ドリームインキュベータへの転職チャンスをものにする【コンサルティング&事業投資】

ドリームインキュベータへの転職チャンスをものにする【コンサルティング&事業投資】

年間4000万人のビジネスパーソンが利用する企業口コミサイト「キャリコネ」の転職エージェントがお勧めするイチオシ企業をご紹介します。今回は、ビジネスプロデュース事業とインキュベーション事業を2本柱とする、ドリームインキュベータ(DI)を取り上げます。


この記事のポイント

1.事業創造支援を「構想」から「戦略」「社内外ドライブ」まで一気通貫で行うモデルを目指す。
2.コンサルティングと事業投資の2本柱。従業員数ではコンサルが7割、売上高では投資が9割。
3.現在は特にマジョリティ投資で成果をあげている。買収したペット向け医療保険事業が好調。

ドリームインキュベータの概要

ドリームインキュベータは、外資系企業のボストンコンサルティンググループ(BCG)で代表を務めた堀紘一氏が2000年に設立した戦略コンサルティング会社です。

2002年5月に東証マザーズ上場、2005年9月に東証一部に市場変更。2020年に創業20周年を迎えました。

ミッション・ビジョン・バリュー

DIは2020年、ミッション・ビジョン・バリューを新たに策定しています。“The Business Producing Company”として、社会を変える事業創造への挑戦を続ける決意を示しています。

-Mission- 社会を変える 事業を創る。

-Value- 挑戦者が一番会いたい人になる。

-Value- 枠を超える。
領域の枠を超えて構想する。
常識の枠を超えて戦略を立てる。
組織の枠を超えて仲間を集める。
自分の枠を超えて挑戦する。

代表者

ドリームインキュベータの経営を長年牽引してきた、取締役ファウンダーの堀紘一氏と代表取締役社長の山川隆義氏は、2020年6月の株主総会で退任。代表取締役3名の新体制を経て、2021年6月から代表取締役2名体制となっています。

代表取締役CEOの原田哲郎(はらだ・てつろう)氏は、カリフォルニア大学バークレー校経営学修士(MBA)修了後、米国公認会計士、海上自衛隊、日本生命保険相互会社を経て、2000年よりドリームインキュベータに参画しました。

代表取締役社長COOの三宅孝之(みやけ・たかゆき)氏は、京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修了後、通商産業省(現 経済産業省)、A.T. カーニーを経て、2004年よりドリームインキュベータに参画しています。

代表取締役CEO 取締役会議長 原田 哲郎(はらだ・てつろう)氏(写真中央)
代表取締役社長COO 三宅 孝之(みやけ・たかゆき)氏(写真右)
取締役副社長COO 細野 恭平氏(写真左)

国内外の拠点

ドリームインキュベータは2011年6月から、東京・霞が関の東京倶楽部ビルディングを拠点にしています。また、海外に2つの拠点(ベトナムとインド)を設けています。

ドリームインキュベータの業績

ドリームインキュベータの売上高は、2012年3月期の65.3億円から2021年3月期の277.8億円へと、右肩上がりに成長しています。

一方で利益は伸び悩んでおり、2020年3月期の2500万円、2021年3月期は9億7100万円の経常赤字となっています。

出典:2021年3月期決算説明会資料

ドリームインキュベータの事業セグメントは、有価証券報告書では「ビジネスプロデュース事業」「インキュベーション事業」の2本としています。

単体の従業員数の7割は、戦略コンサルティング、M&A支援、経営幹部育成支援を行うビジネスプロデュース事業が占めていますが、売上高の約9割は、ベンチャー投資などを行うインキュベーション事業が生み出しています。

決算説明会資料では、インキュベーション事業をさらに「ベンチャー投資セグメント」と「事業投資」に分け、事業投資の内訳を「ペットライフスタイルセグメント」「HRイノベーションセグメント」「その他セグメント」に分けており、整理すると以下のようになります。

◆ビジネスプロデュース事業

  • 戦略コンサルティング/M&A支援/経営幹部育成支援

◆インキュベーション事業

  • ベンチャー投資セグメント
  • 事業投資
    • ペットライフスタイルセグメント(ペットライフホールディングス)
    • HRイノベーションセグメント(ワークスタイルラボ)
    • その他セグメント(ボードウォーク、ピークス)

売上利益ともに貢献度が圧倒的に大きいのは、ペットライフスタイルセグメントの事業投資。2020年10月にはリクルートより、オンラインでのペット健康相談・しつけ相談プラットフォームを展開するペッツオーライ事業を譲り受け、さらなる拡大を図っています。

ドリームインキュベータの事業

上記の通り、ドリームインキュベータは「ビジネスプロデュース事業」と「インキュベーション事業」の2本立てで事業を行っていますが、「社会を変える 事業を創る。」というMissionを達成すべく、クライアントの事業創造を支援する点では共通しています。

