損益計算書(PL):売上高が急増、21年1月期も増収増益予想
ネオジャパンの2020年1月期決算は増収増益でした。売上高は前期比40.6%増の37億4300万円、営業利益は同32.4%増の6億9900万円といずれも大きく増えています。
売上原価も前期比73.2%の15億1900万円と急増。売上総利益は前期比24.6%増の22億2400万円と増えたものの、粗利率は前期比7.6 pt減の59.4%に悪化しています。
販売費及び一般管理費は前期比21.3%増の15億2500万円。
親会社株主に帰属する当期純利益は4億9500万円で、前期比29.6%増と大きく増えています。
売上原価及び販売費及び一般管理費が大きく増加しているのは、子会社化した株式会社Pro-SPIRE分が反映されたためです。株式会社Pro-SPIREは従業員約120名の大半がシステムエンジニアであり、その給与が売上原価又は販管費(人件費)として計上されています。
なお、2020年1月期決算・損益計算書には、株式会社Pro-SPIREの第4四半期分のみ反映されています。
なお、2021年1月期の通期業績予想は、売上高53億3100万円、営業利益5億4000万円、経常利益5億6000万円、親会社株主に帰属する当期純利益3億5200万円と、増収減益を見込んでいます。
新型コロナウイルスによる影響ではなく、前期に設立した海外子会社2社の活動が次期から本格化することに伴い、「当面は投資が先行する見込み」とのこと。
セグメント分析:主力は「desknet's NEO」のクラウド版
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企業戦略の策定や分析をしています。分かりやすい財務分析を目指します。