【外資系転職戦略】Anaplan(アナプラン)への転職チャンスをモノにする

【外資系転職戦略】Anaplan(アナプラン)への転職チャンスをモノにする

外資系・グローバル企業への転職。ハイクラスな求人が多い外資系の企業の概要と業績、社風や報酬について、そして面接の質問内容など転職に役立つ情報をキャリアコンサルタントが解説します。私たちと一緒にやりがいも年収もアップする転職を勝ち取りましょう。今回はAnaplan(アナプラン)です。


こんにちは。株式会社グローバルウェイ代表取締役でヘッドハンターの各務(かかむ)正人です。
年間4000万人以上の転職希望者が利用している企業の口コミサイト、「キャリコネ」の転職エージェントがお勧めするイチオシ企業をご紹介させていただきます。

現在転職をしようと考えているけれど、自分にはどういう企業があっているのかいまいちわからないといったお悩みはないでしょうか?

そんな方に向けて、我々が日々情報収集を続けている中から選りすぐりの企業をピックアップしてご紹介いたします。

今回はビジネス計画・実行領域のソフトウェアでめざましい成長と遂げているグローバルスタートアップ企業Anaplanです。

Anaplanとはこんな会社だ

転職するなら超成長企業Anaplanを目指せ!

Anaplan社は、企業が経営していく上で必要なあらゆる計画・実績管理業務(予算計画、人員計画、営業計画、マーケティングパフォーマンス管理、需給計画等)を分析できるクラウド型プラニング・ソリューションを提供している外資系非上場企業です。
2006年にMichael Gould氏によってイギリスで創業、2011年に本社をカリフォルニア州サンフランシスコに移し、世界12ヶ国・17ヶ所に拠点を構え、全世界で約650人(2017年6月時点)の社員が働いています。
日本法人のAnaplan Japan株式会社は2016年に設立され、六本木にオフィスを構えています。社員数は4名(2017年6月時点)。現在の日本法人のカントリーマネージャーは中田淳氏です。

会社の成長を牽引する経営陣の顔ぶれ

本社

Frank Calderoni(フランク・カルデロニ)

会長兼CEO。IBMにおける21年間のキャリアの後、SanDisk CorporationやQLogic CorporationにおいてCFOを歴任。Cisco Systemsにワールドワイドファイナンス担当バイスプレジデントとして入社。その後カスタマーソリューションファイナンス担当SVPを務めた後、EVP兼CFOとして7年間従事。Red Hat Inc.のEVP兼CFOを経て、CEO兼プレジデントであり、取締役会メンバーとしてAnaplanに入社。

Anaplan JAPAN(日本法人)

中田淳(Jun Nakata)

社長執行役員。Anaplan Japan株式会社カントリーマネージャー。大阪外国語大学卒業後、富士通に入社し、PCやPCサーバのチャネル販売を担当。その後、SAS Institute Japanにて製造、流通、公益の各業界を担当するアカウントマネージャを経てBI Platformの事業開発担当に従事。その後、SAPにて、Analyticsポートフォリオの日本国内における事業責任者を務める。2016年2月にAnaplan Japanの第一号社員となり現在に至る。

転職者が特に気になるAnaplanの業績と注目度

Anaplan社は40カ国以上、660社を超える企業を顧客に抱えています。主な顧客には、ユナイテッド航空、デルモンテ、HP、Box、P&G、モトローラ、VMWare、アクティビジョンなどがあります。またパートナー企業にはデロイト、アクセンチュア、PwCなどがあります。
日本では、パソナを始めとして大手を中心に導入する企業が増えています。パソナテキーラやアビームコンサルティング、NTTデータグループのクニエといった企業とパートナーシップを締結し、顧客拡大を図っています。
2016年度の決算ではサブスクリプション売上高が前年度比75%超増加し、全売上高が1億2000万ドルに達したと発表されました。

調達した資金額と投資家・VC

スタートアップデータベース「CrunchBase」によると資金においてAnaplanはこれまでにシリースAからEまでの5回のラウンドでおよそ2億4千万ドルを投資家から調達。企業評価額は10億ドルを突破し、ユニコーン企業の1社に数えられるようになりました。間もなくIPOをするのではないかと推測され、マーケットからの注目も集めています。