ドリームインキュベータでは、事業創造支援を5つのステップの一気通貫で行っています。

  1. 構想:業界の枠を超えた”あるべき姿”を提案
  2. 戦略:ビジネスモデル構築
  3. 仲間づくり:既存の枠を超えたパートナリング形成
  4. ルールづくり:法令を含めた制度設計にアプローチ、産業・社会の枠組みづくり
  5. 社内外ドライブ:社内外のパートナーを巻き込み、構想を実現

以下、「ビジネスプロデュース事業」と「インキュベーション事業」の内訳を整理します。


ビジネスプロデュース事業

ビジネスプロデュース事業の取り組みは、「トランスフォーメーション・成長支援」「事業創造支援」「ソーシャルインパクトボンド(SIB)」の3つで構成されています。

◆トランスフォーメーション・成長支援(コンサルティング)

ドリームインキュベータは、クライアントの組織運営・既存事業支援として以下のようなコンサルティングを行っています。

  • 全社戦略の構築:ビジョン策定、中期経営計画策定、事業ポートフォリオ再構築などの支援
  • 個別事業の成長支援:マーケティング改革、営業改革、DXなどの支援
  • R&D支援:技術戦略策定、技術経営体制への組織変革などの支援
  • SDGs経営支援:SDGsに立脚した中期経営計画や事業戦略の策定などの支援
  • グローバル経営支援:グローバル経営体制への組織変革、各国事業の成長戦略策定などの支援
  • M&A支援:日本企業の海外M&Aやターゲット探索型M&Aの支援

◆事業創造支援

ドリームインキュベータは既存事業支援のコンサルティングのほか、5年後、10年後の「柱」となる数千億円規模の事業を創造する支援を行っています。

現状の産業区分・法制度・慣習・常識などの枠を超え、産業や事業の在り方から描き直すビジネスプロデュース活動を通じて、将来の成長を牽引する新規事業創造の支援に取り組んでいます。

支援形態は「コンサルティング」ではなく「プロデュース」という位置づけ。お客様と伴走し、様々なプレイヤーを巻き込みながら、事業創造に取り組みます。直近の取り組み事例は以下の通りです。

◆ソーシャルインパクトボンド(SIB)

ソーシャルインパクトボンド(SIB)とは、民間のノウハウや資金を活用して、自治体が抱える課題を解決する官民連携の仕組みです。

ドリームインキュベータは、医療・健康、インフラ維持修繕、防災、リサイクル、教育、まちづくり等の分野でSIB活用を推進しており、愛知県豊田市とSIBを活用した介護予防事業を展開しています。

インキュベーション事業

インキュベーション事業には、ベンチャーおよび成長企業に対してプリンシパル投資を行う「インキュベーション」と、マジョリティ投資によって事業主体となる「事業投資」の2つの種類があります。

◆インキュベーション

国内外のベンチャーおよび成長企業に対して投資・育成を行います。

資金提供のみならず、成長戦略策定、ビジネス拡大のための仲間づくり、大企業と連携したビジネスエコシステムの構築など、様々な側面からサポートを行います。

  • 大きな”地殻変動”が起きつつある領域(例:AI、ロボティクス等)に注力
  • 世界の先鋭的な起業家やキャピタリストとのネットワークを活用
  • 戦略コンサルティング実績のあるビジネスプロデューサーによるハンズオンの支援

◆事業投資

事業投資は、成長企業にマジョリティ投資を行い、事業主体となって経営陣として参画、グループ会社として事業を推進するタイプの投資事業です。以下は投資先の例です。

  • アイペットホールディングス株式会社:ペット向け医療保険事業(業界2位)、出資比率57%
  • 株式会社ボードウォーク:イベントチケット等の販売プラットフォーム事業、出資比率30%(潜在ベース46%)
  • ピークス株式会社:メディア・デジタルサービス事業、出資比率100%
  • 株式会社ワークスタイルラボ:フリーコンサルタントのマッチングプラットフォーム事業、出資比率100%

アイペットホールディングスのケース

ドリームインキュベータは2011年、当時赤字経営だったアイペットを買収。少額短期保険業者から損害保険会社に転換させるなど、経営支援に注力しました。その結果、2018年に東証マザーズに上場を果たし、2021年3月期には売上高228.5億円に拡大してドリームインキュベータを支える主力事業に成長しています。

ドリームインキュベータの人材育成

ドリームインキュベータのキャリアは、ビジネスプロデューサー(BP)から始まり、マネージャー、執行役員とステップアップしていく仕組みです。

  • ビジネスプロデューサー(BP):現場の最前線でプロジェクトを推進
  • マネージャー・シニアマネージャー:現場のリーダーとして、プロジェクトチームを指揮
  • 執行役員:プロジェクトの総責任者であり、顧客企業の成長にコミット

キャリアパスとしては、多様なパターンが存在します。戦略コンサルティングを極める、事業投資・海外投資に転ずる、海外現地法人の立ち上げ・マネジメント層に転ずる、など、一人ひとりが適性に応じてキャリアの方向性を設定します。

