【20年2月期】スギ薬局のスギHD　新型コロナとセルフケア需要の高まりで好業績

スギHDの2020年2月期決算は、売上高は前期比11.0%増の5420億円、営業利益は同15.3%増の298億円で2ケタの増収増益でした。

売上原価は前期比9.7%増の3798億円と増えたものの、増収効果で粗利率は同0.8pt増の29.9%に改善しています。

販売費および一般管理費は前期比13.7%増の1324億円と増加。販売費、人件費、一般管理費のすべてが増えており、特に賃借料が前期比18.5％増と大きくなっています。

これにより営業利益率は前期比0.2pt増の5.5%とわずかな改善にとどまりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比15.8%増の208億円となっています。

なお、2021年2月期の業績予想については、新型肺炎による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから決算短信では開示しないとのことです。