投資家の顔ぶれは、ニュージーランドで最大のインターネットオークションサイト「TradeME」創始者のSam Morgan氏やオーストラリアの会計ソフト会社「MYOB」の創始者Craig Winkler氏といった個人投資家から、Facebook、Evernote、Sourcefireなどに投資してきたMeritech Capital PartnersやBox、Tumblr、Twitter、SpaceX、Teslaに投資してきたDFJ Growthなどが名を連ねています。

※それぞれのラウンドで調達した資金額とその時のリードインベスターなど、詳しい情報については「CrunchBase」でご確認ください。

2018年にニューヨーク証券取引所に上場。IPO公示価格を40%上回り、2億6350万ドルを調達しました。

主な株主にはVanguard Group、Coatue Management、Tiger Global Management、Price (T.Rowe) Associates、Blackrockなど名だたる機関投資企業が名を連ねております。機関投資家が保有する株は82.25%、インサイダーの保有株は7.91%という割合になっています。

業界内外からも注目されるAnaplan

またAnaplan社は、多数のアワードを受賞し業界内外からも注目されています。

・米経済誌Forbesが主催する「World’s Best 100 Cloud Companies」に2016年、2017年と2年連続で選出
・IT分野の調査・アドバイスを行う企業Gartner(ガートナー)はStrategic Corporate Performance Management(SCPM)マジッククアドラント2においてAnaplanをビジョナリーに選出
・米経済誌Fast Companyが選ぶ、2016年度のエンタープライズソフトウエア業界におけるもっともイノベーティブな企業のトップ10に選出
・Forrester社は2016年第4四半期におけるForrester Wave™ Enterprise Performance ManagementにおいてAnaplanをリーダーに選出
・モルガン・スタンレーは2016 CTO Award for Tech Innovationを授与。
・BCS(英国コンピュータ協会)はBest Place to Work in IT 2016にAnaplanを選出

サンフランシスコ本社で開催された「Startup Innovation Tour」の様子(2016年10月)

Anaplanがターゲットとしている市場と成長性

近年のBI市場は毎年拡大の一途を辿っています。IT専門調査会社IDC Japanによると、2015年の日本国内のBA(ビジネス・アナリティクス)ソフトウェアの市場規模は1921億2100万円であり、前年比10.2%増の高成長を記録しています。その要因の一つとしてセルフサービス型BIの急速な需要が挙げられています。(※1)

また2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)6.4%で推移し、2020年には2,617億6,200万円になるとIDCは予測しています。(※1)

グラフ作成:IDC Japan, 2016年8月

(※1)出典:IDC Japan「国内BA(ビジネスアナリティクス)ソフトウェア市場予測を発表」2016年8月

その背景には、IT化が進む中でどんな企業であっても容易にデータが蓄積できるようになったことがあげられます。そしてさらにそのデータ分析が容易にできるようにしたのが、セルフサービス型BIです。

それまではBIツールはデータを蓄積するためのサーバシステムとセットで販売され(オンプレミス)、そのため導入コストが数百万単位と高額になっていました。また分析はひとつひとつ順を追ってデータを積み重ねてく仕組みであったために膨大な時間がかかっていました。

そこに登場したのが、月額数千円から数万円程度で使用でき、かつデータ処理速度と可視化の速度が格段に向上したセルフサービス型のBIツールです。Anaplanはセルフサービス型BI市場の成長から恩恵は受けるものの、AnaplanはBI製品ではなく、ビジネス計画に特化したクラウド型ソフトウェアであるというポジショニングをとっており、BIツールなどとも共存できるソフトウェアとなっております。

Anaplanの主力製品と競合との差別化ポイント

Anaplan社は従来型のBI製品がターゲットとしている市場とは異なり、主にMicrosoftのExcelが利用されているビジネス計画と実績管理業務の市場をターゲットとしております。Anaplanは3000ほどある企業の計画と実績管理業務のパターンを分析し、領域を絞ってモデリングの型を用意しています。最大の差別化となっているAnaplanのHyber Blockというモデリングエンジンは、クラウド上で稼働し、1つのモデル内で1000億のセルを管理でき、10億セルの計数を1秒で処理できるそうです。企業がExcelしか選択肢がなかった領域をリプレイスする、Excel Killerとして知られております。

Anaplan社が提供するプラットフォーム「The Anaplan Pratform」の概要

そして、あらゆるビジネス・プロセスをモデリングすることを実現するためAnaplan App Hub上に200以上のアプリを用意されていて、必要に応じて使用できます。アプリはユーザーが構築することも可能で、それには難しいコーディングの必要はありません。またApp Hubを利用してアプリを展開するのも容易です。

