弁護士ドットコムの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「専門家をもっと身近に」を理念に掲げ、法律や税金などに関するポータルサイトを展開する弁護士ドットコム。法律相談をしたい人と弁護士をつなぐプラットフォーム「弁護士ドットコム」は、国内弁護士の半数にあたる約2万人が登録する同社の主力サービスです(2021年5月現在)。また、2015年にサービスを開始したWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」のクライアント数は、2021年1月に14万を突破しました。
2005年の創業から急成長を遂げてきた同社。基本的に新卒採用をおこなわず、さまざまなバックグラウンドを持つ中途社員で組織が構成されています。口コミから感じられるのは、活気に満ちたフラットで風通しの良い組織です。定期的な1on1ミーティングをはじめ、社員懇親会、シャッフルランチなど、社員同士の交流を深めるためさまざまな取り組みをおこなっています。
成果主義を基本としている同社では、主体的にチャレンジする人には多くの機会が与えられ、仕事を通じて成長が期待できるといいます。在宅勤務に必要な備品購入に関する補助や最新のMacの貸与といった多くの支援策も、モチベーション向上につながっているようです。
企業理念の実現に向け、チーム一丸となって新たなチャレンジに取り組んでいく。採用面接では、このような社風にフィットして活躍できる人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年5月現在、エンジニア、セールス、マーケティング、事業開発・企画など、複数のポジションで中途採用をおこなっています。詳細はコーポレートサイトで確認してください。
また、興味関心のあるポジションが現在公開されていない場合には、オープンポジション枠からの応募が可能です。いずれのポジションもコーポレートサイトからエントリーできますが、求人サイトや転職エージェントも活用できます。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。
選考フローに関する公式情報はありませんが、書類選考後に2〜3回程度の面接がおこなわれるのが一般的です。応募から内定までの期間は1ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接で重要視されるのは、これまでのキャリアをどう生かし、どんな価値を提供できるのかという点です。自ら考えて行動する主体性が不可欠なため、そういった資質や意気込みをアピールできるよう、さまざまなエピソードを用意しておくことをおすすめします。
また、理念に対する共感も大切です。企業理念のほか、クラウドサイン事業部では独自のミッション、ビジョン、バリューを策定しています。同事業部に応募する場合には、内容をしっかり把握して臨みましょう。
同社の場合、承認が降りれば副業をおこなうことも可能です。すでに副業を持っている場合には、理解が得られるような説明を心がけてください。口コミによると、同社の面接は難易度が高いとのこと。論理的でありながら、仕事への情熱や成長意欲をしっかり伝えられるよう、自分のストーリーを整理しておきましょう。
弁護士ドットコムの面接攻略法(面接対策)
■弁護士ドットコムの事業戦略を理解した上で自己分析をする
同社が主力サービスと位置づける法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」は、約2万人の弁護士が登録し、2020年12月時点で月間約1191万人のユーザーが訪れるポータルサイトに成長しました。今後は集客支援に加え、情報支援および業務支援におけるサービスを拡充していくことで、より多くの弁護士が活用するプラットフォームにしていきたいとしています。
さらに近年成長をけん引しているのが、電子契約サービスとして注目されている「クラウドサイン」です。2021年1月時点の導入企業数は14万社に達し、業界シェアは80%を超えました。
この背景には、電子契約普及に向けた急速な法整備などがあります。また、社会的なテレワーク推進の流れを受け、有料契約企業が増加すると同時に、大企業のビジネスプランの導入、契約送信件数の増加などが売上を後押ししました。こうした社会の流れを確実につかむために、クラウドサインにおいて⼈員およびマーケティング投資を加速させる方針です。
面接にあたっては、今後の事業戦略を読み解き、これに沿った自己分析をおこなう必要があります。今後発表される2021年3月期決算にも注目して、どの分野に経営資源を投じていく方針なのかを把握しておくとよいでしょう。
■「なぜ弁護士ドットコムに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接では志望動機に加え、「なぜ、弁護士ドットコムなのか」という質問が出されます。面接官はこの質問を通して、「社風や理念について十分に理解しているか」「スキルや経験は生かせそうか」など、入社後のミスマッチを防ぐための要素を見極めています。
この質問に明確に回答するためには、競合他社についての研究が不可欠です。他社の経営スタイルや社風を理解することで、同社への理解がより深まるでしょう。他社研究の切り口は「弁護士市場」「情報サイト」「プラットフォーム」など多数あります。以下に挙げた企業を参考に、自分なりの切り口でさまざまな角度から他社研究をおこなってみてください。
- 株式会社ココナラ
- 株式会社エフアンドエム
- 株式会社オールアバウト
- 株式会社ラクス
弁護士ドットコムの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ここまでの企業研究を通じて、弁護士ドットコムの方向性や求める人材像に対する理解が深まったのではないでしょうか。
同社の面接では、これまでの仕事の経験や培ってきたスキルなどを詳細に聞かれる傾向にあります。また、当事者意識を持ちながら、仲間とともにサービスを作り上げていく意欲が求められます。「企業理念の実現に向け、チーム一丸となって新たなチャレンジに取り組んでいく」という社風を意識し、「仲間と協働しながら、主体的にチャレンジできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを用意して臨みましょう。
面接対策の総仕上げとして、過去実際にあった質問内容をおさらいしておくことも重要です。以下に面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。このような質問に直面した場合に、自分ならどう答えるかをシミュレーションしておくことをおすすめします。
弁護士ドットコム株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代後半・男性/プログラマ] 【結果:入社】
[男性/デザイナー] 【結果:入社】
[男性/マーケティングセールス] 【結果:入社】
[男性/セールス] 【結果:入社】
弁護士ドットコムの採用面接に向けて
弁護士ドットコムの中途採用面接に向けて押さえておきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3点です。
- 「企業理念の実現に向け、チーム一丸となって新たなチャレンジに取り組んでいく」という社風にフィットし、「仲間と協働しながら、主体的にチャレンジできる人材」であることをアピールできるよう、エピソードを用意して戦略的に自己PRを練る。
- 弁護士ドットコムの事業戦略を理解し、それに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ弁護士ドットコムか」に対する答えを明確にしておく。
これらに参考に準備をすすめ、面接当日は入社への思いを積極的にアピールしていきましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。