゴが並んでいます。

NTTデータ先端技術と提携

サイファーマは2020年9月、NTTデータ先端技術株式会社とサイバー脅威インテリジェンス分野で提携しました。

プレスリリースではこの提携により、サイファーマの「DeCYFIR」とNTTデータ先端技術が20年以上にわたって蓄積してきたサイバーセキュリティのノウハウを組み合わせ、膨大な攻撃や検知等の情報(脅威インテリジェンス)に基づき事前に攻撃・被害を予見し、実際の攻撃発生時にも迅速な対処がとれる包括的なサイバーセキュリティサービスの提供が可能になるとしています。

CYFIRMAとNTTデータ先端技術がサイバー脅威インテリジェンス分野で提携Icon outbound

https://www.cyfirma.com/jp/news/cyfirma_ntt-data-intellilink/

サイファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:クマール・リテッシュ、以下 CYFIRMA)とNTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:木谷 強、以下 NTTデータ先端技術)は、サイバー脅威インテリジェンス分野にて提携します。

FRONTEOと提携

サイファーマは2020年8月、株式会社FRONTEOとの戦略的パートナーシップを発表しています。

FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT®」と「conceptencoder®」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援するデータ解析企業です。

この提携により、FRONTEOのフォレンジック調査で収集したデータとCYFIRMAのデータの相関マッチングを行い、攻撃の痕跡の検知・調査を行うことで、外部からの脅威が今どこにあるのかをより正確に把握できるようになったとのことです。

FRONTEO、CYFIRMAと協業し、AIを活用したサイバーインシデント分析と予測型サイバーインテリジェンスを提供Icon outbound

https://www.cyfirma.com/jp/news/fronteo-joins-forces-with-cyfirma-to-deliver-ai-powered-cyber-incident-analytics-and-predictive-cyber-intelligence/

サイファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:中江剛介、以下CYFIRMA)は本日、企業がサイバー攻撃を回避し、より効果的なサイバーインシデント分析戦略を実現することを支援するための新たな戦略的パートナーシップを発表しました。

CYFIRMAのパートナー

このほか、サイファーマの企業ページには、パートナーとして、パシフィックテックジャパン、Tech Titan、フロンテオ、NTTデータ先端技術、SWIMLANEのロゴがあります。

CYFIRMAの求人

現在サイファーマでは、人材採用を積極的に行っております。

営業系では、セールスディレクター、ハイタッチセールスを募集しています。

このほか、ポストセールスを担当するテクニカルロールとして、カスタマーサクセスマネージャーの求人もあります。

企業サイトにはエンジニアやアナリストの求人が掲載されていますが、グローバルでの求人で、主に海外での採用となるようです。例えば、脅威インテリジェンスのアナリスト/シニアアナリストの募集要項では「コンピュータサイエンス/IT または同等の学士号、およびセキュリティ認定 SANS GIAC/GCTI/OSCP、EC Council CEH で2〜5年の経験が必要」としています。

具体的な求人内容

サイファーマの非公開求人(営業系およびカスタマーサクセスマネージャー)の詳しい募集要項については、グローバルウェイ・エージェントまでお問い合わせください。(※登録フォームの備考欄に「CYFIRMAの件」と明記願います。)

CYFIRMAの採用面接で聞かれる質問

面接に際して、志望動機をまとめるためには「Can」「Will」「Must」についてよく考え、整理しておいた方がいいでしょう。念のため簡単に説明すると、

  • Can:自分ができること(スキル、能力、経験、実績)
  • Will:自分がしたいこと(意思、意欲、ビジョン)
  • Must:自分がしなければならないこと(会社から要求・期待されると認識していること)

の3点を整理し、それらが重なったところで「自分の志望動機」を整理するということです。

なお、CYFIRMAの採用サイトには、職務概要のほか「職責」(Must)や「必要なスキル・経験」(Can)などが明記されています。書かれている要件を自分がいかにクリアしているかを説明しつつ、「Will」とともにアピールする準備が必要です。

マネージャークラス以上の面接準備

マネージャー以上については「Can」「Will」「Must」は当然として、職務に応じた個別の質問が多くなっており、あらかじめ準備が必要です。詳しくは、グローバルウェイ・エージェントまでお問い合わせください。(※登録フォームの備考欄に「CYFIRMAの件」と明記願います。)

CYFIRMAへの転職を成功させるために

以上、CYFIRMAという会社について、概要をご説明させていただきました。

このほか、詳しい企業文化や組織、キャリアパスや働き方、教育研修などについて気になる方は、グローバルエージェントまでお問い合わせください。(※登録フォームの「現在就業中の企業名」の欄に「CYFIRMAの件」と明記願います。)

なお、求人は、求められるスキルのハードルが高いのが特徴的です。しかし、仮に書類が通過したしたとしても、次の面接でつまづく方が多くいらっしゃいます。

面接の質問は、様々な内容が投げかけられます。定番的なものから地頭のよさを測るもの、職種特有の質問もあり多種多様です。

あらかじめ面接対策をしないと、選考を通過する確率はかなり落ちます。現時点で数億円を稼ぐ優秀な営業の方が、面接対策を怠ったために失敗することもあります。限りあるチャンスを活かすためにも、ぜひ十分な準備を行ってから臨んでいただきたいと思います。

CYFIRMAの採用面接に臨む前に

転職成功の確率をアップさせたい方は、グローバルウェイ・エージェントにご相談ください。CxOや役員から直接情報を共有してもらうことで、必要な候補者像を把握しており「候補者公開不可情報」や「過去の面接成功・失敗事例」を把握しています。なお、スピーディな対応を行うために、登録フォームの備考欄に「CYFIRMAの件」と明記願います。費用はかかりません。

この記事の執筆者

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