0 編集部が注目した重点ポイント
①組織再編による子会社化と合併を完了し運用の多様化を推進する
2025年9月にSBI岡三アセットマネジメントを子会社化し、同年12月にはSBIレオスひふみを吸収合併しました。この組織再編によりグループの統括体制が一元化されました。前年はこれらが未連結のため単純比較はできませんが、今後はオルタナティブやデジタル領域への展開が進み、専門人材のキャリア機会が拡大する可能性が高いです。
②運用残高が13兆円を突破し国内資産運用業界の上位へと躍進する
グループ3社の高成長により、全体の運用残高は13兆円を突破し業界上位に位置する規模へ拡大しました。SBIアセットの高配当株シリーズ、SBI岡三のROBOPRO、レオスのひふみクロスオーバーproなどが牽引しています。事業規模の急拡大に伴い、各領域における多様な専門人材の必要性が高まっています。
③予想を上回り売上高が前年比2.41倍と過去最高を更新する
2026年3月期の通期連結業績は、売上高が27,859百万円と公表予想の27,000百万円を上回り過去最高を更新しました。営業利益、経常利益、当期利益のすべてにおいて公表予想を大幅に上回って着地しており、組織再編に伴う収益基盤の強化が明確な数値成果として現れていることが確認できます。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.3
当連結会計年度の業績は、組織再編を背景に飛躍的な成長を遂げました。売上高は大幅に増加し、7期連続での過去最高売上を更新しています。利益面においても、事業拡大に伴うコスト増加を吸収し、営業利益や経常利益で大幅な増益を記録しました。
公表されていた通期業績予想に対する実績としては、すべての指標において100%を超えて上振れ着地しており、当期の進捗状況は極めて順調に推移したと高く評価できます。転職者にとっても、非常に強固な財務基盤のもとで新しいキャリアをスタートできる環境が整っています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6
アセットマネジメント事業
【事業内容】
投資信託の設定、募集、運用などの投資運用や投資助言などを行う事業です。主にSBIアセットマネジメントなどのグループ会社が実務を担い、特色ある運用商品を展開しています。
【業績推移】
当期の外部顧客への売上高は26,332,716千円と前期比170.0%増という驚異的な成長を記録しました。(注:SBI岡三およびレオスは前年同期は未連結のため単純比較不可)
【注目ポイント】
組織再編を経て、低コストインデックスからアクティブ、オルタナティブ・デジタル領域へと進化しています。世界トップクラスの運用会社と連携したプライベートクレジット等の新領域拡大を急ピッチで進めており、投資家への提供価値を高めています。これら高収益モデルの確立に向け、高度な専門性を持つ運用人材や金融スペシャリストの需要が拡大しています。
ファイナンシャル・サービス事業
【事業内容】
金融・ウェブサイト等の情報を収集・分析し、顧客へ提供・コンサルティングを行う事業です。主にウエルスアドバイザー株式会社などが実務を担い、独自の評価情報を発信しています。
【業績推移】
当期の外部顧客への売上高は1,526,929千円を計上しました。報告セグメントの変更にともない全社費用等の記載方法が変更されましたが、グループを支える安定的な情報インフラとしての役割を果たしています。
【注目ポイント】
「株式新聞」WEB版の運営や投信比較ツールの提供を行っています。足元では共通のAIエージェント開発を推進しており、開示資料の自動チェックやヘルプデスク業務のチャットボット化など、業務オペレーションの効率化と高度化を徹底しています。金融とテクノロジーを融合させ、次世代の情報サービスを牽引するIT・DX人材が必要とされています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.16
市場環境の先行き不透明感から、次期の業績予想は現時点で未定とされています。しかし同社は、従来の運用ビジネスを進化させ、オルタナティブ資産およびデジタル領域を新たな成長ドライバーに据えて収益性の高いモデルへの转換を加速しています。世界有力な運用会社との連携や、海外運用会社の買収(M&A)を継続するほか、国内では直販モデルの高度化を進める方針です。これにより、早期に運用資産残高20兆円規模への到達を目指しており、グローバル展開や新規事業の立ち上げに携わりたい優秀な中途採用人材にとって、非常にエキサイティングなフェーズを迎えていると言えます。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社はSBI岡三の子会社化やレオスひふみとの合併を完了し、国内資産運用業界でトップクラスのプレゼンスを確立しつつあります。志望動機を構築する際は、単なる資産運用会社という枠組みを超え、「インデックスからアクティブ、そしてオルタナティブ・デジタルへ」という収益性の高い成長モデルへの進化に共感している点をアピールすると効果的です。特に、世界トップクラスの運用会社とのJVパートナー共創や、暗号資産ETF・投信の組成といった次世代のプロダクト開発において、自身の専門性や挑戦意欲がどのように貢献できるかを具体的に語ることが評価に繋がります。
面接での逆質問例
・「オルタナティブ資産やデジタル領域へのシフトを加速されていますが、新領域のプロダクト開発や運用体制の構築において、現在どのような経験・スキルを持つ中途採用人材が最も求められていますか?」
・「早期の運用資産残高20兆円規模への到達という高い目標を掲げられていますが、直販モデルの高度化やグループ一体化を進める中で、現場の社員の方々にはどのようなマインドセットや行動特性が期待されていますでしょうか?」
・「共通のAIエージェント開発などミドル・バックオフィスの自動化を推進されていますが、現場の業務オペレーションの効率化が、個々の専門人材のキャリア形成やコア業務への集中にどのような好影響を与えているか教えてください。」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- SBIグローバルアセットマネジメント株式会社 2026年3月期 決算説明資料
- SBIグローバルアセットマネジメント株式会社 2026年3月期 決算短信



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