損益計算書(PL):減収減益だが為替要因を除くと増収
アサヒグループホールディングスの2019年12月期決算は、売上収益は前期比1.5%減の2兆890億円、営業利益は同4.9%減の2014億円で減収減益でした。主力事業が伸び悩んだことに加え、円高影響もあって売上、利益ともに減少しています。
なお、為替変動によるマイナス影響を除くと、売上収益は前期比0.8%増の増収になります。
売上原価は前期比0.5%減の1兆2973億円に抑えたものの、粗利率は同0.6pt減の37.9%に悪化。販管費も前期比2.5%減の5903億円に抑えましたが、営業利益率は同0.4pt減の9.6%となっています。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比5.9%減の1422億円となりました。
なお、2020年12月期の業績は、売上収益が2兆1350億円(前期比2.2%増)、事業利益が2185億円(同2.6%増)、営業利益が2035億円(同1.0%増)、当期純利益1430億円(同0.6%増)の増収増益になると予想されています。
セグメント分析:「酒類」と「国際」が2本柱
お読み頂きありがとうございます。続きで読めるコンテンツは
4347文字画像4枚
自動車・IT系が得意。分かりやすい記事を発信できるよう努めます。