【面接対策】システナの中途採用面接では何を聞かれるのか

システナの公式ページに「役員昇格までの最短年数が入社3年半」という数字があります。年次関係なく活躍できる環境を表す数字ですね。実際に、同社で働く社員からも「入社年次に関係なく抜擢されて活躍する社員が多い」「能力、やる気がある人には仕事を任せる風土」という声があがっていました。

また、システナの特色として社内イベントの多さが挙げられます。同社ではバーベキューや運動会、大縄跳び大会など多様なイベントを開催してきました。これに対して社員からは「イベントが好きなので、とても楽しい」というコメントが見られる一方で「社内イベントの開催は休日にもあり、半強制参加なのが辛いところ」というコメントも見られました。そのほか「忘年会などのイベントも参加必須。欠席すると上司から理由を聞かれる」といった声もあることから、社内イベントへの参加、ひいては社員交流を、社員に対してシステナが強く推進している様子が伝わってきます。

「年次関係なく活躍可能で、社員交流を推進する」こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

書類通過後、2回の選考を経て内定となります。まず1次選考では適性テストと面接が行われ、その後2次選考にて役員や事業部部長との面接が行われます。同社の特色として、研修から経営理念や行動基準の唱和を練習すること、本社勤務の場合は毎朝の唱和をすることが挙げられる点から、同社が経営理念や行動基準を重視していることが分かります。面接で志望動機を聞かれた際は、システナの経営理念や行動基準を意識しながら回答することをおすすめします。

特に役員や事業部部長など理念唱和の習慣を推進する上層部が登場する2次選考では強く意識しましょう。また社員同士が会社内ですれ違った際に大きな声で挨拶するよう研修時から訓練されることから、大きな声でのあいさつや明瞭な発声も面接時に意識しておきたいポイントです。

自己紹介や転職理由など一般的な質問の後に、特徴的な質問がいくつか出されています。

たとえば、小学校や高校など就職以前のことを問う質問。「小学校の時にどんなことをして遊んでいましたか」「高校までの進路選択の理由を説明してください」「学生時代、最も困難にぶつかったことはなんですか」などの事例がみられました。こうした質問からはキャリアを築く以前の応募者を知ることで、その人の性格や志向の深い箇所を知ろうとする意図が読み取れます。準備として、面接に臨む前に自分の子供時代について振り返る時間をとることをおすすめします。当時の部活や印象的な出来事を書き出してみると思わぬ繋がりが見えてくるかもしれません。

つづいて、企業文化との親和性を問う質問。「システナの経営理念についてどう思いますか」といった大まかな質問から「毎朝、大きな声で理念を唱和する文化ですが大丈夫ですか」といったストレートな質問まで、聞き方は様々ですが問われる頻度は高いようです。そのため、経営理念および行動基準の事前確認は必須といえるでしょう。

システナの面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。2019年5月に発表された新中期経営計画には以下のようなものがあります。

計画の骨子として語られる「利益の最大化」。その後に1人当たり営業利益額などが明確に示されていることからも数字実績を同社が重視している姿勢が見て取れます。「売上・利益へのコミットは徹底されている」「技術職でも役職がつくと、お金の話が多くなる」という社員の声からもわかる通り、すでに同社では数字重視の文化がありますが、今後それがより一層強くなるといえるでしょう。

面接では、ご自身の仕事について話す際に「数字実績」をぜひ取り入れましょう。また、目標の数字に対して最後まであきらめずにコミットしたエピソードや、数字達成を目指すために工夫したエピソードもおすすめです。仕事柄数字を追うことがなかった方でも、コスト削減など利益をあげるための施策に取り組んだ経験があればそれを話されるとよいでしょう。数字に対する意識の高さが伝わります。

システナの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜシステナか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、システナという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• 富士ソフト株式会社
• 株式会社SRAホールディングス
• 日本システムウェア株式会社

このように、システナの採用面接を受ける前には、行動指針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「年次関係なく活躍可能で、社員交流を推進する」という社風を意識して、利益を意識して数字にコミットできる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

システナの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「年次関係なく活躍可能で、社員交流を推進する」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。


• システナの行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜシステナか」に対する答えを明確にしておく。