【19年12月期】ピクスタ、デジタル素材で業績好調 アジアから世界へ展開できるか

【19年12月期】ピクスタ、デジタル素材で業績好調 アジアから世界へ展開できるか

デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタ。2015年9月の上場後、事業買収を始め積極的な投資戦略を展開しつつ、売上を大きく伸ばしています。財務諸表と決算報告書資料などを基に、会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上高は安定、営業利益率が大きく伸び

2019年12月期決算は増収増益。売上高は微増でしたが、営業利益が大きく伸びました。

売上高は27億5900万円で前期比9.7%増、営業利益は1億6100万円で同46.4%増でした。営業利益率は5.8%で同1.4pt増となりました。

売上増に伴い、売上原価は10億5200万円と前期比5.5%増となりましたが、売上総利益も17億0700万円で同12.5%増。粗利率は61.9%で同1.5pt増と微増です。販売費及び一般管理費は15億4600万円で前期比10.0%増えました。

親会社株主に帰属する当期純利益は9000万円で、前期の2100万円から増加しました。


なお、2020年12月期は、売上高は30億8700万円、営業利益は2億4000万円、経常利益は2億3700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億6100万円と大きく伸びる見込みです。


セグメント分析:主力事業は「PIXTA」で売上構成比は90%と圧倒的

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この記事の執筆者

企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。

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