【20年3月期】セキュリティソフトのデジタルアーツ 減収減益でも株価急上昇の理由

【20年3月期】セキュリティソフトのデジタルアーツ 減収減益でも株価急上昇の理由

情報セキュリティ事業を展開するデジタルアーツ。国内最大級のフィルタリングデータベースを核に、Web、メール、ファイルのセキュリティ製品を開発。2020年3月期は減収減益も、21年3月期は大幅な増収増益予想で株価は急上昇しています。現金を稼ぐ力が強く財務面も健全。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):20年3月期は減収減益

デジタルアーツの2020年3月期決算は、売上高は前期比3.4%減の56億4200万円、営業利益は同11.4%減の23億2800万円で減収減益でした。

国内子会社のコンサルタント人員増加による労務費やクラウド製品等の新規開発完了に伴うソフトウェア償却費の増加により、売上原価は前期比28.6%増の13億6200万円に増加し、粗利率は同6.0pt減の75.9%に悪化しています。

前期の海外戦略見直しに伴うグループ再編によって収益性が改善したことで、販管費を前期比9.3%減の19億5200万円に抑えたものの、営業利益率は同3.7pt減の41.3%に悪化しました。

これらにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比18.9%減の15億9100万円となりました。

2021年3月期の業績は、売上高が75億円(前期比32.9%増)、営業利益が35億5000万円(同52.5%増)、当期純利益24億5000万円(同54.0%増)の増収増益と予想しています。

セグメント分析:企業向けが売上の6割弱、公共向けは3割強

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この記事の執筆者

自動車・IT系が得意。分かりやすい記事を発信できるよう努めます。