ぐるなびの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
グルメ情報ポータルサイト「ぐるなび」を運営するぐるなび。「日本の食文化を守り育てる」という企業使命のもと、飲食店への支援を通じて、消費者に対して満足度の高い外食体験の提供を目指しています。
そうしたビジョンを実現させるための人材育成方針を具体的に示したのが「ぐるなび共育共創宣言」です。このような人材が同社の成長を牽引していくと考えられているため、入社を希望する人は十分に理解をしておく必要があります。
そんなぐるなびの口コミを見てみると、「スピード感をもって仕事ができる」「結果を残せばそれだけ評価される成果主義」「IT系だけれどばりばりの体育会系営業会社」というように、活気と勢いのある雰囲気であることがうかがえます。それゆえに、「若くてガツガツ動きたい人には向いているが、30歳を過ぎるとだんだんメンバーとの年齢差や雰囲気がキツイかも」「体を壊さないよう健康管理はしっかりとしたほうが良い」といったコメントも散見されます。
そして、なんと言っても多くの社員がやりがいを感じる瞬間が、「お店の売上が伸びたり、感謝されたりするとき」。また、コンシューマー向けサイトを手掛けているため、「利用されている」「貢献している」という感覚を肌で感じることができるのも、仕事の醍醐味のひとつとなっています。そのほか、「食に興味のある方にはいい会社であることは間違いない」というコメントもあります。
同社で働くにあたっては、「食に対する興味関心を持ち、活気ある雰囲気の中で積極的に行動していく」という社風にフィットしているかが重要なポイントとなります。こうした社風を意識したうえで、自己分析を進めてみてください。
■選考は何次まで?
基本的には、エントリー内容に基づいた審査の後、2〜3回の面接がおこなわれる流れです。一次面接の後にWebテストを受けたという口コミや、一次面接は集団面接だったという口コミもあります。内定までの期間は2週間〜1ヶ月程度が一般的なようですが、中には3ヶ月程度を要した人もいますので、スケジュール管理には注意が必要です。
現在、ぐるなびの中途採用では、営業・開発・企画・クリエイティブ等、様々なカテゴリーで数多くの職種が募集されています。詳細はコーポレートサイトに掲載されていますので、応募を考えている人はこまめにチェックしてください。
■面接内容の傾向は?
口コミ情報には、「オーソドックスな質問が多かった」というコメントが目立ちます。「志望動機」「ぐるなびでやりたいこと」「これまでのキャリア」については、手を抜かずにきちんと整理しておきたいところです。
また、ぐるなびならではの質問として「飲食業界についての考え方」を聞かれたという声も。「話の内容はもとより、相手に伝えたいという意思が感じられるか、前向きな意欲があるか、という点を見られていたように感じる」という体験談があります。
また、ある面接経験者は「外食企業を盛り上げたいという思いは企業として強くあると感じた」とのこと。食に対する興味関心はもちろん、外食産業や食文化を盛り上げたいという熱意を伝えることも大事なポイントになってくるでしょう。全般的に、様々な質問を通じて、業界や仕事に対しての当事者意識が問われる傾向にあるようです。
ぐるなびの面接攻略法(面接対策)
■ぐるなびの中長期戦略を理解した上で自己分析をする
ぐるなびでは、2021年3月期から2023年3月期を対象とした中期事業方針を策定しました。この3年間を「長期的な企業価値向上のための土台構築期」と位置づけ、「ユーザーファースト、予約を重視したUI/UXの徹底」「商品化による幅広い店舗への価値提供」「柔軟・多様な販売手法へ」という3つの変革に着手する計画です。
この変革の狙いは大きく3つあります。1つ目は「顧客の支持回復」です。同社は競合争いが激化し、顧客からの支持が低下した結果、業績の低迷を余儀なくされています。これは、市場環境の変化に対する対応の遅れと、飲食店サポーターとしての本来の像からの乖離に原因があると考え、ユーザーファーストのサイトづくりや営業施策・販売手法の見直しをおこなう方針です。
2つ目は「経営体制の強化」です。顧客の支持回復に向けた施策を実現するため、柔軟性のある社内システムへの刷新、収益体質の改善、会社と社員がともに成長を目指せるような人事戦略の強化をおこないます。
最後に「将来に向けた準備」として、ビジョンの実現に向けた新たな提供価値の創出に着手するとしています。
この中期経営計画から読み取れるのは、ぐるなびにとって次の3年間が、かつての「強いブランド」への復活をかけた非常に重要な期間であるということです。この計画を達成するために必要となってくる資質は、「食に対する興味関心を持ち、活気ある雰囲気の中で積極的に行動していく」ということに加え、変革を成し遂げる「胆力」かもしれません。自分はこれらの変革のどの部分に貢献することができるのか、自己分析に落とし込んだうえで、熱意を持って面接に臨んでください。
■「なぜ、ぐるなびに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
ぐるなびの面接では、「なぜ、ぐるなびなのか」という質問がたびたび出ます。面接官は、この質問を通じて、「入社後に何をやりたいのか」「これまでのキャリアをどう活かすつもりなのか」ということはもちろん、「食に対する興味関心はどの程度なのか」「食に対してどういうアプリーチで関わりたいのか」といった様々なことを見極めます。当然、競合他社との比較が必要になってきますので、以下のような企業は事前に研究をしておく必要があるでしょう。
- 株式会社カカクコム
- 株式会社リクルートライフスタイル
- クックパッド株式会社
ぐるなびの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ぐるなびが目指している方向性や、求める人材像が分かってきたのではないでしょうか。
ぐるなびの場合、食に対する興味関心があることが大前提であり、企業使命や理念をよく理解したうえで、自己分析に落とし込む必要があります。また、「活気ある雰囲気の中で積極的に行動していく」という社風にフィットしているかどうかも大事なポイントです。加えて同社は今、業績回復とブランド復活に向けた重要な時期にあります。「長期的な企業価値向上のための土台構築期」に自分はどう貢献できるのかということをしっかり考え、熱意を持って面接に臨みましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、シミュレーションしてみてください。
[20代後半・男性/法人営業] 【結果:入社】
[20代後半・女性/営業企画] 【結果:入社】
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】
[30代後半・男性/広報] 【結果:二次面接で不採用】
ぐるなびの採用面接に向けて
ぐるなびの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「食に対する興味関心を持ち、活気ある雰囲気の中で積極的に行動していく」という社風にフィットした人材であることを、具体的なエピソードを交えて伝える。
- 「ぐるなび共育共創宣言」や中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析を行い自己PRへと繋げる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜぐるなびなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかり準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。