【19年3月期】消費税特需で大幅増益のPCA クラウド強化で安定収益目指す

【19年3月期】消費税特需で大幅増益のPCA クラウド強化で安定収益目指す

基幹業務パッケージソフトウェアの業績を伸ばすピー・シー・エー(PCA)。消費税改正やWindows7のサポート終了に伴う特需で大幅な増収増益となっています。これを受けて2020年3月期は2度の上方修正。特需が終わると業績は下がるのでしょうか。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):特需とクラウドサービス成長で増収増益

PCAの2019年3月期決算は、売上高が前期比16.9%増の114億円営業利益は同54.6%増の12億4800万円で増収増益でした。

売上原価が前期比10.4%増で、粗利率は同2.5pt改善しており、販管費が同16.5%増えたものの営業利益率は同2.7pt増の10.9%となっています。

決算説明資料では、 Windows7のサポート終了に伴う企業のパソコン入替や2019年10月に予定される消費税改正への対応準備による特需で製品の売上が好調であることと、クラウド成長も継続したことにより大幅増収、増益となったとしています。

セグメント分析:オンプレミスからクラウドへ

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