【19年12月期】ファインデックス、病院向け画像システムが好調も20年12月期は弱気な理由

【19年12月期】ファインデックス、病院向け画像システムが好調も20年12月期は弱気な理由

医療業界を中心に自社で開発したシステムの提案およびコンサルティングをメインに成長するファインデックス。近年は、医療以外の分野へも事業を展開しヘルステック事業も展開。2019年12月期は業績を大きく伸ばしたものの、決算発表後には株価は急落。財務諸表と決算報告書資料などを基に、会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上も営業利益も順調に伸長

2019年12月期決算は増収増益。診療報酬改定などで医療機関の投資意欲が回復傾向にあることも追い風となり、売上も営業利益も伸びました。

売上高は42億8200万円で前期比18.8%増、営業利益は7億4300万円で同25.3%増でした。営業利益率は17.4%で同0.9pt増となっています。

売上増に伴い、売上原価は19億5100万円と前期比21.3%増えましたが、売上総利益も23億3100万円で同16.9%増。粗利率は54.4%で同0.9pt減と微減です。

販売費及び一般管理費は15億8800万円で前期比13.3%増えました。親会社株主に帰属する当期純利益は4億9900万円で、前期比25.4%増と大幅増でした。

なお、2020年12月期の通期業績予想は、売上高42億1000万円(前期比1.7%減)、営業利益5億8000万円(同21.9%減)、経常利益5億8300万円(同24.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3億7800万円(同24.3%減)と微減する見込みになっています。

セグメント分析:病院向け「画像ファイリングシステム」が主力

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この記事の執筆者

企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。

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