【面接対策】JAL(日本航空)の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】JAL(日本航空)の中途採用面接では何を聞かれるのか

日本の航空会社で最も長い国内線と国際線の歴史を持つJAL(日本航空)への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、「人がら」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として評価されるので、事前にしっかり対策して臨みましょう。


航空業界への転職人気は高く、また景気に左右されやすいのもあって、非常に狭き門となっています。JALの社風を理解し、志望動機を明確にして、中途採用のチャンスをものにして転職を成功させましょう

JALの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

国際線は東京国際空港、成田国際空港、関西国際空港を拠点に、国内線は東京国際空港や大阪国際空港を拠点に、713路線(コードシェアを含む)を持つ日本航空。

「JALフィロソフィ」を念頭に「一人ひとりがJAL」という気持ちで各々の業務に誇りを持って働く姿勢もJALの魅力の一つであると感じている社員も多いようです。「ご搭乗いただくお客様の想いを繋ぐためにも、部署を越えた連携で運航に携わることにやりがいを感じる」「グローバルに活躍できる環境があり、お客様へ新たな価値を提供できる」という口コミが多く見られ、JALフィロソフィが全社的にしっかりと根付いていることが伺えます。

一方で、「海外でのテロ等によりフライトが影響を受けることがある。プレッシャーがかかる場面でも、冷静に運航方針を決定しなければならない。自分の判断がお客様の安全を守るという使命感のもとに業務にあたっている」との口コミも見られるため精神的にタフであることも要求されると言えるでしょう。

「仲間とともに働くことに誇りと喜びを感じ、世界の多様な文化と積極的にふれあい異なる文化・価値観を尊重する」そんな社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

JALの選考プロセスは、WEB書類選考、適性検査と3回の面接です。1次面接、2次面接は現場社員と人事によるもの、最終面接では役員と人事による面接が行われます。
現在の募集職種は業務企画職の中の事務系で、主に営業企画、空港業務、運航管理、路線企画、経理・財務、法務、施設企画などとなっています。年によっては業務企画職の「数理・IT系」と「技術系」、そのほかにも地上職(グランドスタッフ)、客室乗務員(CA)の募集も行われます。

業務企画職の職種は以下の通りです。

事務系

  • 営業企画
  • 空港業務
  • 運航管理
  • 路線企画
  • 経理・財務
  • 法務
  • 施設企画

数理・IT系
  • 路線収支管理
  • 運航管理
  • 生産管理
  • マーケティング分析
  • IT企画

技術系
  • 整備部門における各領域(整備技術、品質保証、生産管理、整備企画、部品管理、運航技術など)
  • 全社的な事業計画を中心とする計画・戦略領域担当


自分の経歴や専門分野とマッチする応募先を明確にし、「なぜその職種に応募したのか」を説明できるようにしておきましょう。

面接内容の傾向は?

JALの面接内容では、「失敗を恐れず常に新しいことに挑戦し、人任せにすることなく最後までやり遂げる」「仲間とともに働くことに誇りと喜びを感じ、世界の多様な文化と積極的にふれあい、異なる文化・価値観を尊重する」という社風が大いに反映されています。「これまでの最も困難を感じたこととそれに対してどう対処したのか?」「留学先でチームワーク力を発揮した経験」「当社が経営破たんした理由は何だと思うか」という質問が多く出され、業界研究を踏まえた企業研究をしっかりとして、自分なりの考えをまとめておくことが大切です。

また、志望動機など基本的な質問に加えて、「安全意識を持って業務に取り組んだ経験は?」「航空会社が社会で求められている責任とは何か」といった、航空業界ならではの切り口が求められるケースもあります。

このように「安全」や「社会的責任」について、論理的に自分の言葉で話せるかという点についても評価されるようです。

日本航空の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

JALの面接攻略法(面接対策)

日本航空の「ローリングプラン」を理解した上で自己分析をする

日本航空の面接を受ける上では、「2017~2020年度 JALグループ中期経営計画」を理解しておくことが不可欠です。

中期経営計画では、日本航空の目指す将来の姿として「世界のJAL」「一歩先を行く価値」「常に成長」をキーワードに、「JAL Vision」とそれを実現した時の具体的な姿として新たに「グランドデザイン」を掲げました

JAL『中期経営計画ローリングプラン2018』より

グランドデザインの中に、「世界主要500都市へ乗り入れ」「国際線旅客海外販売額比率50%」「異文化を理解し、多様化する世界で活躍するプロフェッショナル」という項目がありますが、これに沿った現職でのエピソードをもとに具体的な経験を紹介する事で、大きなアピールになります。例えば、「海外での業務をする際に、異なる文化、言語を持つ人とロジカルな考えを持ちコミュニケーションを取った」「グローバル社会の中で、凄まじいスピードで変化していく情報に対応し、成果を上げることで会社の収益に貢献できた」「日本人としてのアイデンティティをしっかり持ち、未知の世界に飛び込める行動力を発揮し、自ら考え行動し課題を解決した」といった経験談を伝えることがポイントになります。

また、これまでのキャリアの中で、お客様視点から提案した事や、新事業において利益の拡大を実現した事のエピソードがあれば、「すべてのお客様にストレスフリーを実現」「航空需要を喚起する新たな事業・サービスを創造」に絡めたアピールをすることができます。

その他に、「お客様の利便性向上と新しい価値創造を目標に、新たなテクノロジーを業務で活用しチャレンジした」というエピソードを通して、羽田空港でアバターロボット活用のトライアルを実施するなど、人と新技術を融合させたサービス提供により生産性向上を目標に掲げる日本航空に合致する人材であることをアピールしましょう。

「なぜJALに転職したいのか」を明確化するには他社研究を忘れずに

日本航空の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ日本航空か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、日本航空という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • ANA(全日本空輸株式会社)
  • スカイマーク株式会社

JALの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように採用面接を受ける前には、行動指針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「仲間とともに働くことに誇りと喜びを感じ、世界の多様な文化と積極的にふれあい、異なる文化・価値観を尊重する」という社風を意識して、チームワークスキルを高め、粘り強く挑戦した経験やグローバルな舞台で活躍できた事のエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

41歳女性/カスタマーサポート【結果:採用】

質問

接客は好きか

回答

その前の職はキャビンアテンダント…(口コミの続きとアドバイスを見る

27歳女性/パイロット【結果:1次面接で不採用】

質問

日本の電力関係の原発政策に関してどう思うか

回答

火力・風力・原子力・地熱などから日本が…(口コミの続きとアドバイスを見る

26歳男性/整備【結果:3次面接を辞退】

質問

安全についてあなたはどう考えるか

回答

効率性の向上などコスト削減が問われる昨今…(口コミの続きとアドバイスを見る

40歳女性/コールセンター【結果:採用】

質問

この企業で再度働きたくなった理由

回答

一度、契約満了になり退職したが…(口コミの続きとアドバイスを見る

JALの採用面接に向けて

日本航空の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「仲間とともに働くことに誇りと喜びを感じ、世界の多様な文化と積極的にふれあい、異なる文化・価値観を尊重する」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 日本航空の中期経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜか日本航空か」に対する応えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

元客室乗務員の大学講師(キャリア講座担当)


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