特筆すべきは、特許を取得した自社開発のインメモリデータベースをコア技術として有しており、膨大なデータもリアルタイムで処理を行うことが可能なこと。さらには、ビジネスプランニングするツールとしてExcelのような操作性を念頭に開発されており、ユーザーインターフェースもExcelライクなこと、既存のExcelシートでの定義がそのまま使用できたりするなど、ユーザビリティは非常に高いものになっています。

Anaplanのサンプル画面

こんな人がAnaplanに転職すると成功する

超成長企業かつスタートアップ企業であるAnaplan社は、即戦力になる人材を優先的に採用しています。BtoBビジネス経験やビジネス英語力が必須であることは言うまでもありませんが、主力商品が企業のビジネスの計画や実行をサポートするソフトウェアであるため、業務アプリケーションソフトウェア領域の経験をもつ転職者が成功しやすいです。特にBI、CRM、SCM、ERPといった領域のソフトウェア会社での実績がある方はかなり有利です。

ベンチャー企業での経験が長く、職掌を超えて仕事を巻き取って行動できるタイプの人はAnaplan社にマッチしているといえます。逆に大手企業での勤務経験が長い人は、仕組みができていないベンチャー企業に入ると苦労することが多いため、相当の覚悟と将来のキャリアビジョンが必要です。このあたりは、転職エージェントと十分に相談をした上で、Anaplan社への応募を検討すべきでしょう。

気になるAnaplanの年収やキャリアプラン

スタートアップ企業ではありますが、Anaplan社のほうが大手企業よりも待遇が良いです。意外かもしれませんが、日系企業と比べて固定給の面で特にハンデはありませんし、むしろAnaplan社のほうが高いこともあります。もちろん、外資系の特徴でもある、成果に見合った賞与や、ストックオプションといったリワードが給与の大きな部分を占めています。

Anaplan社にかぎらず、この手の会社で成功している若手の年収はかるく1000万円を超えることもざらで、中には数千万円を手にしている方もいます。

実績を重視されますので、頑張り次第では将来本社役員や日本法人のカントリーマネージャー、役員、マネージャに登用される可能性が非常に高いことも特徴です。

Anaplanへの転職を成功させるために

Anaplanの具体的な採用求人状況やポジション、年収、経営陣の人となり、会社の雰囲気、キャリアパスなど、詳細については非公開情報になります。ご興味のある方はプロの転職エージェントにご相談ください。

創業者のマイケル・グールド氏。イギリスのヨークオフィスにて。

Anaplaという企業についてご理解いただけましたでしょうか。
求人は求められるスキルのハードルが高いのが特徴的ですが、例え書類が通過したしたとしても、次の面接でつまづく方が多くいらっしゃいます。
面接の質問は、定番なものから地頭の良さを計るものまで様々な内容のが投げかけられます。また職種特有の質問もあり多種多様です。
面接対策をしないと選考を通過する確率はかなり低いです。例えば、現時点で数億円を稼ぐ優秀な営業の方でも面接対策無しで失敗する姿を何人も見てきました。情報が少ない中で個人での対策だけでは限界があるのです。
我々は、CxOや役員から直接情報を共有してもらうことで、本当に必要な候補者像を把握しています。その為、成功確率の高い転職支援が可能です。

「お約束」

・CxOや役員クラスとの直接のコネクションで具体的な情報を提供
・専任コンサルタントが貴方のセールスポイントを明確化
・職種やポジション別に、想定問答での面接対策を実施
・一般的なエージェントと違い、興味のない求人を紹介は致しません
・キャリアアップにならない場合には転職をお勧め致しません

1ランク上の転職を成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。ぜひご相談ください。一緒に頑張って内定を勝ち取りましょう。

グローバルウェイ エージェントの簡単な説明はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。

転職エージェントのご利用が不安な方、抵抗がある方はこちらの記事をご覧ください。

以上、各務が解説させていただきました。

この記事の執筆者

外資系IT企業、コンサルティングファーム、システムインテグレーターの各業界の現場の最前線で活躍してきたヘッドハンター集団。サーチ型エージェントとして活動しています。
直接キャリア面談の実施から入社、その後一生涯のキャリア形成までを丁寧にサポートします。


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