イトーキの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
1890年創業のイトーキは、オフィスを中心に様々な施設で使われるデスクやチェアといった家具などの販売を行っています。また医療福祉関係、金融関係といったさまざまな施設や、オフィスの移転・リニューアルの際には、機器やセキュリティシステムを納入するなど、施設の「空間」そのもののプロデュースを手がけています。
そんなイトーキの社内は、「温かくアットホーム」「穏やかで家庭的な雰囲気」といった声が見受けられます。休日も取得しやすくワークライフバランスの調整もしやすいといえるでしょう。
またオフィス空間全体のトータルコーディネートを行うことがあるため、「困難なこともあるが、その分顧客の喜びをダイレクトに感じられる」「多種多様な内容で飽きることもなく、日々達成感を感じることができる仕事」などといった社員の声が多いです。顧客の求めていることに対応しやりがいを感じる、新しいことや幅広いことに挑戦することで達成感を感じるという人に向いている仕事といえます。
イトーキは、これまでに蓄積されたノウハウを生かし、新たな知見で働きがいや幸福を感じられる「空間」「環境」「場」を創り続けることを目指しています。面接でももちろん、こういった姿勢にマッチする人材であるかがみられるポイントとなりますので、意識するようにしましょう。
■選考は何次まで?
イトーキの選考プロセスは、書類選考、一次面接、適性検査、最終面接の流れです。面接官は、一次が人事部と所属部署の部長クラス、最終は役員クラスが担当することが多いようです。内定までの所要期間は、概ね1ヵ月程度です。
イトーキのキャリア採用では現在、人事職、人事企画職、営業事務職で募集を行っています。コーポレートサイトの採用ページに各職種の募集要項や応募者に向けたメッセージ、社員インタビューなどが掲載されていますので、事前によく確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では一般的な質問がほとんどですが、「イトーキのショールームに行ったことはあるか」といった質問もあります。「ショールームに行くと応募者の名前をひかえてくれる」といった口コミもありますので、可能な限り事前にショールームに行くと良いでしょう。そしてそこで感じたイトーキの魅力をしっかりまとめておき、自分の言葉で伝えられるように準備しておきましょう。
面接経験者の口コミには、「人物重視の面接と感じた」「コミュニケーション力をしっかりみせることが大切」などといった声もあります。イトーキでは、チームで協力しながら進める案件もありますので、どのような人とも円滑にコミュニケーションを取り、相談し合い一つ一つ解決できる力があることを、エピソードを交えアピールできると良いでしょう。
その他職種問わず、商品の製造工程などについて問われることもありますので、コーポレートサイトなどで商品についてよく確認しておくこともおすすめです。
イトーキの面接攻略法(面接対策)
■イトーキの2020年中期経営計画「働き方変革130」を理解した上で自己分析をする
イトーキの面接を受けるにあたり、2020年中期経営計画「働き方変革130」を理解し自己分析に落とし込むことが大切です。「働き方変革130」の内容は以下となります。
イトーキの「働き方変革130」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと確認し、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
コーポレートサイト内の社長メッセージの中で、働き方変革130について「『改革』ではなく、あえて『変革』とした背景には、今までの延長線上にない新しいイトーキへと変わっていきたいという、強い思いを込めています。」とあります。面接の場では、前職の経験などからこれまで積み重ねてきたことを活かしつつ、そこから新しい視点と責任をもって挑戦していける人材であることを強調することが大切です。
またオフィスづくりにあたっては、顧客の社風や業績、経営方針などを理解することも求められます。顧客のことをよく知り、自分は今何をすべきかを常に意識して取り組めるかがポイントとなります。これまでの経験の中で、相手が何を求めているかを見極め、最善を尽くし成果を上げられたことや、自身のアイディアで顧客に喜ばれたことなどがあればエピソードとして紹介するようにしましょう。
変化を恐れず新しいことに挑戦し、相手の本質や希望を見出し対応できる人材であることを積極的にアピールするのが重要です。
■「なぜイトーキに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
イトーキの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜイトーキか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「入社後どのようなことをしたいのか」「それが当社にマッチするのか」「この人の経歴は当社でどう活かすことができるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も併せて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、イトーキという企業についてしっかり理解することが大切です。そのためには、競合となりやすい他社研究も忘れずに行いましょう。具体的には以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
●株式会社内田洋行
●コクヨ株式会社
●株式会社オカムラ
イトーキの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このようにイトーキの採用面接を受ける前には、2020年中期経営計画「働き方変革130」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「働きがいや幸福を感じられる『空間』『環境』『場』を自らが活き活きと活動し生み出していく」という社風を意識しましょう。そして変化を恐れず新しいことに挑戦し、相手の本質や求めることを見出し対応することができる人材と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくことをおすすめします。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように対応するか、イメージをしっかりもち面接対策しておきましょう。
30代前半男性/ルートセールス【結果:三次面接を辞退】
20代後半男性/ルートセールス【結果:二次面接で不採用】
20代前半男性/ルートセールス【結果:入社】
20代後半男性/インテリア関連職【結果:入社】
イトーキの採用面接に向けて
イトーキの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「働きがいや幸福を感じられる『空間』『環境』『場』を自らが活き活きと活動し生み出していく」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールする。
●2020年中期経営計画「働き方変革130」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
●競合他社についても研究し、「なぜイトーキか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。