M&Aキャピタルパートナーズの転職研究 2026年9月期1Q決算に見るキャリア機会

M&Aキャピタルパートナーズの転職研究 2026年9月期1Q決算に見るキャリア機会

M&Aキャピタルパートナーズの2026年9月期1Q決算は、成約件数・コンサルタント数・契約負債が過去最高を更新。前年の特需反動で減収減益も成長軌道は堅調です。「なぜ今MACPなのか?」「転職希望者が直接提案型モデルでどんな役割を担い、国内最高水準の報酬を得られるのか」を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

第1四半期の成約件数が過去最高を更新する

2026年9月期第1四半期の連結成約件数は62件(前年同期比17.0%増)となり、第1四半期として過去最高を更新しました。前年の大型案件偏重の反動で減収減益となったものの、案件の「数」においては着実な成長を維持しており、採用職種にとっても市場での強い競争力が証明されています。

先行指標の契約負債とコンサルタント数が過去最高となる

将来の売上の源泉となる連結契約負債が1,520百万円(前期末比10.4%増)、連結コンサルタント数が259名と、共に過去最高を更新しました。積極的な採用活動により組織規模が拡大しており、中核事業でのキャリア機会が一段と広がっているポジティブな変化と言えます。

2026年9月期より利益指標を営業利益に統一する

当期より決算説明資料の利益指標を日本基準独自の「経常利益」から「営業利益」へ統一する経営体制の刷新が行われました。これはIFRS(国際会計基準)適用に伴う構造的変化の一環です。転職者にとっても、グローバル基準で自社の収益性をより明確に把握・比較できる環境が整い、経営管理の透明性が向上しています。

1 連結業績ハイライト

成約件数は1Q過去最高を更新。前年の特需反動により減収減益も、売上進捗率は巡航速度並みを維持しています。
連結決算ハイライト

出典:2026年9月期 第1四半期 決算説明資料 P.2

売上高

5,876百万円

前年比 -19.7%

営業利益

2,215百万円

前年比 -35.6%

四半期利益

1,704百万円

前年比 -33.1%

第1四半期の売上高は前年同期比19.7%減となりましたが、これは前年同期に「富裕層向け税制変更前の駆け込み」という一過性の要因で高単価な大型案件が集中したことによる反動です。利益面でも営業利益率37.7%と高水準を維持しており、一時的な要因を除けば成長軌道は堅調であると判断できます。

通期予想に対する進捗率は、売上高が21.8%、営業利益が21.5%となっています。数値上は一見低く見えますが、同社は資料内で「ほぼ巡航速度並み」と評価しており、先行指標である契約負債の積み上がりを背景に、期後半に向けて成約が加速する見通しです。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

中核のMACP単体、再成長を始めたレコフ。各拠点で専門性の高いM&Aアドバイザーを募集しています。
事業別決算実績

出典:2026年9月期 第1四半期 決算説明資料 P.4

M&Aキャピタルパートナーズ(単体)

事業内容:事業承継や事業成長、事業再編を目的とした独立・中立的なM&Aアドバイザリー業務を、直接提案型モデルで提供しています。

業績推移:売上高5,393百万円(前年比23.4%減)。成約件数は55件(12.2%増)と1Qとして過去最高を達成しました。

注目ポイント:紹介に頼らない「直接提案型ビジネスモデル」により、手数料1億円以上の大型案件を16件創出。圧倒的な集客力とブランド力により、プロフェッショナルとして質の高い案件に携われる機会が豊富に存在します。コンサルタント数は232名(前年同期比39名増)と拡大中です。

注目職種:M&Aコンサルタント(直接提案営業)、公認会計士・弁護士等の士業資格保有アドバイザー

レコフ(RECOF)

事業内容:業界再編やクロスボーダー案件を中心に、フィナンシャル・アドバイザリー(FA)業務を提供。ベトナム拠点との合算数値です。

業績推移:売上高373百万円(前年比138.1%増)。成約件数は7件(75.0%増)と大幅に伸長し、黒字転換を果たしました。

注目ポイント:組織の若返りと新副社長によるマネジメント刷新が奏功し、収益回復が鮮明になっています。過去最高水準の成約件数でスタートを切っており、案件開発力の強化が進んでいます。クロスボーダーや業界再編といった専門性の高い案件で実績を積みたい転職者にとって、非常に勢いのあるフィールドです。

注目職種:M&Aアドバイザー(FA担当)、クロスボーダー案件担当者

3 今後の見通しと採用の注目点

中期経営計画達成に向け、コンサルタント数の25%増員を継続。大手企業との新たな提携も開始されています。
コンサルタント数推移と採用計画

出典:2026年9月期 第1四半期 決算説明資料 P.11

同社は中期ビジョンとして、コンサルタント数を平均年25%増員させる3カ年計画を推進しています。2026年9月期の単体採用計画289名に対し、12月末時点での内定進捗率は69.5%と非常に高い水準で推移しています。これは、同社が「10年連続年収1位」という圧倒的な条件を背景に、優秀な人材を厳選して獲得できていることを示唆しています。

新たな成長戦略として、2026年1月より損保ジャパンとの医業承継コンサルティングに関する協業を開始しました。病院団体や医師会会員向けにサービスを提供することで、未開拓の領域での案件創出が期待されます。また、M&A戦略や提携戦略を積極的に検討しており、潤沢な現預金を活用したインオーガニック成長(買収等による成長)も今後の大きな注目点です。

4 求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

同社の最大の特徴は、金融機関等の紹介に頼らない直接提案型ビジネスモデルです。圧倒的なブランド力と営業力を武器に、潜在的な売却ニーズを掘り起こす仕事の難易度とやりがいを志望動機の軸に据えるのが有効です。「10年連続年収1位」という実績が示す通り、最高の人材が集まる環境で自らを磨きたいという成長意欲も高く評価されるでしょう。また、独自の教育プログラムや週1回の成約事例共有など、教育体制の充実も魅力の一つとして言及すべきポイントです。

Q&A 面接での逆質問例

・「直接提案型モデルにおいて、顧客の潜在ニーズを引き出すために最も重要視されているコンサルタントの素養は何ですか?」
・「中期ビジョン3カ年計画において、コンサルタント数25%増員という目標を掲げていますが、組織拡大に伴う教育の質維持についてどのような工夫をされていますか?」
・「損保ジャパンとの医業承継提携など、新たな領域への進出において、中途採用者が即戦力として期待される役割を教えてください。」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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部長面接がうまくいけばその場で社長面接へ誘導

現場の部長面接がうまくいけばその場で社長面接へ誘導されます。経営者と対峙できる素養を持ち合わせているかを見られるかと思います。

(20代後半・マーケティングコンサルタント・男性) [キャリコネで面接事例を見る]
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自分のワークライフバランスは自分で作る

ワークライフバランスも重視して企業を選定しておりますが、それは自分の実力でも変えられると思います。自分のワークライフバランスは自分で作ります。

(20代後半・経営コンサルタント・男性) [キャリコネで面接事例を見る]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2026年9月期 第1四半期 決算説明資料
  • M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2026年9月期 第1四半期 決算短信〔IFRS〕(連結)

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。


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