【面接対策】エニグモの中途採用面接では何を聞かれるのか

エニグモは、世界各国の出品者からファッションやコスメ関連の商品を購入できる越境EC「BUYMA（バイマ）」を中心に、海外在住の日本人がプライベートツアーを提供する「BUYMA TRAVEL」やファッション系メディア「STYLE HAUS」を展開しています。
越境ECの市場規模は年々拡大中で、経済産業省によると2020年には109兆円規模になると予測されています。
「BUYMA」も好調に成長中で、2020年1月には登録者数700万人突破、また商品総取扱高は前年比17％増加の532億7,600万円に達しています。

そんなエニグモの口コミからは、ベンチャー企業らしいラフでフラットで自由な社風が伺えます。
「任される仕事の質が高い」「スピード感がある」「社員同士仲が良い」といった声が多く聞かれ、またリフレッシュ休暇やベビーシッター補助制度といった福利厚生が整備され、産休育休取得率・復帰率が100％であるなど働き方にも配慮がされているようです。
また、特徴的な福利厚生として、全社目標の達成状況に応じてBUYMAクーポンを毎月全社員向けに発行する「社員クーポン」があり、ECを運営するエニグモならではの制度であり、買い物好きな社員が多いことが伺えます。

また、エニグモはミッションである「世界を変える、新しい流れを。」を実現するために、バリューとして「ENIGMO7」を設定し、社員は下記の価値基準を理解しそれに沿った行動をすることが求められます。

エニグモの募集職種は、ホームページの「採用情報」に記載があり、2020年3月時点ではエンジニア、ディレクター、財務経理と幅広い職種の募集が公開されています。
採用が充足されれば募集公開は停止されるため、随時「採用情報」から、経験を活かせる職種の募集がされているか確認しましょう。

応募はWEBから行い、履歴書・職務経歴書の他にポートフォリオなどの補足資料の提出が可能です。
応募後は、書類選考を経て面接を三回、最終面接の前にWEB適性検査の受験を行います。また、採用情報に詳細は記載されていませんが、一次面接の際にテストも同時に行われるようです。

面接では、志望動機やこれまでの経歴といったオーソドックスな質問に加え、主要事業である「BUYMA」を利用した感想や改善点、またECの利用経験について質問を想定しておきましょう。「BUYMA」事業の強みについて問われたという口コミもあり、事前に「BUYMA」に登録するとともに、ビジネスの収益構造や特徴について情報収集して準備をすることをおすすめします。

また、面接はエニグモの社風と同じくラフな雰囲気で進み、面接官の人柄も話しやすく明るい方がいらっしゃることが多いようです。面接の場にふさわしい丁寧な言葉遣いに気をつけつつ、あまりに堅い話し方にならないように気をつけると、エニグモの社風に合う人材であることをアピールできるでしょう。
併せて、「ENIGMO07」の内容を確認し、共自身のこれまでの経験と照らし合わせて、実践してきたことや共感したことを伝えられるように整理しておきましょう。

エニグモの面接を受ける前に、中期目標「Challenge2025」を理解しておきましょう。

「Challenge2025」では、営業利益50億、営業キャッシュフロー150億、5年間の平均ROE（自己資本利益率）25％の3つを目標として掲げています。

目標達成のため、「BUYMA」の購入者向けにはマーケティング活動の自動化ツール「MAツール」の本格導入やSNSの活用によって繰り返し購入を促し、LTV（ライフタイムバリュー）を最大化することを目的としています。また、商品面では購入しやすいアイテムを揃えることも戦略の一つとしています。
「BUYMA」の出品者向けには、出品を効率化するツールによる出品数拡大、また世界中のセレクトショップの連携による法人出品者の拡大、レディース・メンズ以外のサブカテゴリでの出品の強化を主な戦略としています。

また、M&Aを通じて、「BUYMA」の強化や新規事業の創出にも注力することを掲げています。
2020年から2025年の5年間の目標である「Challenge2025」の内容を把握し、面接の場ではこれに関連した逆質問や自己アピールを通じて、エニグモへの興味関心を印象づけるとともに、今後の成長に寄与できる人材であるとアピールしましょう。

面接では、「なぜエニグモに入社したいのか」といった志望動機に関する質問への明確な回答が求められます。この問によって、「これまでの経験をエニグモで活かせる人材なのか」「エニグモの社風に合う人材なのか」ということに加え、「エニグモへの熱意」を判断しています。

「BUYMA」や「BUYMA TRAVEL」のビジネスモデルや特徴、中期目標「Challenge2025」の理解に加え、競合他社を理解した上で志望動機に肉付けをしましょう。国内市場には「BUYMA」と同じモール型の越境ECの競合他社がまだ少ないため、海外で展開しているモール型越境ECや、国内のCtoCプラットフォームと比較しておくのが良いでしょう。
また、いずれも実際にWebサイトやアプリを利用して、自分なりに違いや特徴を整理しておきましょう。

• アリババグループ（天猫商城）
• Inagora株式会社
• 株式会社メルカリ
• ヤフー株式会社（ヤフオク！）

エニグモが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。エニグモの場合中期目標「Challenge2025」を理解し、バリューである「ENIGMO07」に沿った行動や振る舞いが出来る人物であることが重要です。また、主要事業である「BUYMA」や越境ECへの興味関心も面接では問われます。
また、「BUYMA」に登録し、実際に顧客体験をした上で面接に臨み、「BUYMAに興味関心が有り、今後の成長を期待できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

エニグモの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• バリュー「ENIGMO07」を理解し、それに合致した考えと行動が出来る人材だとアピールすること。


• エニグモの中長期目標「Challenge2025」を理解し、これに沿った自己分析を行い、自己PRにつなげること。


• 越境ECのビジネスモデルや競合サービスについての理解を深め、「なぜエニグモなのか」に対する答えを明確にしておくこと。