2022年07月15日

【平均年収667.4万円】住友不動産社員の給料は実際いくらもらっているのか?

【年収のなぜシリーズ】平均年収はどれくらい?年棒それとも月給制?ボーナスは年何回?などの給与体系についての素朴な疑問を、取材データや口コミの内容を通じてお答えします。


初の売上高1兆円超えを達成した住友不動産。住友グループの中核として住友本社を継承しています。東京都心に所有するオフィスビル数No.1であり、マンションの供給戸数5年連続No.1です。

住友不動産の平均年収は667.4万円

住友不動産の有価証券報告書によると、平均年収は667.4万円と記載されています。キャリコネに投稿された給与明細を参考に住友不動産の年代別年収レンジを算出したところ、20歳代で380〜430万円、30歳代で540〜590万円、40歳代で680〜730万円となりました。正規雇用者の平均年収は495.7万円(国税庁・令和2年分民間給与実態統計調査結果)で、比較して約1.35倍の額です。

住友不動産の平均年収推移

グラフが表示されない場合はこちら
住友不動産・5年間の平均年収・平均年齢・従業員数(単体)の推移
決算月平均年収平均年齢平均勤続年数従業員数
2022年3月期667.4万円43.2歳8.39年5732人
2021年3月期669万円43.2歳8.01年5877人
2020年3月期679.4万円43.14歳7.6年5960人
2019年3月期661.6万円43.14歳7.5年5841人
2018年3月期649.3万円42.7歳7.22年5732人

出典:住友不動産・有価証券報告書

過去5年間の平均年収の推移をグラフと表組みで示しています。
住友不動産の平均年収は前年を下回り667.4万円でした。
過去5年間では3番目の額になりました。

住友不動産の年代別平均年収と中央値

住友不動産の年収中央値は30代で560.1万円

続いて年収実態により近い年収中央値を見てみます。20代から50代までの平均年収・平均月収・平均ボーナス・年収中央値を表にまとめました。

住友不動産の年収実態
年代平均年収平均月収平均ボーナス年収中央値
20代401.1万円27.1万円64.9万円360.99万円
30代560.1万円37.4万円90.8万円504.09万円
40代704.2万円46.7万円114.2万円633.78万円
50代773.1万円51.1万円125.4万円695.79万円

※キャリコネの口コミ、有価証券報告書、厚労省・経産省・国税庁発表の調査資料を元に、編集部で独自に算出

住友不動産の職種別年収

年収額は職種によってばらつきあり

住友不動産の属性年収は職種によって給与は大きく異なります。中途の募集職種は営業職・技術職・スタッフ職です。まず、営業職の場合、社歴問わず高収入を目指せる環境なのが特徴。たとえば「新築そっくりさん」戸建営業職の場合、平均年収720万円。最高年収2130万円となっています。

次に、技術職の場合は、経験・資格・能力で年収が決定します。たとえば設計プランナーの場合は、32歳/1級建築士で750万円、45歳/2級建築士で1010万円です。また、分譲マンションの施工管理の場合は、係員クラスで600万円、次席クラスで750万円、現場代理人で1000万円となっています。

実際の給与明細を見比べると、目安では見えてこなかった驚きの現実が!

住友不動産社員の給与明細(キャリコネ)

同じ年代でも職種だけでこれだけ違う

30代営業(非管理職)の 給与明細

30代技術(非管理職)の 給与明細

同じ職種でも年齢で◯◯◯万円もの差!

30代営業(非管理職)の 給与明細

40代営業(非管理職)の 給与明細

住友不動産の年収の内訳

営業職の報奨金は最高600万円

営業職の場合、固定給+歩合給もしくは報奨金が支給されます。歩合給は獲得粗利率額の最高25%報奨金は年間最高600万円まで支給されます。報奨金額は50万円単位で、半期ごとに定められる契約本数のボーダーを超えて初めて報奨金が支給されます。

技術職の場合は、1級建築士手当が毎月別途5万円支給されます。一部職種には報奨金制度があります。どの職種にも固定給には57時間分の固定残業手当が含まれています。

口コミには年収の実態を如実に表す証言がありました。

住友不動産社員の口コミ(キャリコネ)

頑張れば給料に反映される世界

「施工管理は成功報酬のため、担当物件を多く持つとそれなりに給料も上がる。 担当物件を多く持って頑張れば800~1000万も可能だが、査定の際に…

若いうちから高年収が見込める

「ボーナスでの還元が中心で、若いうちから稼ぐことができる点はいい。担当物件を多く持って頑張れば800~1000万も可能だが、査定の際に…

住友不動産と競合他社の平均年収を比較

住友不動産の競合や同業界である三井不動産、三菱地所の3社で平均年収を比較します。
各社の最新有価証券報告書に記載されている額は、住友不動産が667.4万円、三井不動産が1273.8万円、三菱地所が1264.7万円です。
この3社の中で最高額は三井不動産の1273.8万円で、最低額が住友不動産の667.4万円。その差はおよそ607万円で、かなりの差があります。
この比較企業の中では住友不動産は3番目に位置します。

社名平均年収平均年齢平均勤続年数従業員数(単体)売上高
三井不動産1273.8万円40.4歳11.1年1898人8837.94億円
三菱地所1264.7万円42.6歳17.3年1053人5672.86億円
東京建物1008.9万円42.3歳11.8年725人2190.05億円
住友不動産667.4万円43.2歳8.39年5732人8144.53億円

住友不動産の競合企業の年収についてはこちらの記事をご覧ください

住友不動産の面接対策はこちらの記事をご覧ください

出典・参考
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」「2019年国民生活基礎調査」
経済産業省「2021年企業活動基本調査速報-2020年度実績-」
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
マイナビ「2022年版 業種別 モデル年収平均ランキング」

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