【19年12月期】黒字化したスペースマーケット ビジネス・法人向け強化で利益伸ばせるか

【19年12月期】黒字化したスペースマーケット ビジネス・法人向け強化で利益伸ばせるか

スペースの時間貸し借りプラットフォームを運営するスペースマーケット。掲載スペースは1万2000件を超え、イベントなどのゲスト市場と不動産収益アップを図りたいホスト市場とをマッチングしています。2019年12月に上場、黒字化を果たしましたが、今後は成長が望めるのでしょうか。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):大幅増収で営業利益黒字化

2019年12月期決算は増収増益。売上高が大きく伸び、営業利益が黒字化しました。

売上高は8億7400万円で前期比51.2%増。営業利益は4400万円で前期の2億6900万円の赤字から黒字転換しました。営業利益は5.0%で、前期のマイナス46.5%から大幅に改善しました。

売上原価は2億5400万円と前期比9.5%増えましたが、売上総利益も6億2000万円で前期比79.2%増と大きな増収効果がありました。粗利率は70.9%で同11.1pt増。販売費及び一般管理費は5億7600万円で同6.3%減とコストカットに成功しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は4600万円で、マイナスからプラスに転じ黒字化しています。

なお、2020年12月期の通期業績予想は、売上高は前期比43.8%増の12億5600万円、営業利益は同417.8%の2億2700万円、経常利益は同599.4%増の22億3000万円、当期純利益は同354.1%増の2億800万円となっています。

セグメント分析:主軸はマッチングのプラットフォーム事業

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この記事の執筆者

企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。

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