育成プログラム

ビジネスプロデューサー、マネジャーといった階層別に設定されたOff-JTトレーニング体制と、現場でのパフォーマンスを支えるOJT制度が整備されています。

ドリームインキュベータの働き方

ドリームインキュベータの仕事は、オフィサー(執行役員)1名、マネジャー1名、ビジネスプロデューサー(BP)3~4名でプロジェクトチームを構成して進められます。

プロジェクト期間はテーマによってまちまちですが、およそ3ヶ月~1年です。一般的なコンサルティングファームとは異なり、産業・機能別に組織が縦割り化されていないことが特徴です。

従来の戦略コンサルティングファームとは一線を画するDIには幅広い選択肢があり、自分のやりたいことに挑戦させてもらえる環境があります。ビジネスプロデューサーとして、業界の枠組みを超え複数の事業で求められる多様なスキル・多面的な考え方を身に着け、また、様々なバックグラウンドをもった仲間たちと切磋琢磨しながら過ごしたDIは、ビジネスパーソンとしての総合力を高めるための素晴らしい道場だったと感謝しています。(BP・卒業生からのメッセージより)

また、事業フィールドやスキルの融合をねらい、社内コミュニケーション施策を整備しています。

  • 全体会議:社内情報共有・ディスカッションを目的とする、社員全体ミーティング。毎月1度、経営トップも含めて開催
  • DI’s Café / DI’s Bar:コミュニケーションスペースとして、スナックやドリンク類を設置。不定期で社内外のメンバーによるトークイベント&交流会なども開催
  • コミュニケーション活動費補助:社員同士のコミュニケーション促進のため、ゴルフ、フットサル、囲碁などの活動に補助金を支給
  • DI全体新年会:社外取締役・監査役・顧問も招いた、DI全体での新年会

ドリームインキュベータの平均給与

2021年3月期のDI社員の平均年間給与は、976.3万円でした。直近5年間で1000万円を下回るのは初めてです。

  • 2021年3月期 976.3万円
  • 2020年3月期 1034.7万円
  • 2019年3月期 1150.7万円
  • 2018年3月期 1059.8万円
  • 2017年3月期 1066.4万円

ドリームインキュベータの求人

ドリームインキュベータの求人職種は「ビジネスプロデューサー」のみキャリア採用サイトには、2021年10月4日現在、2つの求人が掲載されています。

  1. 戦略コンサルティング部門 ビジネスプロデューサー
  2. 企業財務ソリューショングループ ビジネスプロデューサー

それぞれ、該当する業務の実務経験のほか、英語力、提案力などが必須要件として設定されています。

ドリームインキュベータの採用面接で聞かれる質問

面接に際して、志望動機をまとめるためには「Can」「Will」「Must」についてよく考え、整理しておいた方がいいでしょう。念のため簡単に説明すると、

  • Can:自分ができること(スキル、能力、経験、実績)
  • Will:自分がしたいこと(意思、意欲、ビジョン)
  • Must:自分がしなければならないこと(会社から要求・期待されると認識していること)

の3点を整理し、それらが重なったところで「自分の志望動機」を整理するということです。

ドリームインキュベータの面接では、他のコンサルティングファーム同様、ケース面接が行われることが特徴です。また、「これまで最も苦労したことは?その克服方法は?」といった質問も多く見られます。こうしたやり取りを通して、問題解決力や突破力、メンタルタフネスについて見極められますので、しっかりと準備をして臨みましょう。

マネジャークラス以上の面接準備

マネジャー以上については「Can」「Will」「Must」は当然として、職務に応じた個別の質問が多くなっており、あらかじめ準備が必要です。詳しくは、グローバルウェイ・エージェントまでお問い合わせください。(※登録フォームの備考欄に「ドリームインキュベータの件」と明記願います。)

ドリームインキュベータへの転職を成功させるために

以上、ドリームインキュベータという会社について、概要をご説明させていただきました。

求人は、求められるスキルのハードルが高いのが特徴的です。しかし、仮に書類が通過したしたとしても、次の面接でつまづく方が多くいらっしゃいます。

面接の質問は、様々な内容が投げかけられます。定番的なものから地頭のよさを測るもの、職種特有の質問もあり多種多様です。

あらかじめ面接対策をしないと、選考を通過する確率はかなり落ちます。現時点で数千万円を稼ぐ優秀な営業の方が、面接対策を怠ったために失敗することもあります。限りあるチャンスを活かすためにも、ぜひ十分な準備を行ってから臨んでいただきたいと思います。

ドリームインキュベータの採用面接に臨む前に

転職成功の確率をアップさせたい方は、ぜひグローバルウェイ・エージェントにご相談ください。私たちはCxOや役員から直接情報を共有してもらうことで、必要な候補者像を把握しており、上記以外の「候補者公開不可情報」や「過去の面接成功・失敗事例」を把握しています。
なお、スピーディな対応を行うために、登録フォームの備考欄に「ドリームインキュベータの件」と明記願います。費用は一切かかりません。ぜひご相談ください。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。