【19年2月期】ABCマートは頭打ち? 営業利益率16.5%を維持しながら成長できるか

【19年2月期】ABCマートは頭打ち? 営業利益率16.5%を維持しながら成長できるか

国内の靴市場が低迷する中、業界トップのABCマートは業績を拡大しています。2019年2月期決算によると、19期連続の過去最高益を記録。店舗数も着実に伸ばしており、国内987店舗のほか、海外でも韓国や台湾を中心に298店舗を展開しています。財務諸表などを基に現状と今後の課題を整理します。


損益計算書(PL):粗利率は52.7%と高水準

ABCマートの2019年2月期決算は、売上高が2,667億円で前期比4.9%増となりました。売上高増加率は、昨年度の同6.4%増から微減しています。

売上総利益は1,405億円(前期比3.6%増)、営業利益は439億円(同1.3%増)となり、ともに増加しています。

粗利率は52.7%、営業利益率は16.5%で、どちらも競合他社に比べて高い水準です。ただし、ともに前期比で0.6pt減少しており、成長性及び効率性がやや落ちています。

セグメント分析:スポーツシューズが業績牽引

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