0編集部が注目した重点ポイント
①新規顧客の獲得で売上高が12.6%増加する
当第1四半期の全社売上高は2,557百万円を達成し、前年同期比12.6%増の二桁成長を維持しました。新規顧客の獲得拡大に加え、既存顧客におけるサービス追加受注の増加が業績を力強く牽引しています。主要システムの利用料や健診事務代行サービスが順調に拡大する中、カスタマーサクセスや法人営業の領域でキャリア機会が拡大する可能性があります。
②採用強化に伴う人件費の増加で営業利益が21.5%減少する
当第1四半期の全社営業利益は195百万円となり、前年同期比21.5%減を記録しました。売上高は順調に拡大しているものの、前期後半からの採用強化に伴う人員体制の再構築により、人件費が増加して一時的な減益要因となっています。ただし、これは将来の処理能力底上げのための前向きな人的資本投資であり、2Qからは増益転換を見込む計画となっています。
③派遣・業務委託費を削減して内製化へ移行する
当第1四半期より派遣・業務委託費の見直しと内製化の進展を強力に推進し、コスト構造を正常化フェーズへ移行させています。外部委託に頼っていた派遣・業務委託費について前四半期比で約1.3億円の縮減を達成し、通期5億円の削減計画に向けて順調に推移しています。内製人員の早期戦力化や多能工化が進む中、オペレーション部門のコア人材としての活躍の場が広がっています。
1連結業績ハイライト
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.3
売上高
2,557百万円
前年同期比: +12.6%
営業利益
195百万円
前年同期比: -21.5%
経常利益
206百万円
前年同期比: -18.0%
四半期純利益
130百万円
前年同期比: -18.7%
当第1四半期の売上高は前年同期比12.6%増となり、主力の健康管理プラットフォーム拡販が進み順調に増収となりました。利益面においては、前年同期比で一時的な減少となったものの、これは中長期の成長を見据えた採用強化に伴う人件費の増加が要因です。外注依存度を低下させて内製化を推進する構造改革が着実に進展しており、コスト構造の最適化に向けた取り組みの成果が現れ始めています。
通期業績予想(売上高11,000百万円、営業利益1,650百万円)に対する当第1四半期の進捗率は、売上高が23.2%、営業利益が11.8%となっています。一見すると利益の進捗が低く見えますが、同社のビジネスモデルには強い季節性があり、健診の実施時期や企業の健康増進イベントが集中する下期(特に第4四半期)に利益が偏重する傾向(期初時点の下期進捗率見込み78.5%)があります。この四半期特有の偏重傾向を踏まえると、今回の1Q実績は通期業績予想に向けて順調な進捗状況であると高く評価できます。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.4
バリューカフェテリア事業
【事業内容】 企業や健康保険組合を対象に、自社開発のシステムを基盤とした健診事務代行、カフェテリアプランの運営、特定保健指導等の健康管理サービスをワンストップで提供しています。
【業績推移】 当第1四半期の売上高は2,081百万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益(営業利益)は401百万円(同15.9%減)となりました。
【注目ポイント】 新規顧客の獲得が順順に進捗し、主要KPIであるユーザ数は322万人(前年同期比43万人増)へと大幅に拡大しています。Webセミナーの継続開催や協業先との営業連携強化が実を結んでおり、顧客基盤の拡充に成功しています。利益面は人件費の一時的な増加で減少したものの、ストック収益比率が高く、今後は各種アフターフォローサービスの追加受注を通じたユーザ1人あたり平均単価(ARPU)の最大化に向けて、ヘルスケアITの企画提案やシステム開発の専門人材が強く必要とされています。
HRマネジメント事業
【事業内容】 健康保険組合の新規設立や分割・合併を支援するコンサルティング業務、および健保組合の日常事務全般を代行するBPO(業務委託)サービスや人材派遣を展開しています。
【業績推移】 当第1四半期の売上高は476百万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益(営業利益)は91百万円(同72.8%増)と、極めて好調な増収増益を記録しました。
【注目ポイント】 健康保険組合の職員高齢化や補充人材不足、法改正対応による運営負荷の増大を背景に、アウトソーシング(BPO)需要が急増しています。同社は業界トップクラスの設立支援実績を強みに契約団体を伸ばしており、安定的なストック型の利益基盤が拡大しています。2025年12月には青森県弘前市に新たなBPOセンターを開設してオペレーション体制を一層強化しており、高度な業務プロセスの構築や、顧客の業務効率化にコミットできるプロジェクト管理・事務運営のスペシャリストが活躍できるフィールドが広がっています。
3今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.18
2026年12月期の通期連結業績予想は、売上高11,000百万円(前期比9.3%増)、営業利益1,650百万円(同86.9%増)を計画しており、期初予想からの変更はありません。大株主でもある日本生命や大同生命、東京海上日動といった大手金融・保険機関との強力なアライアンス体制や営業連携の強化により、大規模から中小規模法人までのマーケット開拓を加速させています。また、生成AIを活用した社内人材の早期戦力化や多能工化、業務基幹システム刷新・効率化によって、手作業の削減と業務自動化を推進し、処理能力の底上げを図っています。潜在市場の大きい「健診機関支援サービス(送客支援)」などの新規関連事業の育成にも注力しており、健康管理のインフラ企業として独自のストック型ビジネスをさらに進化させるため、変革を推進できる即戦力IT・営業人材にとって絶好の参画フェーズとなっています。
4求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は「健康情報のデジタル化と健康管理のインフラ企業」として、大手生損保各社との強固な資本・業務提携による営業ネットワークを有しています。志望動機を作成する際は、全社売上高の90%をストック型収益が占めるという極めて盤石なビジネスモデルに注目するのが有効です。また、単なる健康関連サービスの提供に留まらず、企業の健康経営や人的資本投資の推進といった社会的テーマに深くコミットしている点、あるいは当期から進む「外注費の削減と内製体制の確立」という効率化フェーズに貢献し、自らの専門スキルを活かして同社の圧倒的なサービスインフラの拡充を支えたいという意欲を伝えると、高い評価に直結します。
面接での逆質問例
- 今後の戦略として、日本生命や大同生命などの資本・業務提携先とのアライアンスによる新規開拓強化を計画されていますが、これら強力なアライアンスチャネルを通じて獲得する大規模・中小規模の法人顧客に対して、中途採用者がフロントとしてバリューを発揮するために特に求められる経験やマインドセットは何でしょうか。
- 1Qから派遣・業務委託費を前四半期比で約1.3億円縮減するなど、内製化に向けたコスト構造の正常化フェーズに移行されていますが、現在現場で進んでいる「社内生成AIの本格導入」や「オペレーション業務部門の多能工化」において、新しく入社する即戦力人材が真っ先に貢献すべきプロセスの標準化や組織の強化課題について詳しく教えてください。
- 潜在市場規模が約1兆円とされる健診・人間ドック市場を背景に、新規関連事業として「健診機関支援サービス」の拡大を推進されていますが、この領域における競争優位性をさらに盤石なものにするために、中途採用の専門人材が担うべきサービス開発やアライアンス開拓のミッションについて詳しく教えていただけますでしょうか。
5転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社バリューHR 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社バリューHR 2026年12月期 第1四半期 決算説明資料



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