損益計算書(PL):売上高は再上場後最大
2019年3月期の売上高は1兆4872億円で前期比7.5pt増という再上場後で最も大きい結果となり、営業利益は1,761億円と前期比0.9%増となりました。しかし営業利益率は11.8%と0.8pt減となっています。
原因としては売上原価が前期比816億円増の1兆752億円となったためです。増加の理由は、市況上昇で燃油費が359億円増加、そしてエンジン整備等による整備費108億円増加などによるものです。
販売費及び一般管理費も2359億円と前期比9.7%増となっています。人手を増員したことなどで人件費118億円増加や旅客機関システム関連費が90億円増加しています。
親会社株主に帰属する当期純利益は1,508億円で前期比10.2pt増となりました。法人税等調整額321億円の計上が大きく影響しています。この反動もあり、2020年3月期は前期比24.4pt減の1140億円となる見込みです。
なお、2020年3月期の通期連結業績予想は、第2四半期決算とともに売上高が1兆5630億円から1兆5160億円に下方修正されました。「燃油および為替市況前提の見直しと、上期実績および下期における最新の需要見通しを反映し、前回発表予想額から470億円の減少を見込んだ」としています。
営業利益(1700億円)、経常利益(1710億円)および当期純利益(1140億円)については変更がありませんでした。
セグメント分析:国際線の売上高が大幅増
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