【19年3月期】業績好調も株価伸び悩む日本航空 大型投資は起爆剤となるか

【19年3月期】業績好調も株価伸び悩む日本航空 大型投資は起爆剤となるか

2010年に経営破綻し、2012年に国の援助で再上場した日本航空(JAL)。日本の航空業界ではANAとライバル企業の関係性があり航空需要が増加する中で業績好調です。果たしてどのような企業になっているのか。財務諸表や決算説明資料から現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上高は再上場後最大

2019年3月期の売上高1兆4872億円で前期比7.5pt増という再上場後で最も大きい結果となり、営業利益は1,761億円と前期比0.9%増となりました。しかし営業利益率は11.8%と0.8pt減となっています。

原因としては売上原価が前期比816億円増の1兆752億円となったためです。増加の理由は、市況上昇で燃油費が359億円増加、そしてエンジン整備等による整備費108億円増加などによるものです。

販売費及び一般管理費も2359億円と前期比9.7%増となっています。人手を増員したことなどで人件費118億円増加や旅客機関システム関連費が90億円増加しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は1,508億円で前期比10.2pt増となりました。法人税等調整額321億円の計上が大きく影響しています。この反動もあり、2020年3月期は前期比24.4pt減の1140億円となる見込みです。

なお、2020年3月期の通期連結業績予想は、第2四半期決算とともに売上高が1兆5630億円から1兆5160億円に下方修正されました。「燃油および為替市況前提の見直しと、上期実績および下期における最新の需要見通しを反映し、前回発表予想額から470億円の減少を見込んだ」としています。

営業利益(1700億円)、経常利益(1710億円)および当期純利益(1140億円)については変更がありませんでした。

セグメント分析:国際線の売上高が大幅増

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