コネクシオの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
伊藤忠商事のモバイル機器販売業を請け負う会社として、1997年に設立されたコネクシオ。社名はラテン語で「絆」を意味し、「人をつなぐ、価値をつなぐ」という企業理念に基づいています。多種多様な通信サービスが展開する業界において、過去には経済誌の「3期連続増益ランキング」にも堂々のベスト10入りを果たすなど、通信インフラを支える第一人者として、現在も大きな影響力を持った企業です。
採用サイトには「従業員の満足なくして顧客の満足は得られない」とあります。実際に働いている人の声を聞くと、まず目に入るのは「風通しの良い職場」との意見。そこからは「役職にとらわれることなく感じたことを言える、相談ができる」など、協調性を大切にした環境ということが見えてきます。産休・育休制度の充実度も高く、女性の働きやすさを考慮した面もうかがえます。
一方では、「競合他社の増加から業界の競争が激しくなり、将来に不安を感じる」、さらには「統合合併を続けた結果、様々な会社の文化が存在してしまい統一感がない」という不満もあがっています。販売代理業を請け負う現場においては、「クレーム処理や休日出勤、残業の有無」など、店舗による職場環境の差が激しいことを問題視する意見もあり、「理念とのずれ」を指摘している口コミも見受けられます。
とはいえ「自らが掲げた案が採用・実現され、それが公正な評価へ昇華された際の達成感が、次へのやりがいにつながる」といった成果主義を取っていることが、良い意味で社員のモチベーションを保つ一因ともなっているようです。
「周囲との調和を心掛けながら自発的に目標を掲げ達成していける」、「日々進化する業界に遅れることなく、自分自身の改革および新たな事業展開までを模索できる」、採用面接では、こうした社風にマッチする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
コネクシオの中途採用プロセスは、書類選考の後、1次〜3次面接という流れとなっています。面接官は、1次は現場社員および人事担当、2次は人事部長クラス、最終は役員が担当します。これは応募する部署や時期によって変わってくるようです。選考期間はおおむね1週間〜1ヶ月程度です。
募集は「販売店業務」「法人営業」「エンジニア」他となっており、資格、勤務地、業務内容はそれぞれの職種により違ってきますので、事前にコーポレートサイトでの確認が必須です。同時に、事業の詳細や社員のインタビューなどにも目を通し、社風や仕事内容への理解をより深めておきましょう。
社会人としての基本ルールですが、みだしなみと時間には特に注意をはらう必要があります。接客業が主となる部署では、しっかりとした対応ができるかを見られますので、明朗な雰囲気をもって面接にのぞむことがポイントとなります。あわせて、携帯電話をはじめとするモバイル機器に興味があるかどうかも選考基準のひとつですので、不安があれば、ある程度の知識を身につけておくのが良いでしょう。
■面接内容の傾向は?
一般的な質問が多いようです。圧迫されるような雰囲気もほとんどなく、志望動機や自己PRをはっきりとした言葉で伝えられるかが重要視されます。経験者の場合は、前職ではどのような業務に就いていたか、得意な販売分野は何かなど、具体的な質問をされるとの口コミがあります。
前項にもあるように、入社後の業務にあたっては、携帯電話など通信機器における知識は必須となってきます。日々進化し続ける端末への理解、各キャリアとのプランの違い、それらにまつわる顧客からの相談やクレームに対しての対応など、様々な責任が生じてくる中、各々の仕事への意欲が試されます。
絶えず人材不足という問題をかかえる業界のため、採用率は高めの傾向ではありますが、反面離職率も高くなっているので、続けていくという強い意志を持っているかが採用判断基準になってくるといえます。これらを踏まえた上で、次項からは面接攻略法を紹介していきます。
コネクシオの面接攻略法(面接対策)
■「コネクシオプラン2020」を理解した上で自己分析をする
コネクシオの面接を受ける上では、「コネクシオプラン2020」と呼ばれる経営戦略を理解しておくことが不可欠です。「コネクシオプラン2020」は下図のとおり、5つの項目から成り立っています。
これらからなる経営戦略は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも関わってきます。十分に理解を深めた上で自己分析に落とし込み、面接でこの「コネクシオプラン2020」に合致する人材であることをアピールしていきましょう。
通信業界は常に進化をし続けています。それは昨今のIoTやインフラの拡大を見ても分かるように、この先も人々の生活に欠かせない事業となることは明白です。そんな中コネクシオは、「5G(第5世代移動通信システム)」という次世代通信規格を見据えた中期経営計画を掲げています。
計画には「顧客の満足度をより一層高めていく」とあります。新たな規格が誕生することによって、システムのさらなる複雑化や業界内での競争が懸念される中、常に顧客のことを考えた新しいオペレーションの構築が必要とされるであろう未来。それらを加味した上で「目標を達成するにはどのように仕事をしていくか」を念頭において業務にあたらねばなりません。
次に、「法人事業サービスの拡充」もあげられています。携帯販売事業のみが取り上げられがちですが、法人へのネットワークやプリペイドカードなどのソリューションサービスもサポートしているコネクシオ。個人の消費低迷や端末の買い控えが進む中、今後はこうしたコーポレーション事業の拡大も視野に、先見性を持ち合わせた新たな価値を創造していける能力も必要とされるでしょう。
以上のことから、個人として、チームとして顧客へのサービス向上を考え続け、将来を見据えた発想や改革を打ち出していける人材が求められてると言えます。志望動機では、このような点をアピールできるよう心掛けましょう。
■「なぜコネクシオに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
コネクシオの面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜコネクシオか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面もあわせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、コネクシオという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社ティーガイア
- MXモバイリング株式会社
- 兼松コミュニケーションズ株式会社
コネクシオの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、コネクシオの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「自発的に目標を掲げ達成できる」、「日々進化する業界に遅れず新たな事業展開を創造できる」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
30代前半/男性 代理店営業【結果:2次面接を辞退】
20代前半/女性 カウンターセールス【結果:内定を辞退】
20代前半/女性 ショップスタッフ【結果:入社】
20代後半/男性 ショップスタッフ【結果:入社】
コネクシオの採用面接に向けて
コネクシオの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「周囲との調和を心掛けながら、自分の目標を達成していける」、「日々進化する業界に遅れず新たな事業展開をも創造できる」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- コネクシオの経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜコネクシオか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。