B-R サーティワン アイスクリームの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

B-R サーティワン アイスクリームの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

B-R サーティワン アイスクリームの2025年12月期決算は、4年連続で過去最高売上を更新し342億円に到達。アプリ会員数1,090万人突破や2026年からの東南アジア進出など、デジタルと海外展開が加速しています。「なぜ今サーティワンなのか?」転職者がどの事業で活躍できるのかを整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

4年連続過去最高売上を更新し342億円を達成する

売上高が前期比11.7%増の342億円に到達し、4年連続で過去最高を更新しました。コスト増を上回る効率化により、最終的な利益も17.7億円と創立以来52年間で最高の水準を記録しています。安定した財務基盤のもと、さらなる事業拡大に向けた投資余力が極めて高い状態にあります。

会員数1,090万人突破で売上の43%を占める

公式アプリ「31Club」の会員数が1,090万人を突破し、売上の43.2%を会員購入が占める強固な顧客基盤を構築しました。モバイルオーダーの売上も前期比82%増と急成長しており、デジタルを活用したマーケティング職やDX推進人材にとって、膨大なデータを活用できる魅力的なフィールドが広がっています。

2026年より東南アジア市場へ進出し海外展開を加速する

従来の台湾・ハワイに続き、2026年度よりインドネシア・マレーシアへの輸出事業を開始することを決定しました。国内事業の成功モデルを海外へ展開するフェーズに移行しており、国際事業開発やサプライチェーンの海外最適化など、グローバルなキャリア機会が急速に拡大しています。

1 連結業績ハイライト

既存店の好調とデジタル戦略の浸透により、すべての主要利益項目で前期を大きく上回る大幅増益を達成しました。
2025年12月期 業績ハイライト

出典:2025年12月期 決算説明資料 P.2

売上高 34,285百万円 (前期比 +11.7%)
営業利益 2,768百万円 (前期比 +17.1%)
最終利益 1,770百万円 (前期比 +14.7%)

2025年12月期の通期実績は、原材料価格の高騰や円安といった厳しい外部環境を、徹底したオペレーションの効率化と原価低減によって跳ね返しました。営業利益率は8.1%へ伸長し、売上の伸び以上に利益が拡大する筋肉質な収益構造へと進化しています。国内の総小売売上高も679億円と過去最高を更新しており、ブランドの勢いは加速しています。

2025年度の通期実績は、期初の連結業績予想をすべての指標で上回る形で着地しました。この好調なトレンドを背景に、2026年度もさらなる増収増益を計画しており、事業の進捗状況は極めて順調であると評価できます。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

「国内店舗」の圧倒的成長に加え、「国際事業」の新市場展開、「デジタル・AI活用」による次世代店舗運営が3つの大きな柱となっています。
2025年実績ハイライト:店舗数と売上

出典:2025年12月期 決算説明資料 P.7

国内店舗・マーケティング事業

【事業内容】 全国のロードサイド、ショッピングセンター、駅前等での「サーティワン」店舗展開およびフランチャイズ運営。

【業績推移】 国内店舗数は1,066店(21店舗純増)となり、1店舗当たりの年間売上高は6,449万円と過去最高を更新しました。

【注目ポイント】 スーパーマリオやポケットモンスターといった強力なIPとのコラボレーションにより来店頻度を向上させています。全店舗の89%にあたる952店舗で新店舗デザインへの改装を完了しており、VMD(視覚的陳列)や店舗マネジメントの経験を持つ人材の需要が高まっています。特に既存店の改装促進やリロケーション(店舗の移転)戦略が成長を牽引しています。

注目職種: 店舗開発、スーパーバイザー(SV)、エリアマネージャー、マーケティングプランナー

デジタル・DX戦略

【事業内容】 1,000万人超の会員を持つアプリ運営、モバイルオーダーシステム、AIによる店舗オペレーション支援。

【業績推移】 モバイルオーダー売上が前期比82%増と爆発的に成長。アプリ売上構成比も43%超へと拡大しました。

【注目ポイント】 単なる販促ツールとしてのアプリではなく、AIを活用した「発注予測システム」や「シフト作成システム」の導入により、店舗運営の最適化を加速させています。リテールテック領域への投資が強化されており、データサイエンティストやプロダクトマネージャーが、店舗オペレーションを直接変革する醍醐味を味わえる環境です。

注目職種: DX推進、データアナリスト、アプリ企画開発、システム企画

国際事業(台湾・ハワイ・東南アジア)

【事業内容】 台湾・ハワイでの海外直営店舗運営および、アジア圏への製品輸出事業。

【業績推移】 国内外合わせた総販売拠点数は1,556ヶ所(82ヶ所増)と過去最高。2026年より新市場への輸出を開始します。

【注目ポイント】 傘下に加えたハワイの子会社(31 Aikalima LLC)を通じた北米の知見と、日本独自の高品質な運営ノウハウを融合させています。これまでの拠点運営から、インドネシアやマレーシアといった成長市場への輸出事業へと拡大を広げており、海外事業の立ち上げ経験を持つプロフェッショナルが求められています。

注目職種: 国際事業開発、貿易実務・海外物流、海外店舗マネジメント

3 今後の見通しと採用の注目点

長期経営計画「31 in '31」に基づき、2031年に税引前利益31億円を目指す成長シナリオが進行中です。
長期経営計画 31 in '31 の4本の柱

出典:2025年12月期 決算説明資料 P.8

2026年度の通期予想では、売上高358億円、最終利益18億円を見込み、全指標において堅実な増収増益を予定しています。注目すべきは、神戸三木工場の拡張と新たな生産ラインへの42億円もの投資です。これは将来的な需要拡大を見越した大規模な供給能力の強化であり、製造管理や品質管理の専門人材にとっても重要なマイルストーンとなります。

今後の焦点は、国内の出店攻勢を継続しつつ、デジタルとAIを活用して店舗の「生産性」をどこまで高められるかです。また、海外展開が台湾・ハワイから東南アジアへと一気に広がることで、グローバルな組織作りやSCM(サプライチェーン管理)の再構築が必要となっており、専門性の高い中途採用をさらに強化していく姿勢が伺えます。

4 求職者へのアドバイス

HINT

志望動機のヒント

「We make people happy.」という企業理念のもと、過去最高業績を更新し続ける強いブランド力に注目してください。特に1,000万人規模のアプリ会員基盤や、AIを活用した店舗運営改革など、伝統あるブランドがテクノロジーで自己変革している点を志望動機に盛り込むと、同社の進む方向性と合致しやすくなります。

Q&A

面接での逆質問例

「2026年より開始されるインドネシア・マレーシアへの輸出事業において、現地のデマンド戦略を日本からどのように支援していく予定ですか?」

「AIによる発注・シフト予測システムの導入により、現場の働き方や店舗マネジメントの役割にどのような変化を期待されていますか?」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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接客が好きであればとても楽しいしごと

接客が好きであればとても楽しいしごとだとおもいます

(10代後半・ホールスタッフ・女性) [キャリコネの口コミを読む]
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残業が恒常化している

残業代が全て支給されるが、一人当たりの業務量が多すぎて残業が恒常化している点を問題に感じる。

(25歳・広告宣伝・女性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • B-R サーティワンアイスクリーム株式会社 2025年12月期 決算説明資料
  • B-R サーティワンアイスクリーム株式会社 2025年12月期 決算短信

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。