三菱UFJ ニコスの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
三菱UFJフィナンシャル・グループの中核企業としてクレジットカードサービスを提供する三菱UFJニコス。グループ全体で、日本はもとよりアジアを代表する金融グループを目指しています。
三菱UFJニコスは、近年政府も後押しするキャッシュレス決済の分野で先行してシェアを獲得することを経営課題の一つに挙げています。新たな経済活動のスタイルを社会に浸透させるための重要な役割を担っており、社会貢献度の高い企業だといえるでしょう。
実際に働いている人の口コミでは、「申し分ない福利厚生」「産休育休が取りやすく復帰している女性も多い」といった評価が多く、安定して働ける環境が整っています。
業務については「ルーチンワークが多い」「ミスが許されない仕事なので必ずチェックが入るし、自己裁量の余地はない」など、決まった仕事を正確にこなせる人に向いているといえるでしょう。
新規参入も盛んなカード業界で、競合他社と比べてシステム構築や意思決定のスピードは早いとはいえないものの、グルーの規模が抜群の安定感につながっています。採用面接においても、銀行業をバックグラウンドにもつ堅実で保守的な同社の社風を理解して臨むことがポイントです。
■選考は何次まで?
三菱UFJニコスの中途採用は、MUニコス・ビジネスサービスの所属となった上で同社へ配属される形になります。応募は、三菱UFJニコスのコーポレートサイト上にある採用ページから「スタッフ社員採用」をクリックし、専用ページからおこないます。
書類選考を通過すると、面接は二次まで予定されています。
一次面接では、今までの経歴や希望する条件、就業開始日などの聞き取りがおこなわれます。フルタイムやパートタイムなどライフスタイルにフィットした働き方が可能な「スタッフ社員」の採用となるため、ここで希望条件をしっかりと伝えられるようにしておきましょう。また、聞き取りのほかに適性テストが予定されています。筆記試験の準備も適宜おこないましょう。
二次面接は、配属される職場の上長との面接になります。面接時に職場環境の説明もありますので、確認しておきたいことなど質問事項をまとめておくとスムーズです。
■面接内容の傾向は?
三菱UFJニコスの中途採用面接は、基本的に面接官と1対1でおこなわれ、一般常識と社会人としてのマナーやコミュニケーション能力を見定められるものになっています。
質問内容については、同社の会社情報や事業内容を問われるものは少なく、受験者の職務経歴について丁寧に確認する傾向があります。今までに転職歴がある場合は、転職理由を問われる可能性もあるのできちんと答えられるよう準備をしておきましょう。
実際に面接を受けた人の口コミを見ると、「面接というより面談のような雰囲気だった」「面接官が話しやすい雰囲気を作ってくれた」といったものが多く見られ、こちらの答えを丁寧に聞いてくれる面接官が多いようです。
三菱UFJニコスの採用面接では、奇をてらう質問や威圧する雰囲気はほとんどないと考えてよいでしょう。慌てずに受け答えができるように、企業研究と自己分析をしっかりおこなっておくことをおすすめします。
三菱UFJ ニコスの面接攻略法(面接対策)
■三菱UFJ ニコスの経営ビジョンを理解した上で自己分析をする
MUFJグループと「経営ビジョン」を共有する同社。「日本と世界の健全な発展を支える責任を胸に、社会の確かな礎となる」というミッションを掲げ、これを追求するためのビジョンとして「中長期的に目指す姿」を明文化しています。
世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ
具体的な内容は次の3点です。
●「お客さまの期待を超えるクオリティを、グループ全員の力で」
●「お客さま・社会を支え続ける、ゆるぎない存在に」
●「世界に選ばれる、アジアを代表する金融グループへ」
アジアを見据えた成長戦略を立てるMUFJグループにおいて、クレジットカードサービスを提供する三菱UFJニコス。2018年に政府が公表した「キャッシュレス・ビジョン」を受けて、「安心・安全・快適なキャッシュレス環境を整えていく」としています。情報通信技術が発展する昨今では、デジタル化によるサービス開発にも積極的に取り組む姿勢を示しており、今後、現場の業務内容も変化する可能性があります。
過渡期にあるカードサービス業界を勝ち抜いていくための柔軟性もさることながら、現場では、従来から重んじられている「顧客・社会からの信用を損ねることなく堅実・正確に業務をこなせる人材」が今後も必要とされる傾向にあります。
■「なぜ三菱UFJニコスに転職したいのか」の明確化には他社研究を
三菱UFJニコスの中途採用面接で必ず聞かれるのが志望動機です。面接官は、この問いに対する答えから「会社についてきちんと理解しているか」「入社後にやりたいことと業務内容がマッチしているか」を見極めています。ここで「同社でしっかりと実力を発揮できる人材である」ことを印象付けられれば、内定に大きく近づくでしょう。そのためには、競合となりやすい他社についても研究し、三菱UFJニコスとの違いを明確にしておきましょう。
現在のカードサービス業界は、さまざまな母体をもつ企業が各社さまざまなサービスを打ち出し顧客獲得を競っています。今後、増加が見込まれるキャッシュレス決済の需要を受けて、新たな付加価値をもつ企業の新規参入など競争が激しくなることが予想されます。他社研究では、こうした業界の状況も含めしっかりと把握するよう意識しましょう。
以下に競合となる企業を例示しました。バックボーンの違いが各社の戦略や企業のカラーに強く影響していることを理解し、競合する他社を研究することで三菱UFJニコスの特徴をつかみ、「なぜ三菱UFJニコスか」という問いに明確に答えられるよう準備しておきましょう。
- 株式会社クレディセゾン
- 楽天株式会社
- 株式会社三井住友ファイナンス&リース
- オリックス株式会社
三菱UFJ ニコスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ここまで見てきたように、三菱UFJニコスの中途採用面接では、経営ビジョンに基づいた自己分析や他社研究をおこなった上で志望動機を整理しておくことが大切です。また、「銀行母体のカードサービス会社であり、堅実で保守的」な社風を意識し、「信用を重んじ、正確・着実に業務をこなせる人材」であることを印象付けられるエピソードを準備しておくとよいでしょう。
次に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/金融関連職] 【結果:入社】
[30代前半・男性/社内SE] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・女性/ルートセールス] 【結果:二次を辞退】
[30代後半・男性/その他] 【結果:入社】
三菱UFJ ニコスの採用面接に向けて
採用面接に向けて、準備するべきポイントが理解できたでしょうか。自己分析と企業研究をしっかりとおこない、面接で伝えたいことをまとめておくことは必須です。それでは、最後にもう一度、三菱UFJニコスの中途採用面接を受ける上で重要な事柄3つをおさらいしておきましょう。
- 銀行母体のカードサービスであり、「堅実で保守的」な社風であることを踏まえ、これに合致した人材であることをアピールする。
- 経営ビジョンを理解して、これに沿った自己分析をおこない自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ三菱UFJニコスか」に対する答えを明確にしておく。
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