損益計算書(PL):販管費抑制で増収増益
2019年12月期決算は増収増益。第2四半期の決算後、通期の決算を下方修正しましたが、それを上回る着地となりました。ただし、大手既存顧客の広告予算縮小などにより、粗利率は低下しています。
売上高は900億円で前期比3.1%増、営業利益は26億円で同48.9%増でした。営業利益率は2.9%で同0.9pt増と改善しています。
売上増に伴い、売上原価は722億円と前期比3.4%増えたものの、売上総利益は177億円で同2.1%増。一方で、粗利率は19.7%で同0.2pt減と微減です。販売費及び一般管理費は151億円で前期比3.2%減と抑制しています。
親会社株主に帰属する当期純利益は19億円で、前期比0.3%増と微増でした。
なお、2020年12月期の通期業績予想は、後述するマーケティング事業において、売上高が910億円(前期比9.2%増)、EBITが31億円(前期比18.5%増、HD管理コスト配賦前)、EBITDAが36億円(前期比4.5%増、同)と前期より改善する見込みです。
セグメント分析:主軸のマーケティング事業が伸び悩み苦戦
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企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。