【19年11月期】クックビズ、月額継続課金のダイレクトリクルーティング強化で収益力向上目指す

【19年11月期】クックビズ、月額継続課金のダイレクトリクルーティング強化で収益力向上目指す

飲食業界に特化した人材サービスで成長するクックビズ。2017年11月に東証マザーズへの上場を果たし、2019年11月期は増収増益で営業利益70%増と大きく伸びました。しかし決算発表を受けて株価は大きく下落しています。何か問題があるのでしょうか。財務諸表などを基に、会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):売上増加がコスト増を吸収し大幅増益

クックビズの2019年11月期決算は、売上高が29億7300万円で前期比18.7%増営業利益は2億2700万円で同70.7%増と大幅に増加しました。

売上原価は前期比5.3%増ですが4000万円と金額は低く、売上総利益は同18.9%増の29億3300万円。粗利率は同0.2pt増の98.7%と非常に高くなっています。なお、粗利率の水準は売上高の増加にかかわらずここ数期変わらず安定しています。

販売費及び一般管理費は前期比16.0%増の27億700万円ですが、売上高の増加がコスト増を吸収して、営業利益率は同2.3pt増の7.6%まで改善しています。

親会社株主に帰属する当期純利益も1億4000万円で、前期比97.2%増と倍近くに増えました。

なお、2020年11月期の業績予想は、売上高が前期比13.4%増の33億7200万円、営業利益が同32.6%増の3億円、当期純利益は同27.6%増の1億7800万円と予想されています。

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