損益計算書(PL):売上増も原価が嵩み減益
2019年12月期決算は増収減益。ここ数期は売上増に反比例して粗利率が悪化しています。
売上高は104億8200万円で前期比11.6%増、営業利益は4億7800万円で同8.8%減でした。営業利益率は4.6%で同1.0pt減となっています。
売上原価は87億2800万円で前期比16.4%増。売上を上回る原価増により、売上総利益は17億5400万円と同7.3%減少しました。この結果、粗利率は16.7%で前期比3.4 pt減となっています。
市場の拡大に応じて拠点数を増やし売上は拡大したものの、それに伴って増加した売上原価を吸収できる収益性を確保できなかったことが要因です。
一方、販売費及び一般管理費は12億7600万円で同6.7%減とコスト抑制を図っています。
親会社株主に帰属する当期純利益は2億円で、前期比16.0%減とこちらも大きく減っています。
2020年12月期業績予想は、売上高118億円(前期比12.6%増)、営業利益6億円(同25.5%増)、経常利益6億円(同24.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億5000万円(同25.0%増)と大幅な増収増益となっています。
セグメント分析:主要事業は「訪問看護」
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企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。