損益計算書(PL):3年で売上高が約2倍に
ロゼッタの2020年2月期決算は、売上高は前期比34.5%増の39億1000万円、営業利益は同32.8%増の4億4900万円で増収増益でした。
売上原価は前期比21.2%増の13億6200万円で、粗利率は同3.8pt増の65.2%に改善しました。
販管費は前期比45.2%増の20億9900万円とコストアップしましたが、これは人件費が前期比で2億7200万円、販売手数料が同1億1200万円増えたことなどによるもの。これにより、営業利益率は同0.1pt減の11.5%とやや悪化しました。
この他、特別損失を3900万円計上したり、前の期にあった保険解約返戻金などの特別利益1250万円がなくなったりしましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比20.3%増の3億800万円と大幅に増えています。
なお、業績予想については、MT事業が2018年2月期第4四半期より急成長期に入ったことから、MT事業の売上成長が落ち着くまでは固定値として開示しないとしており、2021年2月期は、売上高39億1000万円以上、営業利益4億4800万円以上とのみ公開しています。
この業績予想は、2020年4月14日現在までにコロナ禍によって実際に影響を受けた実績および状況を元にしたものであり、緊急事態宣言でどのような影響が出るかについては今のところ予測不能とのことです。
セグメント分析:MT(機械翻訳)の売上急増、HT(人的翻訳)は高収益
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